次の日の登校
誤字脱字あるかもですがご了承ください。
簡単に読み終わるようになでてふと思います。
次の日………
いつも通りに学校に向かう。
「………だるい。」
学校までの道は何で上り坂なんだろう?
毎回そう思いながらの登校である。
上り坂を歩いていると………
「ハヤテ、おはようさん。」
「健吾か、おはよう。」
健吾が後ろから声をかけてきた。
いつも通り、色々駄弁りながらの登校。
そして、さり気なく健吾が質問してきた。
「本当に、ハヤテと椎名は付き合うことにしたのか?」
「付き合ってると思うよ?多分………」
「多分?昨日家とかで、連絡とかしてないのか?」
「………連絡先聞くの忘れて………」
「それじゃ、今日聞くしかないな。」
「そう………だね。そうするよ。」
「そのほうがいい。」
そんなふうに話すこと、数分後、俺は、その彼女から声をかけられた。
肩を軽く叩かれてながら、
「ハヤテくん、橘くん、おはよう。」
「おはよう、椎名さん。」
「おはようさん。」
挨拶が終わったあとに、椎名さんが聞いてきた。
「ねぇハヤテくん、昨日の事だけど、橘くんには言ったの?」
「まぁ、言ったよ。」
椎名さんの質問にすぐに答えた。
でも、俺としては、まだきちんと意識してなかった。
昨日の電車から、何も連絡手段もなかったので、少し不安だった。
「本当に、2人は付き合うことになったのか?」
健吾が椎名さんにストレートに聞いてきた。
「うん、そうだよ。………そうだよね?」
椎名さんが俺の方を向いて聞いてきた。
「あっ………うん、そうだね。」
俺は椎名さんの顔が見れず、下を向いて返事した。
すると健吾が、俺の方を見て、
「さっきハヤテが、昨日何も連絡出来なかった事を反省して、椎名の携帯の番号教えてほしいなぁ、とかって言ってたな。」
えっ?あわてて健吾の方を見ると、こっち見ながら、
「上手く話あわせろ。」
っと、小声で言ってきた。
「あー………その、………昨日、連絡とか出来なくて、本当に付き合ったのかなぁ?って不安になって………」
喋ってる途中に、椎名さんも、喋り始めた。
「ハヤテくんも?実は私も、昨日の夜、なんか変な感じで、全然眠れなかったんだよねぇ。私も不安だったのかなぁ?」
すると健吾が。
「2人でそう思ってるなら、今のうちに、連絡先交換したら良いんじゃないか?」
その言葉に椎名さんがすぐに反応した。
「そうだね。じゃあハヤテくん、連絡先交換しよ?」
そう言われて、俺はさり気なく、健吾の方を見た。
それから目線を戻してから、
「そっ………そうだね。それじゃあ3人で交換しようか。」
「俺も良いのか?」
「良いに決まってるじゃん。さっ交換しよ。」
こうして、3人同時に交換した。
終わった後に、椎名さんがこちらを見て、
「じゃあハヤテくん、今日も放課後一緒に帰ろうね。」
そう言い残し、1人早く学校に走っていった。
その後は、また2人で歩いて、登校する。
「やっぱり、昨日は2人で帰ったんだな。」
「まぁ、駅も同じだし、タイミングもいい感じだったし。」
「そして、そのまま付き合いました!ってなったのかぁ。」
「まぁ、そうだね。………まだ自覚ないけど。」
「自己紹介で、静かに過ごすって言ってた気がするなぁ。」
「………それは………まぁ………」
(こういうときの健吾はめんどくさいんだよなぁ。)
「それなのに、入学して数日で彼女出来て、その彼女が、クラスの人気者だしな。」
健吾がニヤニヤしながら、こっちを見ている。
「それは、まぁ………」
もう何も言い返せない。好きに言ってくれと思っていた。
「でもまぁ、良かったかもなぁ。」
「えっ?」
「ハヤテはいつも、二次元ばかりだったからちょっと気になってたが、彼女が出来ただけで、展開は大きく傾いていくなぁ。」
急に親目線に言ってきて、少し驚いた。
「そう………だね。」
「ちなみに、ハヤテの両親には言ったのか?」
「いや、まだ言ってない。変なこと言って、後々面倒なのもだるいし、まだ言えないと思ってる。」
「なるほどな。もし、もう少しして、言おうかどうか迷ったときは、俺に言えよ、色々と助けてやるから。」
そう言われて俺は、………
「その時は………頼りにしてるよ。」
「おう、まかせろ。」
いつも以上に、健吾が頼もしく見えた。
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
ゆっくり物語が進んで行くように書けたら良いなぁと、思いながら、書いてます。
そんなに書いてないのに、投稿遅いのは許してください。
次は、教室内での話とか、書こうかなぁって思います。
時間があるとかにでも、また、ゆっくり読んでくれたら嬉しいです。