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爆縮と体温の機知(8)

灰からソリューション

透明な粒が

赤い粒になっていく

液体が滴り落ち

ゆっくりと

広がりながら固まる

それは艶やかな水溜りで

きっと底の方では

色を黒くしながら

動かなくなるのだろう


つぶらな瞳で

焦点が何処にも合わない

まだ潤いが残る黒まなこは

鏡のように

部屋の中を映している

探していた耳かきが

それに映り込んで

少しだけ

安らかな幸せを感じた


力の入らない物は

やたらと重かったりするが

中身を全て出してしまえば

その分だけ軽くなる

厄介なのは

一番硬い部分で

これが粉になって

風で飛んで行けは良いのにと

誰かに願っていた


土をスコップで掘る

誰にもわからない場所だ

周りに壁があるのなら

見られることなんて無い

冷たい土の香り

鼻腔に抜けて楽しめば

完璧に絶対が混ざるような

カチカチとした音が鳴る

自信があるようで

自身があるような感覚は

外れない封に

そっと入れた

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