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壜詰の恋   阿刀田高

 さてさて前作で阿刀田高が気にいったのでさっそくブックオフで中古本を購入してきてしまいました。色々種類があったのですが、とりあえず手に取ってみたのが『壜詰の恋』です。

 個人的には前回紹介した『早すぎた予言者』のほうがクオリティが高くておススメです。

 とはいえ、こちらもなかなか素晴らしい作品があったので紹介していきたいと思います。

 短編はタイトルも楽しみの一つになりますね。

 そうそう、こちらは色っぽい大人の関係が多いのでご注意ください。

 文学には多いシチュエーションなので問題ないとは思いますけどね。







――――――――――ここからネタばれあり――――――――――――――――













 表題作である壜詰の恋が一番良かったんじゃないでしょうか。

 旅先で一夜限りの関係を持った女が付けていた香水を、すこしずつ嗅いでいく男。そのたび、素晴らしい夜のことを思い出す。

 やがてビンに詰まった香水はなくなってしまう。

 男はあちこち店を訪ねまわるが、なかなか同じ香水を見つけられない。

 そんな折、九段の香水が大量入荷したという話を耳にする。男は喜び勇んで香水を買ったが、街中でいろんな女性が付けることになった香水の香りは、ただの平凡なものに変わってしまった……。

 というあらすじです。

 面白いですよね。

 身の回りにも意外とそういう物って多いんじゃないかなと思います。

 自分だけの秘密だからこそ、なにか異様な興奮を覚える。マニアックな趣味は見せびらかすものじゃありませんね。私の秘密は……ふふふ。




 というわけで今回はこの辺で失礼します。

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