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あの後はとっても大変だったですのよ。


神父様が握手を求めてきたり

クロムウェルが許さなかったり

シスターが握手を求めてきたり

お父様が感動して抱っこのまま馬車に乗せたり


普通ではないカオスだったわ


早く思い通りにしゃべりたいと今日ほど思った日は無かったわ

舌ったらずには厳しい日だった


あー疲れたわ

今日はもうゆっくり休みたい


そんなこんなで自宅に着くと

お父様とクロムウェルはお祝いの支度に指示を出したり

昨日の肥料の話を商売に繋げたりとやっぱり忙しそうだったわ


そんな中私は

よそ行きの服から着替えをして

一人机に向かっていたの


侍女達もお祝いの準備だし

うちは貴族ではないからそんなに沢山の人は居ないの


だから邪魔をしないようにと

今日の出来事を整理したくて

お絵かき用の紙を前にクレヨンのような筆記具をもって

悩んでいるのよ!


鑑定

6属性魔力

強大な魔力数値

とあとなんだっけ…うーん


あっ、物質変化


それぞれ拙い文字でメモ


どーやればいいんのかしら…

鑑定


頭の中で鑑定だけを思い浮かべる

周りのものに説明がついた


例えば、目の前の机

プリシラ商会の子供用デスク(フリージアの物)

と吹き出しが現れたのだ


「おお〜、しゅごいでしゅわ!」


次は〜

物質変化だ。


うーん

何か変えても良い物は……

あっ、これなら


部屋の屑籠に入っていた丸めた紙


ゴミが宝石とかになったら夢があるよね♪


手のひらの上の紙くずに集中して

ぎゅっと小さくなってキラキラ輝くように

小さな手から溢れる紙くずがどんどん小さくなって

フリージアの小指の爪の先ほどの宝石に変わった


「でちた、わたち天才でしゅわ」

言えたし

これ、何の宝石かしら


「あ!かんてい!」


ダイヤモンド∶硬い鉱石 研いたりカットを加えるとアクセサリーになる 高価 魔力を込めて魔石にすることも可能


「ダ、ダイヤモンじょ」

おしい!


発音そんなことはどーでもよかった

どーしよーダイヤモンド作っちゃったよ…なんかズルしてるみたいで後ろめたい気分


なぜか今の状況がとても恐ろしくなったの

6属性は怖いから、ちゃんと魔法の先生にでも教えて貰えるようにしよう!

うん、そうしましょう。


小さなダイヤを握りしめ

部屋を出てお父様の部屋の前にきたフリージア

小さな手でコンコンコンとノックをした。


「フリージアだね。お入り」


「おとーしゃまー。」


「おやおや、うちのお姫様は何か不安なことでもあるのかい?お父様に話してご覧」


「こりぇ」

小さなぷくぷくのてを開くと


「フリージア、これはどうしたんだい?」


「ぶっしちゅへんかをためしたの

紙くじゅがこれに…ごめんなさい」


「フリージア、これはすごいことだ。

そして、どうして謝るんだい?」


お父様は私が泣き出さないように穏やかに声をかけてくれる


「なんかね、わりゅいことした気ぶん

どーちてかはわかりゃないの」


「そうか。フリージア

この宝石はとても価値がある。

人前でこのギフトの使い方をしてはいけないよ

間違いなく、誘拐されて一生宝石を作らされるからね。」


「はい」

そう返事をして恐ろしくなった私はぶるぶると小刻みに震えながらお父様にしがみついた 


「大丈夫。作ったのはこれだけかい?」

「うん」

「なら、もう心配いらないよ。これはお父様が仕入れた物だ

フリージアは何もしていない。いいね。」

うんうんと首を立てに振りまくるフリージアだった


そして、優しく抱きしめて貰い

安心を貰ったのだった


「おとーしゃま、だいしゅき」


この破壊力抜群の言葉でパニカムはしばらく夢心地だった

屋敷では、旦那様がおかしいと噂になったとかならなかったとか



そして、このあと秘密裏に

パニカムは情報屋に魔法の使い方の詳しい人を調べさせた。

魔法の教育ができる者を探して


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