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「11話」 大・聖・堂 !

作者「カテドラルでニアは何を見るのか⁈」


ニア「リリーさんの裸だろ」

父が大聖堂まで来た理由、

それはどうやら現在すっぽんぽんなリリーさんを補助するためらしい。


と、言うのも後数十分もしたらかの国の第一王子様とやらがくるらしい。

何故かと言うと本物の『魔法使い』であるリリーさんがその王子様に魔法を見せるためらしかった。


確かに、噂によるとその王子様は魔力は持って居ても魔術も魔法も使えないと聞いた。


そこで、今をトキメク『鮮血百合(クリムゾン・リリー)』に魔法を見せて貰おうと王様が用意したのが今回の事らしい。


「で、リハーサルして居たら魔力爆発で服が焼けたと……?」


父が呆れながら確信を言い当てた。

どんな発火能力者だ!


ん……?

所で


「父?ニア平民、王族会う、良い?」


訳せば、お父様、ニアは平民だけれど王族の方と有っても良いのですか?

だ。


多少、盛ってる感はするが気のせいだ。

まぁ、だが俺の疑問は仕方が無い物だと思う。

だって王族がくるんですよ?ハードル高いです。


「あぁ、大丈夫だよ。あくまでボクは補助だからね。ニアも先生の魔法をみると良いよ」


と、朗らかに返されてしまった。御祈りの理由はリリーさんが本番ですっぽんぽんに成らないためか。


「プラムくん……ありがとね」


リリーさん、

貴女は先ずは着替えてください。



あれから40分くらいしたら突如聖堂内がざわめき出した。


どうやら王子様の到着が近いらしい。

リリーさんや父は勿論。聖堂の司教様も緊張が浮かんで居る。


そんな俺は今……!


「わたしは心をつくしてあなたを尋ね求めます。わたしをあなたの戒めから迷い出させないでください」


聖句を読んで居ます!

え? なんでかって? だって暇なんだもん。


なんかそのせいでそこらの司祭様たちにメッチャ褒められてるけどな!


し、シスターさん。俺は中身を含めると三十路の男なんです!

だから頭なでなではやめてください!


ふぅ、なんか投げやりのテンションだけどそろそろ王子様がくるらしいからな。


俺は司祭様に借りて居た聖典を返した。

最初に「貸して?」と言った時はおもちゃじゃないみたいなこと言って居たが今は良い笑顔で受け取ってくれた。


どうやら教会では聖句を読む子供が居ないから俺みたいな子は珍しいらしい。


いや、そもそも文字を読める子がそんなに居ないだろうに。


その瞬間……!



「リーフ王子殿下 御成に成りました!!」


若干言語がゲシュタルト崩壊を起こした兵しっぽい人が現れた。


顔が紅潮して居るのを見るとかなり興奮して居る様だ。

やはり緊張して居るのだろう。


ーーにわかに静まり変える聖堂内。

そして、響く小さな足音と、続く重い音。


見えて来たのはステンドグラスからの光に照らされた金の髪。


どこか硬質感の見える髪の毛はグレイプとはまた違った印象を与える。


意志の強そうなオレンジの瞳が此処からもうかがえる……


やべぇな、超見覚えがある気がするんだけど……?


気のせいだ。うん。


「王都より遥々 ようこそ置いでくださいました、王子殿下」


って!父ぃ!

あんたなにやってるんですかーー⁈


そう、最初に王子様に話しかけたのは俺の父、ことプラムだった!


えぇ~……?


父は第三等とは言え平民。

貴族は勿論、王族に話しかけるなど持っての他だ。


ほらなんか!王子様の護衛みたいな人とかもメッチャ父睨んでるし!


とか思っていたら、そんな護衛のなかでも一番デカイ人……腕だけでも父の腰回りはありそうな人が父に……!


「よせ、パイン。 ……平民、貴様名を何と言う?」


と、パインと呼ばれたデカイ人は葉っぱ王子に止められて、

代わりに父は王子様に名前を聞かれた。


「御慈悲痛み入ります。平民たる私の名前でしたら僭越ながらお名乗りしましょう」


父は何だか丁寧な様なくすぐったいような言葉遣いで葉っぱ王子に問いかけた。


ぎゃあーー!

王族になに質問に質問でかえしてんのぉ!


切られる!今度こそゴメン切りだよ!父!


しかし、王子様はそんな父にも寛大に、笑みを浮かべただけだった。


ヤバイ、俺此処に長居してたら心臓止まるかも……


「プラム・ヴァーミリオン・トゥインクル……しがない魔術師で御座います」


「トゥインクル、身体能力強化の魔術師の証か……プラム、名は覚えた」


だってさ、父。名前覚えられちゃったね。



ーーあの後、紆余曲折有ったが“ツツガナク”魔法見せは終了して現在は我が家だ。


出て行った時間は朝の速い時間だったが家にはお昼ごろにやっと帰れた。


で、今俺は……


「ん~!(にぃ)苦しぃ!」


まいすいーとえんじぇる を抱きかかえて、ギュッとして。


聖堂内でのストレスを発散して居ます。

はぁ~~、グレイプの香りは俺の心を落ち着かせてくれるぜ。


決してブドウの匂いを嗅いでる

わけじゃないからな。


……俺は、この時何一つ気づいては居なかった。

まさか、自分の知らない所で大いなる陰謀が繰り広げられて居るとは……


ーー


「あ、じゃあ今日は聖堂の下見も兼ねてたのね?」


「うん、まぁコレで明日は迷わないでいけそうだよ、今日は大変だったからね」


「はぁ、プラムさん変な所方向音痴ですものね、やっぱり私が行こうか?」


「まさか!息子の晴れ舞台の送り迎えは父親の仕事さ!」


「そうね、でも明日ニア大丈夫かしら?まさか王家主催6歳男児聖句読みコンテスト北区代表に選ばれるなんて……」


「大丈夫だよ!ボクらの子供何だから!ニアは賢い子だしね!」


ーーそう、肝心の息子に話すのを忘れて居るおっちょこちょいな両親の陰謀が……




作者「次回、ついに大いなる陰謀が幕を開ける!」


ニア「あれで大いなる陰謀ならこの小説やってけねーだろ」


作者「…………さ、さぁて、次回もサービs……」

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