ヒューバ公爵家
父様の方のヒューバ家の血筋は
テルニーナ帝国建国当初は王族であったこと
王族から分かれた理由は詳しくは書物には残ってないがどうやら兄弟での争いを避ける為に片方が臣下に降ったようだ
その名残で王族だけが持つとされてる中の名前
この世界では神のようなはじまりの人からとったとされるターナとアーナが与えられている
祖先は伝説の竜に乗り、英雄4人を引き連れて悪しきものを退治しこの国を確立した、とされている
名前は、そのままヒューバ
それ以外の名前はどこにもない
ターナ、アーナは家系図をみると5代目から賜ったようだそこまでは初代ヒューバの名をとって家名としてつけていただけだ
この領地に残ってる書物ではこれぐらいしかわからない
たぶん元王族ってあるから詳しくは王家に記されているのではないかと思う
あとヒューバについては我が家で教えてもらうのは
ヒューバは剣士で最強ということ
よっぽど腕っ節のある人だったのだろう
まぁだからかヒューバ領地で産まれてくる男児は8歳になる年の1月に儀式を行いそこで剣を授かり1年間大人について何度か山に入り訓練するのだ
今はライ兄様が訓練対象者だ
ついこの間の10回目の山入りでは狩りをしていた
お土産のシシ肉は美味しかった
お祖父様の元公爵ヴァレは北の小さな国サガザナイの王女だったお祖母様ユナと結婚
嫡男の父様と次男で5歳下のルイ叔父様との四人家族であった
お祖母様が王女で嫁いできたこともありサガザナイ国とはとても良好なお付き合いをしいるらしい、オモイ草の種も売ってくれるし
ルイ叔父様は24歳で侯爵を賜りその時に結婚
魔法騎士団の第二副団長をしている
子どもは7歳の男児の双子、ヨアとルアだ
家は王都にあるみたいだけど叔父様以外は年の半分はヒューバ領地にいるのでヨアとルアとは仲良しだ
叔父様のお嫁様つまり叔母様は4歳下で当時の警備隊団長の娘で平民だったけど叔父様が一目惚れしてめっちゃアタックしたらしい
叔母様はいつも売れ残った私を引き取ってくれたって言っているが何やらドラマティックな過去があるみたい
まだそこまでは教えてもらえてない
ヴァレお祖父様とユナお祖母様は10年前に父様に家督を譲り今は領地の海沿いに屋敷を構えて住んでいる
私が王都でひとりになる時は必ずここにきて一緒に過ごしてくれるので大好きだ
どちらかというと第二の父と母みたいだ
二人とも引退するには若すぎると言われて
お祖父様はよく領地の警備隊の講師として若者を鍛えているしお祖母様は薬草を栽培し薬師としてあれこれ活躍している
ゆっくりできているかはわからないけどいつも楽しそうだ
父様方も皆んな美形だ
顔面偏差値が高過ぎて困る
と、親戚はまだまだいるけど一旦はこんなものかな
ゲームしてるときはこんなに深く知ることはなかったけど
ここまででわかる様に同世代で女の子は私だけだ
どんだけ可愛がってもらえてるか想像できるだろう
しかも、3歳まではすぐに熱を出す様な病弱だったものだから真綿でくるんだように育ててもらっているのだ
ユアナは相当いいポジションだよね
これが血縁者でなかったら
逆ハーものだけど
イケメンたちは大概血縁者だ
従兄弟とは結婚できるのか、、、