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聖王伝(修正中原稿)  作者: 竜人
第四章 新たなる脅威
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第115話

ギルバートは食事を終えた後も、食堂に残って居た

このまま私室に戻っても、疲れから眠ってしまうだろう

それよりはもう少しだけ待ってみて、フランドールと話してみたかった

それは慰めようという思いではなく、どんな魔物と戦ったのか聞きたかったからだ

アーネストから聞けたのは、魔物の見た目だけだったからだ


アーネストも暫く待っていたが、やる事があると彼は帰って行った

彼には彼なりの、生存する為の作戦があるらしい

それを可能にする為に、ギルドで相談する事があるらしい

それでギルバートは、アーネストを黙って見送った


「兄さん…

 まだいらしたの?」


食堂で紅茶を飲みながら資料を読んでいると、フィオーナが戻って来た。


「フィオーナ?

 どうしたんだい?」

「え?

 べ、別に…」


フィオーナは頬を染めながら、もじもじしていた。


「ん?

 変な奴だな」

「うるさい!」


兄にそう言われて、頬を膨らませて怒る。

時刻は8時になろうとしていて、子供は寝る時間だ。

それなのにフィオーナは、食卓に座って紅茶を頼んだ。


「おいおい

 寝れなくなるぞ?」

「う…」

「セリアは?」

「もう寝てるわ」

「そうか」


食堂は静かで、ギルバートが捲る資料の音だけがする。

沈黙に堪え兼ねたのか、フィオーナが不意に呟いた。


「フランドール様

 大丈夫でしょうか?」

「ん?」

「魔物に負けたのが、相当ショックだったんでしょう?」

「ああ…」

「もう!

 お兄様、心配じゃありませんの?」

「え?

 心配だからこうして…」

「もう」


フィオーナが膨れる姿を見て、さすがにギルバートも察する。

フィオーナはフランドールを、心配している。

それも単に知り合いでは無く、気になる異性としての様子だ。

しかしフィオーナは、てっきりアーネストの事を意識していると思っていた。


「て言うか、お前

 フランドール殿の事が…」

「ち、違う

 ただ心配で…」


ギルバートは思わず、ニヤニヤと笑顔になってしまう。

つい少し前までは、自分やアーネストの袖を掴んで離さなかったのに…。

いつの間にかこんなに生意気になってしまった。

それは父が居なくなった事もあったが、フランドールという大人が同居を始めたのも原因だろう。

あれから急に大人びた言動を真似して、自分やアーネストにキツく当たる様になったからだ。

単なる反抗期だと思っていたが、どうやらこれは…。


しかしギルバートは見誤っていた。

確かにフランドールに憧れは感じていたが、それは少女特有の大人の男性への憧れだ。

気持ちはいつも、アーネストへと向いていた。

いつかアーネストが、フランドールの様にしっかりした大人になってくれる。

そう信じて待っているのだ。

そこはギルバートが男だという事と、まだ男女の機微に疎かったからだ。


「な、何よ」

「うん?」

「何ニヤニヤしてるのよ

 気持ち悪い」

「きも…

 おい、兄にそれは、酷いだろう」

「ふんだ

 知らない」


なおも膨れて、フィオーナは紅茶をチビチビと飲む。

本当は静かに優雅な飲み方をしたいのだが、まだ紅茶の苦みには慣れていなかった。

母の様な優雅さは、当分先だろう。

それでも紅茶を頼むあたりは、大人の女性に対する憧れなのだろう。


「どうでも良いが、人前でそれはするなよ

 地が出たら、嫁の行き手が…」

ギロリ!

「う・る・さ・い」


ギルバートは兄として、当然の心配をしたつもりだが、それは余計な一言だった。

使用人達はその様子を見ながら、まだまだ二人共子供だなとほっこりとしていた。

大人のレディーを真似したいが、フィオーナはまだまだ子供なのだ。

そしてそんな妹心配する、兄であるギルバートも子供だった。


やがて紅茶を飲むのも飽きたのか、フィオーナは椅子の上で脚をブラブラする。

そうしながら真剣に資料を見ている兄を眺めていたが、次第に睡魔に捕らわれる。

うつらうつらし始めたのを見て、ギルバートはメイドに合図を送った。

後ろに控えて居たメイドが進み出て、そっとフィオーナを抱きかかえた。


「よく眠ってらっしゃいます

 お部屋にお連れしますね」

「ああ

 頼む」


メイドがフィオーナを寝室に運んでから少し経った頃、邸宅の入り口で声がした。


「どうやら戻られた様です」

「そうか…」

「大分飲まれていますね」


ギルバートは悩んだが、無理に話をしようとしてもこのままでは拗れるだろう。

執事の判断もあって、フランドールはそのまま寝室へと向かった。

ハリスは様子を確認して、そっとギルバートんび報告する。


「やはり相当なショックだったご様子です」

「そうか」

「世話は供の者に任せました」

「ああ

 その方が良いだろう」

「で、坊ちゃまは如何なされます?」

「坊ちゃまは止めろ

 私ももう寝るよ

 明日は6時に起きる」

「大丈夫ですか?」

「ああ」

「そんなにお疲れで…」

「だが、休んでいる暇は無い

 明後日には…」

「そうですな」


ギルバートはハリスにおやすみを言うと、気怠い身体を引き摺って寝室に向かった。

そのままベットに倒れ込むと、彼は泥の様に眠った。

残された使用人達は、その後姿を心配そうに見送った。


「まだ…子供なんですよね」

「ああ

 赤子の頃の2年間は、封印されておられたからな

 実年齢は14歳になられたが、その中身はまだ12歳のそれでしょうな」

「そう…」

「あなたの子供と変わらないわね」

「そんな子供に、街の運命を委ねるなんて…」

「ああ

 アルベルト様が御存命なら…」


ハリスはそう言って、亡くなった主の姿を思い返す。

彼ならば、この暗い空気を吹き飛ばそうとするだろう。

しかしアルベルトでは、とてもでは無いが魔王の相手は無理だっただろう。

ギルバートが居るからこそ、この街は何とか守られていた。


「でも、アルベルト様では無理でしたよね」

「それは!

 そう…だが…」

「女神様は、何でこんな酷い事を」

「止せ

 女神様の御考えなど、私達に推し量れる筈もなかろう

 それこそ不敬な考えだぞ」

「でも!

 どうして坊ちゃまが…」

「兎に角

 私達が出来る事をするまでです」

「はい」

「今は全力で、坊ちゃまとフランドール様をお支えするんです」

「はい」

「それとアーネストちゃんもね」

「え?」

「あの子も大事な、この家の一員ですよ」

「そう…ですね」


メイドの一人が、それとなく指摘した。

今やアーネストも、大事な家族の様なものだ。

今日の一件もあったので、アーネストも支えたいと思ったのだろう。

普段は落ち着いているが、彼もまだまだ子供なのだ。

失敗もするし、落ち込んだり悲しんだりもする。


「分かりました

 今後はアーネストも、この家の一員としてもてなしましょう

 坊ちゃまには明日にでも、私から話しておきましょう」

「はい」

「さあ、仕事に戻りますよ

 明日は坊ちゃまもお早い」

「はい」

「朝食の準備もしておきますね」

「ええ

 お願いします」

「私はこれから、ギルドに出向きます

 明後日からの準備もありますから、後は任せますよ」

「はい

 お任せください」

「バッチリ準備をしておきますわ」


使用人達は各自の準備に取り掛かり、ハリスは冒険者ギルドへ向かった。

兵士だけでは手が回らないだろうから、冒険者にも手助けをお願いするのだ。

アーネストの会話が聞こえていたので、暫く魔物は近くには出ないだろう。

しかし鉱物や薬草等は集められる。

それに荷物の運搬や城門の周辺の整備も手伝えるだろう。

それを依頼として、ギルドにクエストを出すのだ。

報酬はハリスが管理する分の、領主の財源から回す。

ギルバートには事後報告として処理するつもりだった。


「それでは、こちらに署名してください」

「はい」


ギルド長はハリスの話を聞いて、二つ返事で承諾した。

勿論、依頼を受けるかは冒険者の自由だが、今回はギルドマスターの権限も使うつもりだ。

それと報酬は少なく見積もり、残りは自分の私財で賄った。

こうでもしなければ、ハリスの私財が無くなってしまう。


「良いんですか?

 こんな格安で」

「いや

 これはこの街を護る為ですから

 それに…」

「これは!」


ギルド長はそう言って、自分の蓄えを上乗せする。

それはもしもの為にと、彼がコツコツと溜めていた蓄えだった。


「半分はワシから出させてください」

「そんな!」

「いや、出させてくれ

 ワシもこの街を護りたいんじゃ

 もうすぐ娘も結婚する

 孫の顔が見たいからな」

「分かりました

 ただ、経緯はギルバート坊ちゃまにもお話させていただきます

 よろしいですか?」

「ええ

 くれぐれもご無理をなさらない様に

 坊っちゃんにもお伝えください」

「はい

 必ずお伝えします」


ハリスは礼を述べて、冒険者ギルドを後にした。

思ったよりも経費が掛からなかったので、残りは次の事態に備えて貯蓄する事にした。

魔物を倒せたとしても、どのぐらい被害が出るか分からない。

その為にもお金は必要だった。


ハリスが帰った後、冒険者ギルドは夜中だというのに騒がしかった。

緊急で何組かが呼び出されて、明日の緊急クエストを伝えられた。

その依頼に関しては、街では腕利きと言われる冒険者が呼ばれる。

今では兵士の仕事をこなす、冒険者から足を洗った者も呼び出された。


「ギルド長

 お呼びでしょうか」

「何でオレまで…」

「それだけ大きな依頼って事だ」

「そうだぜリック」

「ランディは兎も角…

 オレまで呼ばれるとはな…」

「ああ、すまない

 休んでいるところを申し訳ないが、急ぎのクエストだ」

「急ぎですか?」


冒険者達はゆっくり寝てたり酒盛りをしていたので、些か不機嫌そうになる。

幾らギルド長でも、こんな時間に呼び出すのはよろしくなかった。

それでもこうして呼び出したのは、どうしてもこの依頼を早急にこなして欲しかったからだ。

武具を用意する為にも、急ぎ資材を集める必要があるのだ。


「それで、何のクエストですか?」

「ああ

 こちらだ」


ギルドマスターは、依頼の羊皮紙の束を手渡す。

そこには運搬、工事、納品と様々なクエストが書かれていた。

普段から受けているクエストもあるが、今日はどれも領主からの依頼となっている。

その為、報酬は少し上がっていて、銀貨3枚からとなっていた。


「これは…」

「おい

 薬草一束が銅貨3枚とか、破格だぜ」

「しかも領主からだ

 全体に報酬は高いな」


その半分はギルドの貯蓄が回されているが、冒険者達は知らない。

それだけの金額を掛けてでも、資材を早急に集める必要があったのだ。


「しかし明日の依頼だろ?」

「それが何で、こんな時間に?」

「人手が足りんのだ」

「勿論、明日もボードに貼りだす

 しかし最低限の人員は手配しておきたい」

「そうは言っても、運搬や工事は商工ギルドの仕事だろう?」

「ああ

 だが奴等は、今は資材作りで大忙しだ

 武器や防具の受注も間に合わねえって叫んでる」

「ああ

 魔物の侵攻か…」

「そうだ」

「お前らも聞いてると思うが、現在大規模な魔物の群れが、この街に向かって迫っている」

「その為に少しでも、資材を集めておく必要があるのじゃ」

「なるほど…」

「それでこの依頼の山か…」


冒険者たちも事情を知っているから、神妙な面持ちで話を聞く。

ここ数日は隊商も、ダーナに近付かない様にしている。

魔物の侵攻に巻き込まれれば、無事では済まないからだ。

だから魔物が立ち去るまでは、隊商はノルドの森の奥まで下がっている。


「既に街道は閉鎖する様に手配している

 その為に、薬草や鉱石の納品はこちらでしなければならない」

「鉱山の方も危険な状況じゃからな

 冒険者でも回収は難しいじゃろう」

「それに、城門の周りを囲む様に防壁を建てたい

 これは少しでも魔物の侵入を防ぐ為に、重要な物になる」

「それを作る工事か…」

「その他にも武器や道具を運ぶ人間が必要だ」

「事情は分かりました

 しかし何故、こんな夜中に召集を?」


代表して一人の冒険者が問うたが、他の者も頷いていた。

こんな時間に、腕利きばかりを呼び出す理由が不明なのだ。


「それなんだが…」

「先にも言ったが、人手が必要だ

 それも多くの人出がな」


ここでギルド長は一呼吸置く。


「それには仕事の出来る奴を多く確保しなけりゃならん」

「それでオレ達を?」

「予め出来る奴を、少しでも押さえておきたかったのか」

「そういう事だ」

「分かりました

 そういう事なら」

「オレ達はこれを」

「私はこっちを受け持つわ

 薬草に詳しそうな子を集めるわね」

「頼んだ

 鉱石はオレ達が責任をもって運んで来る

 なあに酒場に居る奴等を集めりゃ、それなりの人数になる」

「頼んだぞ

 街の命運はお前達に掛かっている」

「はい」


そこで別の冒険者が、当たり前の質問をする。

彼は昨日の戦いで、自慢の剣を折られてしまっていた。

それで工房に顔を出して、夕刻の騒動を知らなかった。

他にも事情を知らない冒険者が、彼の言葉に頷く。


「あ!

 ギルマス

 魔物はどうするんです?」

「そうですよ

 街の周囲には、魔物がまだ居るんですよね?」

「ちょ!おま!」

「聞いてないのかよ?」

「ええ?」

「明日は魔物は出ない

 今日の夕刻、使者が来てそう告げて行った」

「そうなの?」

「お前なあ…」

「だって今日は、ずっと工房で武器の修理をしてたから」

「ああ

 こいつの剣が折れたからな」

「そうか…

 聞いて無かったのか」

「魔王とかいう奴が、街の入り口で暴れたんだ」

「そうなのか?」

「それで?

 被害は?」

「幸い被害は出ていない

 しかしフランドール様がこっぴどくやられて…」

「大丈夫なのか?」

「ああ

 怪我はされていない」

「しかし派手に負けたからな…」

「ああ

 可哀想にな…」

「ううむ

 それはまた…」


フランドールの事を知る冒険者は、彼の事を心配していた。

彼は若くして活躍した戦士でもあるから、敗北は相当堪えているだろう。

それで一人の冒険者が、憤慨しながら抗議した。

彼女はフランドールに憧れていて、自慢の弓を掲げて声を上げる。


「フランドール様を傷つけるだなんて

 許せないわ」

「おい…」

「私が返り討ちにしてやるわ

 どこにその魔物は居るの?」

「…」

「え?

 何?

 何なの?」

「はあ…」

「話を聞けよ」

「え?」


ギルドマスターを始め、冒険者達は溜息を吐く。

話しをちゃんと聞かなかった、女冒険者の様子に呆れていた。

フランドールを負かしたのは、魔物では無く魔王である。

実際にはオークであるが、そういう話になっていた。

そして魔物を倒そうにも、明日は周辺に魔物は現れない事になっている。


「言っておくが、明日、明後日は狩には出られんぞ

 工事の者以外は城門から出さんからな」

「え?」

「領主からの通達で、魔物は軍で戦う事になっている

 それ以外の者は街で待機だ」

「ええ!」

「本当に何も聞いてないんだな」

「魔物は引き上げたって言ってただろう?」

「すいません

 普段から周りに無頓着で…」

「えっと…」


ギルドマスターも呆れながら、冒険者パーティーの方を見た。


「言っておくが、魔物を退けれてもすぐには狩には出れんぞ

 後始末もあるだろうし、無事に過ごせるかも…」

「ですね」

「そんなあ…」

「せめて、城壁からでも参加出来ませんかね?

 私ならこいつで、城壁から狙えます」

「うーむ…

 坊っちゃんに話してみるか」

「やったー!」

「お願いします」

「だが、素材が貰えるかは分からんぞ」

「え?

 うう…」


それで稼ごうと思っていたのか、女冒険者はガックリと項垂れた。


「こいつの修理にも掛かったのに

 今月もピンチなのよ…」

「まあまあ

 明日の分で稼げば良いだろう?」

「そうね…

 それしかないわ」

「しかし…

 何に遣ったんだ?

 ゴブリンで稼いだ筈なのに」

「私はまだ持っているわよ?

 報酬が銀貨30枚なんて良かったから」

「30枚?

 一体何に遣ったんだ?」

「え…と…」

「あー…うおっほん

 もう良いかな?

 ワシも忙しいんじゃが」

「あ、はい」

「すいません、こいつが変な事言って」

「はははは

 よいよい

 坊っちゃんには相談しておく

 あまり期待はしないでくれよ」

「はい」


冒険者が退出してから、入れ違いで職員が入って来る。

彼等も急に呼び出されて、明日の為の手伝いをしていた。

新たな依頼の書類を纏めて、報酬の準備や依頼書の準備で忙しかったのだ。


「あのお…

 ギルド長」

「ああ

 これを明日一番で、クエストボードに貼りだしておいてくれ」

「はい」

「ふう…」


書類を手渡すと、ギルドマスターは溜息を吐きながら執務机に座った。

そこにも書類の束が載っており、近場の棚には山が出来ていた。

ギルドの仕事もだが、付近の魔物の分布や素材の収穫量も調べなければならない。

山ほどある仕事を見て、思わずため息が出る。


「あのお…

 大丈夫です?」

「ん?

 ああ」

「大分お疲れの様ですが…」

「そうだなあ

 お前達がこれを、少しでも出来たら…」

「ええっと…」

「はははは

 分かっている

 何事も経験しないと覚えられんからな

 これが終わってから、ゆっくりと教えてやるよ」

「…」

「ワシも年だからな

 そろそろ後進を育てんとな

「お手柔らかにお願いします」


職員がそそくさと出て行くと、ギルドマスターは少し上を向いた。

今日も遅くなりそうだ。

時刻は深夜、0時になろうとしていた。

まだまだ続きます。

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