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チャタレイ夫人の恋人   D・H・ロレンス

 お久しぶりです。

 ようやく夏が近づいて来ましたね。更新が滞っていたのは、まあ、残念ながら読書をする暇がなかったというかなんというか……すみません。要はさぼってたからです。

 そして久々の作品がまたかなりきわどい小説となりました。

 私の感想欄では18禁の内容になるようなことは書かないのでご安心ください。ま、文学にそういうのはつきものなので皆さん慣れてると思いますけどね。




 あらすじはアマゾンから引用します。


 コンスタンスは炭坑を所有する貴族クリフォード卿と結婚した。しかし夫が戦争で下半身不随となり、夫婦間に性の関係がなくなったため、次第に恐ろしい空虚感にさいなまれるようになる。そしてついに、散歩の途中で出会った森番メラーズと偶然に結ばれてしまう。それは肉体から始まった関係だったが、それゆえ真実の愛となった―。現代の愛への強い不信と魂の真の解放を描いた問題作。



 だそうです。

 タイトルからして「夫人の恋人」ですからね。不倫だということは感づいていたでしょう。

 ここで豆知識なのですが、本作は過去に発禁処分を受けています。過激な性描写がアウトだと判断されたんですね。

 私個人的にはさほどエグくもないかなあと思ったりしたんですが、昔の、それに外国のことですから判断基準がよくわかりません。

 別に私がディープな知識を持ちすぎて感覚が麻痺しているとか、そういうわけじゃありませんよ。あしからず。

 最初は読むのがちょっとつらかったです。

 でもだんだんと文体に慣れてくると、登場人物たちの感情だったり生き方だったりに共感できるようになって、物語に入り込めると思います。

 あんまり理屈っぽく読むにはむいてないかもしれません。

 サラリと読み進めて行きましょう。












------------ここからネタバレ有り-----------








 なんか旦那さんがかわいそうですよね。

 いくら下半身不随だからって使用人の猟番なんかと奥さんが駆け落ちしてしまうんですから。

 本人たちに性格的な問題があることもわかります。

 クリフォードも貴族的過ぎますし、コンスタンスも女の子願望がある。その人間的な本質を叶えてあげられなかったのが、彼の失敗なのかなと感じました。



 でもなあ、不倫は良くないよなあ。

 浮気されたらそりゃショックだし現実から目を背けたくなるのも理解できます。

 クリフォードもまた最終的には子供のような精神状態に戻ってしまいますし、彼らの本性が露呈したがゆえの離婚、違う言い方をすればお互いに性格を偽った上での結婚だったのでしょう。

 人間そうやって生きていくものでもありますけどね。



 自分が自分らしく生きていける人生こそが、本当の幸せにつながっているのかもしれません。

 私はそんなメッセージを読み取った気がします。

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