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モナミは世界を終わらせる?   はやみねかおる

 さて、記念すべき2012年最初の一冊は、はやみねかおる大先生の『モナミは世界を終わらせる?』でした。

 さっそく余談ですが私は、はやみねかおる先生の大ファンです。

 しんどうみずきという名前が平仮名なのもちょっとした真似であったりなかったり。

 夢水清志郎シリーズはコンプリートしています。いちおう。

 ちなみにまったく関係ないですが、昨年最後に読んだ本は東野圭吾の『ガリレオの苦悩』でした。



 本作『モナミは世界を終わらせる?』は女子高生のモナミが主人公。

 はやみね先生の作家20周年記念の作品だそうです。

 Amazonから引用すると


高校で起きた出来事が世界の大事件になってしまう!? 世界の命運をにぎる少女を守るため、現れた男は…? 信じられない謎とトリックの連続! はやみねかおる作家生活二十周年記念作品!!


 らしいです。内容に間違いはありませんね。

 先生の作品にしてはかなりライトな感じで、サクサク読めます。文章は簡潔、だけど言葉遊びを散りばめてる感じ。

 ファンタジーなのにミステリー要素多数! とだけ宣伝しておきます。



――――――――――――――――ここからネタばれあり―――――――――――――――――――――








 ここからは作品を読んだ者同士の楽屋話です。

 正直、もうちょっと長く読んでいたかったなあ……と思う作品でした。推理作家というだけあってどんでん返しが多く、ジェットコースターに乗っかっているような感じ。

 それゆえかあっという間に読み終ってしまいました。

 個人的にはモナミンとナル造のカップリングが見てみたかったりしたのですが。

 周りの人間がことごとくキーパーソンというあたりが憎らしいですね。

 天才永遠さんとか、シスコン全開の丸男とか。何だこのキャラはと思ってしまいます。



 しかし私があっと思ったのは冒頭のシーン。

 ――視線を感じる!

 なんと素敵な出だしでしょう。

 物語の最初に事件を起こせなんてよくいいますが、このくらいの日常のハプニングがちょうどいいと思うんですよね。キャラを表現しつつ、読者の心もキュッとつかむ。

 さすがはプロなんだなあと思いますね。



 で、読み終えた感想は。

「はやみねかおるがライトノベルを読んだのか?」

 という感じでしたね。

 学校までの坂道、異様に濃いキャラクター、主人公の名前、世界を変える能力、エトセトラ。

 あれで能力バトル物になっていたら完全にラノベです。

 新しい分野に挑戦してみようという意欲が感じられます。



 個人的に好きな場面は、やっぱりラスト。

 モナミンと丸男が別れちゃうんですよね。シスコンが恋をしたらどうなるのかって気にはなってたんですけど。

 あそこで変に甘くしないのがまたいいんです。

 まあ、個人的な要望をいえばアイスクリームのことよりも下ネタのほうがよかった……ような(当方、男子高校生ですので許して下さい)。

 それにしてもシリーズに出来そうなくらい良いキャラが多いんですよね。

 もっと読みたい!



 今回はここらでお終いにしておきましょう。

 不定期更新の予定ですので次回がいつになるかわかりませんが。

 それでは good night and have a nice dream!



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