「35話」勘弁してくれ!
ニア「明けまして……」
作者「おめでとう御座いますぅ!!!」
(*今話は短めです☆)
「こ…コレは……!」
驚愕の声が聞こえる。
そうだろうな、何せ、此処こそが……
「第8教義 マルボルジェ 『贖いの胎』だよ……」
☆
突然だが、この学院には巨大な地下空間が存在する!
元々は王族用の祈りの場として作られた為か、今ではその空間はこう呼ばれている。
『教義』
で、俺が何を言いたいかと言うと、その空間はさっきも言ったけどバカみたいに広い。
地下に伸びるすり鉢状の形をしていて、地下9階層に分けられているもんだからスペースも上々だ。
つまり! 俺は、此処を、『ホムンクルス計画』の舞台にしたいと思う!
まぁ、実は此処、そんなに人に知られてない場所だしね、
俺が此処知ってんのも、リリーさんに教えてもらった地下通路のおかげだ。
院長も知ってるかどうかも怪しい。
ーーこの全てが、『“運命”』の通りだと、俺は、知っている。はずだ。
☆
学院の廊下って、歩く度に思うのだが、無駄に長い。
ってか、地図が片手に無いとまともに歩けないし。
と、不意に俺は気がついた。
あれ? 静かすぎね?
そう、何故だか、俺以外の人影が全く無いのだ。
この廊下は、西校舎から、隣接される礼拝堂に繋がる渡り廊下であるから人が少ないのはわかるが……
ん?
なんで、俺がそんな渡り廊下を歩いているかって?
俺がその礼拝堂で“教会学”を教えているからだよ!
しかも 次の時間、俺の担当クラスだよ!
っちくしょう!
こんなんだったら無駄に聖典なんか読むんじゃ無かった!
と、俺が脇に持った、教材用の聖典を抱え直すと、
ーー不意に、それはやって来た。
「何だよ お前! 兄ちゃんの事バカにすんのか! ? 」
聞き覚えの有る、愛おしい声。
「お前こそなんだよ! 平民の癖に!」
何処か、高飛車に聞こえる様な声……
それは……
グレイプと、フツクエ王国の王子だった。
おいおい……勘弁してくれ。
俺は天を仰いだ。
☆
作者「今思えば色んな一年……」
ニア「それ、昨日の内にやっとけよ」
作者「……じ、次回は、隣国の王子とエンカウントしたニア⁈なんか色々とどうする⁈」




