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コーヒー その1 その2

作者: もなか

終電で帰る独身サラリーマンの買い物、

 その1

 いつものように駅からアパートへ帰る路は、疲れていてコンビニと24時間営業の激安スーパーで、買い物をしないといけない、コンビニで夕食の弁当と雑誌を、スーパーでインスタントコーヒーを買って帰った、プレゼンの資料の修正をさせられて、今日も終電ぎりぎりでイライラしている。

 コンビニで袋はいらないと言うと店員は、雑誌にレジのテープを貼り付けた、歪んでしわになったテープにムカついた、アパートの狭い台所で、とりあえずコーヒーを飲もうとしたが、買ってきたのはコーヒー豆を挽いたもので、お湯で溶かすものではなかった、急いでいたので同じようなパッケージを間違えたようだ、イライラした気分をぶつけるように、買ってきたばかりのコーヒーをごみ箱に投げつけた。

 コーヒーはあきらめて、弁当を食べながらテレビをつけた、好きなアイドルの番組だが、司会の芸人にムカついて楽しめず、弁当も売れ残りで、好きなおかずを選べなかったせいで美味しくなかった、明日の朝もコーヒーが飲めないことを思うと、気分は最悪でなかなか寝付けなかった。


 その2

 いつものように駅からアパートへ帰る路、楽しみにしていた雑誌の発売日なので、まずコンビニで、その雑誌と弁当、スイーツを、24時間営業の激安スーパーでインスタントコーヒーを買って帰った、明日のプレゼンは、リーダーになって初めて任されたプロジェクトなので、張り切って準備をしていたら終電になってしまった。

 コンビニで新商品のスイーツを見つけたので買ってみた、夕食が弁当でもデザートがあると豪華な気分になれる。さっそく雑誌を見ながら、買ってきた弁当にインスタント味噌汁と海苔の佃煮、おしんこの夕食をすませ、デザートのコーヒーを淹れようとしたが、買ってきたのは、豆を挽いたもので、いつものお湯で溶かすのではなかった、早く雑誌を読みたくて急いでいたので間違えたようだ、しかたがないので、見よう見まねで、キッチンペーパーと底に穴をあけた紙コップで、ドリップしてみた、思ったよりちゃんと淹れられて、いつものインスタントより美味しく、新商品のスイーツもとっても美味しかった、これからは、本格的にコーヒーを淹れてみたくなり、ドリップの道具を揃え、いろんな種類のコーヒーを飲むのが楽しみになった、明日のプレゼンを頭の中で整理しながら眠りについた。

間違って買ってしまったが・・・


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