「33話」 迷子!
どうやら、作者、風邪を引いたみたいです……
周りのみんなが騒ぐ中、アタシは不満で一杯だった。
……なんで、あんたらなんかが、ニアの事を語れんのよ……!
アタシは、不満で一杯だった。
☆
俺は、ゆっくりと廊下を歩いていた。
片手にはこの学院の地図……
悪いか!
迷子だよ!
俺が、これから向かおうとしているのは、最高学年……
5年、フェアリー組だ。
俺は、そこの副担任として、“魔力理論”の教鞭をとる。
うーん、しかし……
俺が今いる所は、新校舎・西4階なのだが……
迷子になったようだな。
完璧。
☆
「すまない……」
「全然良いですよ、大抵、新任の先生は最初は絶対迷いますから……」
うん。
俺は結局生徒に道案内を頼んだ。
どうやらこの子も、5年フェアリー組らしい。
しかし……
「助かる、神の御心に感謝」
俺は、取り合えず、この世界風の挨拶をしておく。
と、言ってもかなり古風な挨拶だから、最近では儀式的な時か、教会関係者くらいしか使わない。
俺なような幼年者が使うのは、いささか奇妙に映るだろう。
案の定、その少年は訝しげに眉を釣り上げた。
……講師に向かってして良い顔じゃないよ?
しかし、少年はなにも言わず、ただ黙々と歩を進めて行った。
☆
「つきましたよ」
少年は足を止めた、目の前には立派な扉。
あぁ、そう謂えば俺は、教室目指してたんだったな。
すっかり忘れてた。
さてと……
「じゃあ、行きますかね!」




