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あらすじ1
「あらすじ」
最愛の妻紫の上が亡くなったのち、光源氏は出家します。
嵯峨野に庵を結んで毎日法華経を読誦しています。
60歳間近でたぶん糖尿病だったと思われます。
目はほとんど見えません。
そこに長男(藤壺との不倫の実子)冷泉院が秋好む中宮
と一緒に訪ねてきます。二人は冷泉院の出生の秘密や
亡き母御息所と源氏のなれそめの話を聞き出します。
賄の老婆(花散る里?)がこまめに酒や魚を運んできます。
老婆は時々うなづいて話を盗み聞きしています。
二人は今薫の君を引き取って大事に育てています。しかし
薫の話になると老いたる源氏はどうしても不機嫌になります。
翌日、養女の玉鬘が訪ねてきます。母夕顔がなぜ行方不明に
なったのか。源氏は母を愛していたのか、真実を聞き出します。