序章
12月18日
ある日、僕はいつも通り6時半に起き、高校に通い、5時半ごろに帰っていた。
高校2年で、あと少しで冬休みでテストも終わったし、ゆっくりオンラインゲームをして遊んでいた。
12月31日
冬休み中。まだ宿題はぜんぜんやっていなくて、朝は読書、昼はお買い物、そして夕方はゲーム。
夜になった。もちろん空は明るい。
当時僕はこれからこんな事件に出会うことになるとは思っていなかったであろう。
2408年1月1日
朝10時に起きた。普段と変わらず、友達の家でゲームをした。
家へ帰り、テレビを付けた。真っ先に重大なニュースが飛び込んできた。
間波市東部の街で、少なくとも900人以上が行方不明になったと。
その街にいる人に話を聞いてみたけど誰一人見ていなく、原因が全く分からなかったらしい。
僕は「ここは安全だ」と思い、全く怖くなかったし、なにしろ間波市は東西40kmもある都市なんだから。
たぶんほとんどの人はそうだと思っていただろう。
しかし、僕の友人のアヤカちゃんは僕のことを心配してくれてうちへおいでと言われた。
アヤカちゃんの家はそこそこ広いが外見上はただの広い家で、4階建て。ただし、壁などは頑丈で鋼鉄よりも強い合金を使っている。窓は合成窒化ダイヤモンドでできていて厚さは5cm。
しかし、貯金は少ない。したがって犯人が狙うような家ではない。
強盗かもしれないということで、まるで引っ越しみたいに全ての荷物を持ってアヤカちゃんの家に行った。(この国では現在の価値で数千円で普通の家が買える。なので親子は普通は同居していない。)
2階に荷物をまとめた。周りはアヤカちゃん以外いなかった。
12時になったから寝た。アヤカちゃんはとっても親切でした。
朝テレビを見ると、900人はみんな無事、地下で見つかったらしいです。
でもアヤカちゃんは、これからも心配だということで家に泊まっていてほしいと言いました。
今日の朝、一人で店にでかけました。
帰ってくるとアヤカちゃんはいませんでした。
どっかにお出かけ中だと思ってました。
しかし、いつまで経ってもアヤカちゃんは帰宅しません。
夜1時を過ぎました。もちろん周りは明るいですが。
全く帰ってきません。
心配になって電話しました。しかし電話につながりませんでした。
とっても心配になり、いなくなってから一週間後に警察に事情を告げました。
しかしそれだけでした。
始業式が始まり、学校に行きました。しかし、アヤカちゃんがいません。
行方不明扱いになっており、何かの事件にさらされた以外に考えられなくなりました。
ついに、シン探偵に頼みました。
一旦終了