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「46話」彼女の思い!

タイトル詐欺  乙。


 目の前で大量の雨粒が跳ねる。


 大きく繁る樹の葉の下に雨宿りする俺たちはそんな雨粒を眺めていた。


 「あぁ!もう! ……ほんと…アンタと居ると、碌な事が無いんだから……」


 隣で不満を漏らすのは俺の幼馴染……オリーブだった。


 長い、甘栗色の髪から滴り落ちる雨雫をぬぐいながら、グチグチと言葉を漏らすオリーブに俺はただ苦笑した。


 オリーブは流石にいつものサイドテールを解いて下におろしている。


 髪の毛には先ほどまで結ばれていた後がくっきりとついていて、雨の前の穏やかな時間を思い出させる。


 「だからゴメンって、まさか雨が降るとは思わなかったんだ……」


 俺も、後頭部に手を延ばしてしゃべる。


 髪の毛に触れた手はぐっしょりと濡れて、やっぱり俺の髪も濡れてしまって居るらしい。


 「まぁ……だから、アンタと一緒にいれるのはアタシだけなんだけどね……?」


 ん……?


 「何か言ったか?」


 オリーブから漏らされた一言は、雨音にかき消されて聞こえなかった。


 「べッ……別になんでも無いわよ!」


 そう言ってそっぽを向くオリーブ、

 その表情は長い髪に隠れて見えなかった。


 ……はぁ、


 そんなオリーブを尻目に、俺はほんの3時間程前の事を思い出していた。


 元々、今日俺はフツクエ国の革命がおきた原因が知りたかった。


 ただ、民衆が勝手に行っただけのものとは信じにくかったからだ。


 そして……ゴーレムの一体に入手させた、確かな情報が手に入った……


 しかし……その内容はあまりに突飛で信じられたものでは無かった……


 ……だが、ただ一つ言える事があるならば、今回の革命の裏にはカテン国の影がある事、


 そして……その革命の存在をあらかじめ知っている様に行動していた物がいる事……


 「まさか、それがグレイプのライバルだとは……」


 俺は、その報告を聞いた時には驚愕と同時に笑みが止まらなかった。


 ……確かめる必要が在りそうだな。


 そこで、俺は学院の寮に向かったのだが、

 その途中にオリーブと会った。


 



 


 

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