悪の教典 貴志祐介
こんにちは、しんどうみずきです。
最近、ちょっとずつ読書がうまくなってる気がしています(いまさらですが)。
学校の国語の授業なんかでは過去の名作を詳しく分析して、一行ずつ解釈していくとか、主人公がなにを考えているだとか、作者の経歴を調べたりだとか、そういうことを行いますよね。私にとっては辛く、苦しい作業でした。
だいたい作者の経歴なんて調べてどうするんでしょうかね。
作者不明の名作は評価されないってことなのかな、と考えるとすごく無意味に思えてくるんですよね。
ま、それはさておき。
私のいう読書がうまくなるとは、うまく感情移入できる、映像を頭の中で浮かべられる、そしてストーリーの筋を技術的に把握できる、ということです。
最初のひとつはいいですね。
ただ、感情移入しすぎると誰かが死んだ時に号泣したり、辛い展開を読み進められないといった問題が起こるので注意です。
私も今回、ちょっとだけその症状が出ました。
かなりエグいストーリーですからね。
そして二番目はかなり重要です。
感覚的に、最初から出来る人もいるのでしょうが、映像化スキルをレベルアップすることで読書が格段に楽しくなります。同名の映画と小説を見比べるというようなことをすると上達するかもしれません。
それに、読み飛ばすことの多い情景描写も楽しめるようになりますから、ぜひとも習得しておきたい技術ですね。
三つ目。
ストーリーを技術的に把握できること。
これは趣味みたいなものですが、作者がプロットを組み立てる上でどのような工夫を施しているのか、場面を盛り上げるためにどんなことをしているのか、そういうことを考えつつ読むのも面白いです。
映画やドラマでは、どうしてこのアングルから撮影したんだろうみたいなことを思いながら鑑賞しています。なかなか興味深いですね。
さて本題。
かの貴志祐介先生の『悪の教典』でございます。
ご存じの方も多いでしょうが『新世界より』の作者ですので、今作も大いに期待して読んだのですが、その期待に違わずものすごい作品となっておりました。
現在、映画もやっていますね。
ではあらすじをAmazonから引用します。
とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか──ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。
だそうです。
そのとおりですね。
怖いですね。
読んでみると、想像以上に恐ろしい内容となっているので、心臓の弱い方にはあまりオススメしません。
私は映画も見に行くつもりです。
ーーーーここからネタバレ有りーーーー
よくある学校妄想ネタのなかに、教室にテロリストがやってくるというものがあります。
たいていは銃を持った相手で、どういうわけか簡単にやられてくれるらしいのですが、ここまで徹底的に殺し尽くす作品というのは久しぶりに読みました。
たでぬまくんあたりに倒されるのかなーとか思っていたんですけど、その彼も瞬殺とか。
しかし、不良がAED使うことを考えるかなあ、とか思ったりしたんですけど。
細かい疑問はいろいろ出てきましたが、ここまで迫力のある虐殺ストーリーは初めて読みました。
もっと頑張って欲しいですね。
以上、今回はこのへんで。
しんどうみずきでした。




