表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖王伝(修正中原稿)  作者: 竜人
第三章 新たなる領主
74/190

第069話

領主の葬儀は、領民に伝えられて大々的に行われた

ギルバートにとっては、これが嫡男としての最期の行事になる

後は代行が到着するのを待つだけだった

そして、ジェニファーにとっても、これは大きな仕事であった

夫であり、領主でもあるアルベルトの葬儀となる

それに今後の事を考えると、ここでの失敗は許されなかった


領主の葬儀は公の行事となる為、街の主要人物にも招待状が送られる

そして葬儀は、翌日の正午から行われる事となった

嫡男の成人を祝う誕生日に倒れ、それから1週間も経たずに葬儀となる

その為ダーナの街は、大いに混乱をしていた


あれから大型の魔物は出現せず、魔物の襲撃も散発的なものであった

警備隊も大きな事件こそ無かったが、人数が減った現状では巡回の人数も多くは出せない

その為に主要な街区だけに、警備の兵士が立っていた

だから街の有力者が陰で人を動かし、暗躍していても誰も気付かなかった


葬儀は7月の13日の正午、しめやかに行われた。

場所は領主邸宅のすぐ側にある、ダーナの教会で行われた。

ダーナの主要な教会となり、300人は収容出来る大きな教会である。

しかし列席する者が多くて、その席は埋まっていた。

多くの領民が出席し、領主を失った悲しみに暮れていた。

教会に入りきれない領民は教会の前に集まり、式の間は外で跪いて祈っていた。


「ここに、領主アルベルト・ダーナ・クリサリスの国葬を執り行います」


教会より司祭が出席し、葬儀の進行を務める。

領民の葬儀なら神父で十分だが、領主となれば司祭が出なければならなかった。

司祭が重々しく礼をして、死者の冥福を祈る。

続いて女神にこれから赴く死者の名前と経歴が読み上げられる。


主に行われるのはアルベルトの葬儀だが、同時に騎士達の埋葬も行われる。

これは犠牲者が多く、先に兵士の埋葬が行われていた事もあった。

騎士達はその活躍が認められ、領主と共に埋葬される事となった。

その為に領主の墓の周りに、騎士達の墓も用意されていた。


「ねえ?

 お父様はどこ?」

「父様はいらっしゃらないの?」


フィオーナもイーセリアも事態が呑み込めず、父親を捜して辺りをキョロキョロと見る。

葬儀の意味が理解出来ず、父親の為の式と言われて来たのにその姿が見当たらない。

自然と不安になり、涙を浮かべて母親と兄を見上げる。

ギルバートは胸が締め付けらる様な気持ちになり、二人の肩を抱き締める。


「大丈夫…

 大丈夫だから…」

「お兄ちゃん…」

「お兄ちゃ…」


泣いては駄目だ

オレは領主の息子だから

今日は堪えて…

二人の為にも、堪えなくては…


ギルバートは唇をキツく噛み締め、悲しみを堪える。

その兄の腕の震えを感じて、二人の妹は静かに兄の手を握った。

その横ではジェニファーも、悲しみを堪えて前を向いていた。


「故アルベルト・ダーナ・クリサリスの御霊が、安らかに天上へ誘われる様に

 また多くの騎士が、共に彼を守り、その御霊を平安であられん事を…

 ここに女神様への祈りとして捧げます」


司祭が締めの言葉を捧げて、女神様の像へ深く礼を捧げる。

教会の鐘が鳴り響き、折しも正午を過ぎて1時の鐘も鳴り響いた。

これで葬儀の祈りは終わり、後は街の中央で献火台を組んで遺体を燃やすだけであった。

燃やされた遺体から遺骨が集められ、街の見下ろせる高台にある墓に収められる。

これは教会が執り行う仕事になる。

公式行事はここまでで、後は個人で参加を希望する者だけとなる。


領民の代表が黙祷をして、帰途へと着こうとする。

その中の一人が、不意に声を上げた。


「おや?」


その声は静まり返った教会中に響き、思わず声を上げた本人も驚く。

辺りは何事かと騒めき、声を上げた領民を責める様に睨む者も居た。


「一体何事かね?」


司祭がうんざりと言った様子で、静かに尋ねる。

その声音は優しいが、大事な式で余計な騒ぎを起こすなという感情が籠っていた。

領民は恐る恐るといった様子で、女神様の像を指差す。

本来は指差すなど不敬に当たるのだが、この際はそうも言っていられなかった。


男が指差した先には、2mほどの高さに2mの大きな女神様の像が、壁にしっかりと固定されている。

柔和な微笑みを浮かべ、両手を胸の前に組んだ祈りのポーズで足元の司祭や領民を見下ろしている。

その女神様の顔に、涙を流した様に目の下に亀裂が入っていた。


「な!」

「これは?」


司祭と神父が像を見上げ、異変に気が付く。

列席の領民も見ていたが、式が始まる前には女神様の像には異常は無かった。

それが泣いている様に亀裂が入っている。

何かの予兆だろうか?


ザワザワ!

「これは…凶兆か?」

「何と!

 あまり良い兆しとは見えませんね…」


領民達も気付き、不吉だと騒めき始める。

領主が亡くなったばかりだと言うのに、不吉な兆しが現れた。

それも女神様からの警告の様に、像に亀裂が走っている。

そもそも魔物が現れたのも、女神が人間を滅ぼす為と言われていた。

それは噂であったが、真実でもある。


「静まりなさい!

 女神様の御前になりますぞ!」


司祭が大きな声を上げて、全体に注意を向けさせる。


「この事はよく調べてから公表します

 それまでは、くれぐれも軽率な行動は控える様に!」


司祭が釘を刺したので、領民達はそれ以上は騒げなくなった。

領民達は聞こえない様にヒソヒソと話しながら、教会の出口に向かって歩き始める。

程なくして教会の外も騒がしくなるが、警備兵が注意を促して騒ぎを鎮めようとする。

しかし、騒ぎは次第に街中にまで広まっていった。

その為か、広場に集まる領民は思ったより少なくなった。

街中の家は窓を閉め、暗く陰鬱な雰囲気に包まれる。


「これは…

 ただ事ではござらんな」


将軍が席を立ち、ジェニファーの側に来て呟く。


「ええ」

「このまま、何事も起こらなければ良いのだが…」

「くっ」


将軍の言葉に、ギルバートは不安になっていた。

今日は儀礼用の服しか着ておらず、帯剣もしていない。

何か遭ってからでは遅いと、ギルバートは武器を取りに戻る事にした。


「母上

 私は少し離れます

 会場には直接赴きますので、将軍と向かってください」

「坊ちゃん?」

「分かりました

 無茶はしないでね

 将軍」

「は、はい

 では…

 行きましょうか」

「フィオーナ

 イーセリア」

「はい」

「お母様…」


二人の妹は不安そうにギルバートを見上げる。

ギルバートは二人の妹を、不安にさせてはいけないと思った。

それでニコリと笑って頷くと、彼は邸宅へ向かって駆け出した。

何かが起こってからでは、遅すぎるのだ。

彼はその事を、父の死の時に学んでいた。


「お兄ちゃん…」

「お兄様…」

「さあ、行きましょう」


ジェニファーに手を握られ、二人は不安そうに兄の去った方を見た。

しかし母に手を握られ、黙って連れられる様に教会を後にする。

将軍は周囲を警戒しながら、三人を護る様に広場へと向かった。

将軍は目配せをして、兵士達に警戒する様に促す。


後に残された司祭と神父は、女神様の像を見上げていた。

彼等には、祈り、見守る事しか出来ない。


その涙の様な(きず)が何を意味するのか?

領主を失った街を憂いてか?

それとも、これから起きるであろう凶事を暗示してなのか?


彼等は不安の籠った眼で、女神の像を見上げていた。


「さあ、神父様と司祭様も行きましょう

 修復はギルドに依頼しますから、今は式を行いませんと」

「う、ううむ」

「そうですね…

 ここで悩んでいても解決はしませんですね」


兵士に声を掛けられ、二人も教会の出口へ向かう。

出る前にもう一度像を見上げるが、女神からの応えは得られなかった。


司祭と神父が兵士に連れられて広場に着くと、既に会場の準備は済んでいた。

二人の後ろから、棺に入れられた領主の遺体が運ばれる。

棺はゆっくりと運ばれ、広場のみなに見守られながら献火台の上に置かれた。

その周りの献火台には、騎士達の棺が置かれる。


司祭がその前へ向かい、呪文を唱え始める。

司祭クラスの者が使える浄化の炎の魔法だ。

呪文は女神様に認められた、少数の者にしか扱えない。

悪しき魔力を消し去る、浄化の青白い炎が燃え上がる。


「おお

 女神様よ

 その深き愛を持って、この者達に安らかなる眠りを与え給え

 Flame of Goddess'love,grant me a peaceful sleep.」

カツコツ!


司祭が呪文を唱えていると、足早に歩く音が響いた。

戦闘用に武装したギルバートが広場に入り、司祭の反対側に回る。

そこには遺族の代表として、ジェニファーが二人の妹の手を取って立っていた。

傍らに将軍が立ち、兵士も数人警備に立っている。

その後ろに、広場を囲む様に領民が集まっていた。


「坊ちゃん、それは?」

「ああ

 嫌な予感がするから、念の為だ」


ギルバートがジェニファーの横に向かうと、周りに居た領民達からざわめきが起こる。

中には舌打ちをする者も居たが、将軍とこっそり見ると、視界の端には街の有力者の姿が見えた。

彼等はギルバートが、武装して来た事に顔を顰める。

それは式の為にでは無く、何かを警戒している様子であった。


「坊ちゃんの判断が、正しかった様ですな」

「ああ

 まさかここで事を起こすとは思えないが…

 警戒はしていてくれ」

「はい」


二人は小声で話し、要注意人物がどれだけ居るかを確認する。

領主が居なくなった今、街を占拠するチャンスと思っていたのだろう。

中には式典用の服の下に、武装をしている者の姿も見える。

無防備で出席していれば、このまま殺されたかも知れないだろう。

その内の一団は、先日ギルバートにしつこく絡んでいた娘の姿も見える。


「なるほどねえ…

 オレじゃなくて、領主の座が狙いだったのか」

「坊ちゃん?」

「いや、何でもない」


あの商家の一族は、要警戒だと心に刻む。

他にも豚のローストを褒めていた娘も、怪しい一団を引き連れている。

その様な集団が、出席する領民の中にチラホラ見え隠れする。

父親の葬儀中に暗殺まで企んでいるのだ、証拠が揃い次第勾留する必要が有ると思った。


「おお!

 女神様

 この声をお聞き届けください

 彼等に平安の時を

 Purifying Flame」

「女神様

 彼等に平安を」

「安らかな眠りを与え給え」


司祭の呪文が完成し、女神様への祈りの言葉が述べられる。

その声は晴天に響き渡り、静かに献火台へと灯される。

青白い炎は燃え上がり、献火台の棺を包んだ。

それは静かに燃え上がり、その全てを焼き尽くす。


「おお、女神様

 今、あなたの元へ、この偉大な領主の御霊をお送りいたします

 彼に安らかな眠りをお与えください」

パチッ!

パチパチ!


台の木材に火が付き、乾いた音を立てて燃え始める。

浄化の炎の青白い炎が、台を覆って燃え広がる。

炎は不思議と熱くなく、側に寄っても燃える事は無い。

浄化と言うだけあって死者以外には効果は無く、生者を燃やす事は出来ないのだ。

それは献火台と、棺だけを燃やし尽くすのだ。


「お父様…」

「お兄ちゃん、父様はどうなったの?

 起きて来ないの?」

「ああ

 父上は旅立たれたんだ…

 女神様の所へ行ったんだよ」

「え?」

「もう…

 会えないの?」


二人の眼に涙が浮かぶ。

ギルバートはしゃがみ込み、二人を抱き締める。


「ああ

 父上は、もう…

 帰って来ない」

「そ、んな…」

「父様…

 う、うわああん」

「あああん」


二人が声を上げて泣き始め、ギルバートはギュッと抱き締める。

その様子を見て領民達も涙ぐみ、すすり泣く。

そしてここが頃合いと見た男達は、腰の得物に手を掛けた。

踏み込もうと男達が腰を落とし、商家の主人が合図の手を挙げようとした時、娘が短く悲鳴を上げた。


「ヒッ」

「静かにしろ

 式が終わるまで待て無かったか?」

「貴様は…」


いつの間に背後に回ったのか、アーネストが娘の喉元に短剣を突き付けていた。


「大事な式を壊したくない、静かにここを離れろ」

「貴様、誰に…」

「静かにしろ…

 オレは本気だぞ!」


普段の彼は温厚で、笑っている姿しか見せていなかった。

しかし今のアーネストは、暗殺者さながらの様に鋭く男達を睨んでいた。

そして不思議な事に、これだけ声を出しているのに周りは気が付いていなかった。

男達はその事に気が付き、慌てて周囲を見回す。


「ああ、あんた等が考えてる通りだよ

 魔法を使わせてもらった」

「ぐ、ぬう」

「小僧、貴様は誰に…」

「関係無いな

 親友の…

 大好きなあの人の葬儀を台無しにしようとしたんだ

 相応の覚悟はしてもらうぞ」


アーネストの手が動き、娘の喉元から血が流れる。


「ひ、ひい」

「わ、分かった…」

「しかし…」

「娘に…

 この子に何かあったらどうする気だ!」

「分かればいい

 将軍!」

「うむ」


視線を上げると、いつの間に近付いたのか将軍と兵士が集まっていた。

領民達は将軍の様子を不審に思うが、騒いではいけないと思って献火台へと視線を戻す。

その間に兵士達が男達を拘束し、広場から連れ出した。

その様子を見て、他の武装した集団も大人しくなった。


「助かった」

「いえ

 オレも腹が立ってたから…」


二人は小声で話しながら、ギルバートの後ろへと移動する。

ギルバートは騒ぎに気が付かないふりをして、二人の妹と献火台を見詰めていた。

そんな三人の横で、ジェニファーは毅然とした態度で炎を見詰めていた。

領主の妻として、ここで泣き崩れるワケにはいかなかったからだ。

やがて炎は遺体を焼き尽くし、台の上の木材も燃え尽きた。


集まっていた領民も、一人、また一人と会場を後にする。

後に残るのは本当の意味で領主を信奉し、近しく付き合っていた者だけであった。

そこには各ギルドのギルド長達の姿もあった。


「良いのか、報告はしなくて?」

「ああ

 今はそうっとしておきましょう

 明日からが大変ですし」


ギルド長達はギルバート達を遠巻きに見詰め、声を掛けられずにいた。

一部の反乱分子についても、既に手配はしてある。

将軍が指示を出し、会場で不審な動きをしていた者達を追って街へ向かう。

それに関しての報告も、事後処理に回す事にした。


「しかし、領主が倒れた途端にこれとは…

 情けない」

「すまん

 ワシの不徳の致す所じゃ」

「いや、あなたの所為(せい)では無かろうよ

 奴等は元々勘違いしておったからな

 街を守っておったのは真実、領主様だけじゃった

 それだけじゃ…」


商工ギルド長は身内の不始末を嘆いたが、冒険者ギルド長も溜息を吐いていた。

あそこで武装していたのは、雇われたとは言え冒険者である。

そういう意味では、彼の監督不行き届きでもあるのだ。


「アーネスト坊やはお手柄じゃな」

「ええ

 自慢の孫弟子ですわ」

「しかし…

 女神様のは、コレでは無いんじゃろうな」

「恐らく…」


ギルド長達は溜息を吐く。

まだまだ一波乱ありそうだと予想出来るからだ。


彼等以外にも、王都から潜入していた兵士達も動いていた。

所謂(いわゆる)暗部と呼ばれる、影の実行部隊である。

アルフリート殿下の事は知らないが、反国王派の動きを見張っていたのだ。

そして彼等が、こうして領主の嫡男を狙っていた。

拘束するには十分な理由である。


司祭が神父や教会関係者に命じ、領主の遺骨を集めさせる。

その姿を眺めながら、各々がこれからの事を考え、重く沈んだ空気を感じていた。

ダーナを守っていた、領主アルベルトは亡くなったのだ。

その事が領民達や、教会関係者達にも暗い影を落としている。


こうして、ダーナ領主アルベルト・ダーナ・クリサリスの葬儀は終了した。

午後3時の鐘が鳴る中、遺骨は墓へと運ばれて行った。

街を見下ろす様に、小高い丘の上の墓に埋葬されるのだ。

そうしてギルバート達やギルド長達が見守る中、遺骨は埋められて墓石が上に置かれる。


「女神様

 あなたの子が、御許へ旅立ちました」

「安らかに眠らせてあげてください」

「終わったな…」

「ああ…」


司祭達が祈りを捧げ、墓前に花を添える。

それは領主邸宅で育てられた、あのダリアの花であった。

ギルド長達は最後に墓前に花を手向け、ギルバート達に挨拶をして去って行った。

ギルバートも花を手向けると、墓前で祈りを捧げる。

それから妹達にもやり方を教え、もう一度一緒に祈った。


「父上がゆっくり眠れる様に、こうしてお花を供えて祈るんだよ」

「お父様はここで眠っているの?」

「そうだよ」

「もう…

 会えないの?」

「そうだねえ

 会えないけれど、ここで二人を見守ってくれているんだ

 だから…

 だから感謝して、お花とお祈りをしてあげないと…ね」

「う、うん」


ギルバートは涙を堪え、二人の妹に教える。

こうして代々、死者の平安が祈られて来た。

アルベルトも今、その祈られる側に回ったのだ。

この子達も育って、やがて祈られる側に立つだろう。

それまでは、ここに来て祈りを捧げるのだ。


「二人が良い子にして

 こうしてお花を持ってきてあげないと…

 父上が寂しがるだろうから

 時々来てあげて欲しい

 出来るかな?」

「うん」

「はい」


ギルバートの言葉に、二人は元気よく返事をする。

そして、両手を合わせて熱心にお祈りをした。


「父上、見ていてください

 私は必ず約束を守り、この国を平和にしてみせます」


ギルバートは決意を新たに、父の眠る墓前で誓うのであった。

まだまだ続きます。

ご意見ご感想がございましたら、お聞かせください。

また、誤字・脱字、表現がおかしい点がございましたら、ご報告をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ