表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖王伝(修正中原稿)  作者: 竜人
第二章 魔物の侵攻
33/190

登場人物とあらすじ

青き海に囲まれ、緑美しき世界

アース・シー

その北西に位置するクリサリス聖教王国に、突如異変が起こる

クリサリス聖教王国の北西の要

国境を守護する辺境、ダーナ公爵領

そこに古より伝わる、魔物が姿を現す

魔物は開拓民の集落を襲い、砦も陥落した

辺境伯アルベルト公爵は、軍を興してこの討伐に当たる

大将は国境を守護する、西部騎士団のガレオン将軍

しかしその将軍をしても、魔物の討伐は失敗に終わる

何とか魔物のボスは倒せたものの、将軍はその魔物と相打ちになる

そして討伐の遠征軍は、魔物討伐を諦めて帰還する

これ以上の深追いは、時期的にも難しかった

季節は秋を過ぎて、冬を迎えようとしていた…


登場人物


ダーナ


ギルバート・クリサリス

アルベルトの息子 9歳

次期ダーナ領主として期待されている

まだ幼く、普段は剣術の稽古と、領主になる為の勉強をしている

根は真面目なのだが、時々いい加減な行動をする

剣術が得意で、今は小剣を使った戦闘訓練をしている


アーネスト

アルベルトの嫡男である、ギルバートの親友

ギルバートとは、6歳の頃からの幼馴染

両親は魔道具工房を営んでいたが、流行り病で亡くなっている

ダーナ領に引退した、元宮廷魔術師のガストン老師に引き取られて育てられた

並外れた魔力を持っており、それで魔導士になる事を志している

真面目な性格が災いして、融通が利かない面もある


アルベルト・ダーナ・クリサリス

ダーナ公爵

クリサリス聖教王国、国王ハルバート・インペリアル・クリサリスの従弟に当たる

クリサリス聖教王国の辺境、ダーナを守護する辺境伯でもある

建国戦争の際には、国王の隣で活躍していた

今は現役を退き、辺境の治安を守る事に専念している

堅物な性格が災いして、小さな失敗を偶にする


ジェニファー・ダーナ・クリサリス

ダーナ公爵婦人

アルベルトの配偶者で、ギルバートの母親である

アルベルトに相対して、柔軟な性格をしている

しかしおっちょこちょいな面もあり、それで失敗する事もある

領主館の庭で、花を育てる事を趣味にしている

ダーナの名は、ダリアの花が元だと言われている

それで領主館の裏庭には、大きなダリアの庭園がある


フィオーナ・クリサリス

アルベルトの娘 ギルバートの妹

6歳になったばかりで、ギルバートからは4歳近く離れている

まだまだたどたどしい話し方で、セリアの方が話し方は上達している


イーセリア

集落から助け出された幼女

ほとんど喋らず、その素性は不明

老婆から聞いた話では、生まれてすぐに両親を亡くし、年老いた老夫婦が育てていたらしい

アルベルトに引き取られて、ギルバートとフィオーナの妹として育てられる

時々不可思議な行動を取る

アーネストはその様子に、違和感を感じている様子だが…


エレン(エリザベス)

ダーナ領主邸宅に勤める、メイドの一人

実はヘンディーの幼馴染で、ずっとヘンディーを思っていた

幼い頃は少年の様な恰好をしていて、それでヘンディーは男と勘違いしていた様で…

しかし負傷した事で、二人はようやく向き合う事が出来た

これでヘンディー将軍も、大切な人を見付けた事になる


運命の糸(フェイト・スピナー)


エルリック

謎の組織、運命の糸(フェイト・スピナー)の一員

その規模は不明で、本人(いわ)く、女神の使徒であるという

真っ赤な帽子に赤い外套

赤い民族衣装風の衣服を着て、赤い手袋とブーツを履いている

そんな目立つ格好をして、潜入捜査もこなす凄腕の密偵である

彼は女神からの指令で、ダーナの街に潜入している


ベヘモット

運命の糸(フェイト・スピナー)の一員

紫のトーガと呼ばれる、古式の服装をしている

紫のローブにマント姿は、魔術師か文官の様にも見える

しかし彼は、貴族の様な優雅な仕草をしていた

一体何者なのか、正体は不明である

人間に対して、天罰として宣戦布告を告げに現れる

魔物による人間の世界への、侵攻を宣言しに来たのだ


魔王

女神の使徒の中でも、魔物の王として魔物や魔族を率いる者達

ベヘモットも魔王ではあるが、彼の本来の役目は運命の糸(フェイト・スピナー)である

他の魔王は、普段は魔物の行動を見張る役割を果たしている

今回の侵攻に際しては、魔物を率いる大将の役目を授かっている

しかし性格に難がある為に、この様な役割は特別である


現在確認されているのは、フードを被った長身の男と、背の低い男である


『団地妻、昼下がりの秘密』

これは正確には、登場人物ではありません

エルリックがアルベルトに、翻訳の為に手渡した書物です

所謂、大人の読む本で、中身はアレな事やコレな事が書かれています

元々は古代王国文字で書かれた書物を、帝国文字で翻訳されています

これを遺した人物は、よほど中身が気になったんでしょう

苦労して、この書物を翻訳しています

アーネストはこの書物のお陰で、後に古代王国文字を修得します


ダーナ騎兵部隊


ヘンドリックス(ヘンディー)

大隊長

5部隊の騎馬部隊の総指揮を執っている

見た目は大柄な筋肉質な戦士

戦闘も激しく突進する力技を主にするが、実は意外に細かい戦術も行える

これは甥っ子である、アーネストの影響である

今は三十路に近付き、結婚出来ない事に悩んでいる


魔物の侵攻を前にして、将軍の職を任される

本人は師匠である、将軍を敬愛していたので、その職にはまだ着けないと思っている


ダナン

第1部隊 部隊長

寡黙であまり喋らない

真面目な性格で堅物な性格

大隊長を尊敬している


ジョン(ジョナサン)

元第2部隊 部隊長

愛嬌のある若い部隊長だった

猪突猛進な、突進攻撃をする勇猛な戦士だった

親友であり同期の部隊長ロンメルを、魔物に殺される

それで魔物に、激しい憎悪を抱く

部隊を出奔して、行栄知れずになる


アレン(アレンフォード)

第2部隊 部隊長

ジョナサンが居なくなった後、第2部隊の部隊長を任されている

まだまだ経験不足だが、将来を期待されている

細身の身体だが、クリサリスの鎌を器用に振り回す

ロンメルとジョナサンの件で、魔物には恨みを抱いている

しかし明るい性格なので、狂気には染まらずに済んでいる


ハウエル

第3部隊 部隊長

大人しい性格で、普段は他の部隊長の仲裁役を買っている

得意なのは弓術で、部隊も馬上から弓で射る戦闘を得意とする

今は部隊が縮小した為に、第3部隊の隊長を受け持っている


エリック

第4部隊 部隊長

まだ若い部隊長で、ジョナサンやロンメルの一つ下になる

まだまだ経験不足で、他の部隊長に比べると力量は劣る

しかし持ち前の若さで、何とか食らい付こうと頑張っている

最近では、やっと自信が付き始めている


アレックス

先の遠征の際に、一緒に居た少年兵見習い

今は訓練を経て、少年兵として第3部隊に入っている

ギルバートと年が近い事で、同じ偵察部隊に配属される

大楯を使った、防御中心の戦いが得意

アレックスを失った事で、彼もまた、魔物に憎悪を抱いている


ローダン

アレックスの同僚で、彼を先輩と慕っている

小剣を使った戦闘が得意

最近スキルを身に付けて、強くなれたと過信している

アレックスと同じ理由で、ギルバートと同じ班に配属される

しかし魔物との戦闘で、アレックスを庇って亡くなる


ダーナ歩兵部隊


ガストン

歩兵部隊 部隊長

直情的な性格で、自らが魔物に突っ込むタイプ

魔物との戦闘にも慣れて、今では隊長を任されている

エドワード隊長が昇進して、歩兵部隊の大隊長を任される事になった

そこで歩兵部隊を、彼が任されている

剣術が得意で、剣捌きも鋭い優秀な戦士でもある


マイク

歩兵部隊 副隊長

冷静な判断をする、落ち着いた戦士である

ガストンの突っ込む癖を熟知して、その穴を埋める有能な副官でもある

長くガストンとコンビを組んでおり、最近では魔物討伐で活躍している

ガストンの昇進に合わせて、彼が副官となった


ダーナの騎兵部隊は、本来は24名が一組で攻撃する

しかし魔物のダーナ侵攻の際には、人数不足で12名一組に変更されてる


歩兵も本来なら、50名ずつで200名が集められていた

しかし狂気化を不安に思い、120名に減らされていた

残りの外された者達は、街中での補給や後方支援に回される

前線に出れば、魔物の影響を受けるからだ

これにより、ダーナ侵攻の際には、大幅に兵力が削られる事になる

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ