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四
彼の関係者のどなたかが自殺をした。色々とおかしな点が見受けられたあのメッセージから私はそう考えました。なぜ、彼が、自分が体験したことのように書こうとしたのかまではわかりませんが。
あれから、私たちは数度の問答をしました。そして衝動を抑えられなくなったのです。
私は、彼と会って、直接に言葉を交わしてみたいと思いました。彼が何者なのか、何を考えているのか、何がしたいのか。私は彼の言葉から殆ど何も知ることが出来ないのがとても歯痒くもどかしく感じるのです。
「○月△日、大学食堂にてお待ちします」
「了承」