表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/16

悪夢のはじまり9



―――東雲。



あいつが夢の中の登場人物でなく実在していて、俺に女の姿になる魔法をかけたとしたらどうだろう。人間を子猫にする呪いがあるなら、男を女にするくらいできそうなものだし、色々と辻褄が合う。

もしくはただ単に俺がどこかで強く頭を打ちつけてしまったのかもしれない。




どっちにしろこの問題をどう解決すればいいのか、目処が立たないのは同じだ。どうすべきか考えるのを先延ばしにしたくて、俺は学校に行く準備をはじめた。一ノ瀬がまだ寝てるうちに、とりあえず制服を着ておきたかった。着替えてる様子を見られたりしたらかなりまずい。女だとバレたくないというだけでなく、着替えを見られることに対して何かしらの羞恥心のようなものが俺の中に芽生えていた。




制服を取り出すため、小さなクローゼットを開けようとしたら手が滑ってうまく掴めない。緊張してかなり手汗をかいていたようだ。無理もないだろう。しかし服を確認するというだけのことに、ここまで緊張している自分が少し滑稽に思えた。手を拭いて心を落ち着かせてクローゼットに向き合う。二回目はしっかりと持ち手を掴むことに成功した。




中に入っていたのはいつもよりだいぶ小さいサイズのブレザーとスラックスだった。

体に当ててみれば今の自分の体にちょうどよい。原理はさっぱりわからなくて不気味だが、都合がいいことに変わりない。着替えるために俺はサッと寝間着の上を脱いだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ