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レンジオブメモリー  作者: リオルグ(ゆっくりリオルグ)
レンジオブメモリー
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第1章第2話「レンと少女2」

レンは案内されるがままに屋敷の奥へと入っていった。


山吹色の床、翡翠の窓ガラス、ありとあらゆる宝石が散りばめられた豪華な衣装などがありふれていることからレンはさすが貴族だなと思ったのだった。


初老の男は群青色の扉の前に立つと扉を3回叩いた。

すると中から入れという声が聞こえ、入ると虎の毛皮を纏っている大柄の男がいた。


男「お前が新しく護衛に来たものか」男は枯れてはいるが威厳を持った声で尋ねた。


レン少年は恐る恐るはいと答え騎士の作法に乗っ取り深くお辞儀をした。


男「私の名はエルカト・ロスフェルタ・リヒゼン・ケイ男爵。皆の者からはケイ男爵と呼ばれている」

レン「お初にお目にかかりますケイ男爵」

ケイ「それで護衛の件についてなんだが私ではなく私の娘についてくれないか」

レン「男爵の娘さんですか」

ケイ「あの子は今年で17になるんだがなにせ貴族だからな、命をよく狙われるのだ」

レン「護衛の期間はどれくらいにしましょう」

ケイ「あの子が1人で自分の身を守れるようになるまで頼む」

レン「分かりました。騎士の名にかけて全力で娘さんをお守りします!」


娘の名はローザ幼い頃から好奇心旺盛で新しいことにたくさんの興味があった。

黄色の眼、肩まで届く長い金髪そしてケイ家の紋章である虎と蛇の紋章の髪留めで長い髪を結んでいた。容姿端麗のこの少女は15を迎えた頃から命を狙われ始め最近は常に自室に篭っていた。


ローザ「父上、その子は誰?」

ケイ「おお娘よ彼こそがお前を守る新しい護衛だ」

ローザ「父上!私は護衛などいらないです!」

ケイ「まあそんなことを言うな彼は自らここに来たのだから」


ローザはレンをチラリと見たあとすぐに部屋に戻ってしまった


ケイ「すまないなレンフィールドあの子は昔から人見知りでな...」

レン「閣下が謝罪する必要はありません私が必ず閣下の期待に答えましょう」


レンは自室に案内されると昨日からの疲れでベッドに倒れぐっすりと眠ったのだった

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