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詩集

シオン

作者: 蒼山詩乃

取り返しのつかない言葉を待っているんだ

今日もいなくなってしまった 息を止めて

この秘密を飲み込もうと 覚めたような気がした


冬の鉄は冷たいな もうよく分からないや

揺れていた情景はもう無くなってしまった

どうやって君を取りに行こうか

もうどこか遠い場所へ行こうか


言い方を混ぜて なんでもないような

そんな清々しい顔 僕には全然できそうにないや

君の裏側 はがしたくなっちゃって

僕がいい、僕がいい、僕は


夢を見てしまった 繰り返したくないや

冗談を鼻で笑うような味をしてしまった

もう見えないよ 僕には君の声もう知らないや

思い出せない 思い出せないよ ないよ


取り返しのつかない言葉がまだ来ない

水槽を眺めて 消えそうな息をする

どうやってただ日常を壊すのかい?

空けたような気がした


当たり前のこと跳ね回って

様々な維持 捨ててきてしまった

どうすればいい? 泣いてしまうよ

嘘だ、嘘だよ、こんなのは嘘だ


記憶の交錯 誇示した間抜けを

ぐちゃぐちゃに混ぜて 引き返そうか

まだ埋めてない虚構を閉じて

ああそうか、まだ僕は寝ているんだ


僕の中の 君を殺して 慰めの言葉で

お願いお願いだ今日も

止まらない、止まらない心を。

もうもうもう、刺してあげよう

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