表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人間嫌いな俺とビッチな少女  作者: マイナスイオン
罰ゲームから始まった2人の出会い
9/61

嫌いな曜日ランキング第1位は月曜日

よろしくお願いします。



休みというのはあっという間に終わるものだ。


そして最も憂鬱な曜日ランキングというものがあれば1位に輝くであろう月曜日。


人と関わることが嫌いな俺は特にこの月曜というのは格段に嫌いだ。

人に気を使うことなく過ごせる土日と違って

嫌でもあんな集団社会に塗れなければいけないのだからな、、


それでも今までは誰とも関わらない生活ができていた。だがそれすらも許されなくなった。

なぜか?胡桃萌という厄介な女に絡まれるようになってしまったからだ。


ただ、この前のデート?というもので愛想を尽かし、話しかけてこないんじゃないかと言う

期待もあったがどうやらそうではないらしい。


「この前の土曜日なにしてたの?」


鬼の形相で目の前には胡桃萌が立っている。

なんでこいつ怒ってるんだ?


「土曜日?いちいち覚えてねーよ」


「絶対嘘!なんか女の人と歩いてたでしょ!」


土曜日?あーもしかして姉貴のことか?

にしてもこいつが怒ってることと全然話が繋がらないんだが、、


「あー、姉貴と買い物行ってたかもしれねえな」


「お、お姉さん?あんな美人な人が鍋島のお姉さん?」


いちいち言い直すな。似ても似つかないことは俺も

理解してるからな。


「ああ、そうだよ。心配しなくても俺だって姉貴と全然似てないのは気づいてるから」


「でも、この前みたいに前髪あげたら少しはマシになるんじゃない?」


「そこまで見てたのか、嫌だよ。これ以上顔だしたくなくて前髪伸ばしてんだからな」


「事情は知らないけど、今度のデートの時はそうしてもらうからね!それにしてもねぇ....鍋島にお姉さんか」


「なんだ文句あるか?」


「ううん、べっつにー。2人姉弟なの?」


「ああ、姉貴と俺の2人姉弟だ」


あ、つい会話の流れで余計なことまで口を滑らせてしまった、、


「ふーん、よかった。彼女じゃなくて....」


「なんでそこで安心してるんだよ?」


「き、聞こえたの?当たり前でしょ!告白した相手に彼女がいて振られたなんて惨めすぎるじゃない!」


「はは、ブレないなお前は。ま、俺に彼女なんてのはいないし、できるわけもつくることもないから心配するな」


「なに笑ってるのよ。そもそも誰も心配なんてして

ないし!今日は私と一緒に昼休みを過ごすこと!

屋上で待ってるからね!じゃあ!」


そういい立ち去る胡桃、言いたいことだけ言って去っていきやがった。


でもいつぶりだろうか。家族以外の会話で俺が笑ったのは。話すようになってほんの数日のはずなのに、どうやら彼女は人との距離の詰め方が上手いみたいだな。だけど俺は心は開かない。人はどうせ裏切る。


はぁ、俺が胡桃に惚れることはないのに、いつまで俺につきまとうのだろうか?


そんな疑問を持ちながら、俺は席に着く。


そしてまた今週も孤独な、そしてその孤独さが心地の

いい1週間が始まるのだ。


ここまでご覧いただきありがとうございます。

時間があれば今日中にもう1話投稿できたらと思います。面白いと感じていただければブクマ、評価、感想よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ