思いやりの宝探し
地球のうえには 空がある
空のうえには 海がある
海のうえには 鳥がいる
「ねぇねぇ、なんで この地球には にんげんがいるの?」
「しゅぎょうを つんでもらうためさ」
「しゅぎょう?」
「あぁ、かれらには 魂のしゅぎょうを つんでもらっているよ」
色とりどりの にんげんたち
形のちがう にんげんたち
働きつづける にんげんたち
「なんで しゅぎょうを つんでるの?」
「かれらは とんでもない罪を おかしたからね」
「罪?」
「あぁ、かれらには 罪を つぐなってもらうよ」
「だから、しゅぎょうを つんでるんだ」
あるきつづける にんげんたち
たちどまる にんげんたち
みまもっている 鳥人間
「ねぇねぇ、あそこに 鳥人間がいるよ」
「あぁ、かれらは ぼくらのなかまさ」
「へぇ~、ぼくらのなかまも 地球にいるんだ」
「あぁ、そうさ」
「かれらは なにをするの?」
「かれらには にんげんを みまもってもらっているよ」
「へぇ~、そうなんだ」
「あぁ、それが かれらのやくわりさ」
ひとに まぎれる 鳥人間
ひとが うらやむ 鳥人間
ぼくらが 夢見る 鳥人間
「ねぇねぇ、にんげんは ぼくらに なれるの?」
「それは おしえられないよ」
「えぇ~、おしえてよ~」
「それは おしえちゃいけない きまりなんだ」
「ケチ!!」
「ごめんよ~、でも ヒントはあるよ」
「へぇ~、そうなんだ」
「あぁ、ぼくらのヒントが この地球に ちりばめられているんだ」
「へぇ~、そうなんだ」
「あぁ、きょうみがあったら さがしてみるといいよ」
「わかった~」
宝をさがす にんげんたち
宝をおしえる 鳥人間
地球にねむる 海の石
「ねぇねぇ、なにか ヒントを おしえてよ~」
「ヒントかぁ~」
「せっかく ここまで よんだんだからさ~」
「そうだなぁ」
「ケチ!!」
「わかったよ」
「やったーーー」
「ヒントは 思いやり」
「思いやり…」
「そう、思いやりだよ」
地球をたびする にんげんたち
こころのひろい にんげんたち
思いやりの宝探し




