表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モブAはラブコメなんて求めてない  作者: 弱人間
一章
2/6

自称一流サラリーマンに絡まれた時の対処法

 俺は、バス停でバスが来るのを待っていた。俺が帰るのが早いからなのか周りには人がいない。


 普通にぼーっとしながらバスを待っていると、後ろから声を掛けられた。


「How do I get to Station?」


 男の金髪の外国人に話しかけられた。・・・俺に聞いてるのか?

 周りを見渡してみると、俺以外誰もいない。


「And bent the corners of the two eyes to the right」


 俺は、指を行けばいい方向に指を指しそう言うと、


「Thank you for giving us are tour!」


 とお礼を言って去っていた。


 そしてしばらくするとバス停にバスが来たので、俺はそれに乗り自宅に帰ることにした。


 そのバスの中の出来事だ。


「あの、お婆さんに優先座席を譲って貰うって言うのは····」

「は?する意味が分かりませんねぇ。そこの老害と一流企業勤めの私。どちらが席に座る方がいいかなど、言うまでもない事だと思いますがぁ?」


 どうやら、優先座席に座っているサラリーマンがいるみたいだ。


 俺は、後ろに振り向きその騒ぎの起きている方を見てみる。


 可愛いワンピースを着た美少女がサラリーマンに必死にお願いしていた。


「もお、ええよ。お嬢ちゃん。婆さんは平気だから、もうこれ以上言わんでいいよ」


「っで、でも!」


「はっ!お前よりそこの老害の方が話が分かるじゃん」


 涙目になっている美少女に対し更に追い打ちをかける、スーツ姿の男。


 仕方ないか·····。


 俺は、優先座席の方に歩いていく。


「なあ、そこの自称一流企業サラリーマンさん」


「っああ!?喧嘩売ってんのかお前!?」


「さっきの言動、全部このスマホに撮ってるんだけど」


 瞬間男の顔から、笑顔が消えた。


「は!?いや、嘘だろ!!!スマホなんてこっちに向いてなかったぞ!!!」


「いやいや、嘘なんかついて俺に何の得があんだよ。一流企業に勤めてるんだったらそれぐらい分かるだろ?そして、それを会社に送られたらどうなるか、とかもな」


「で、でもお前は俺の会社なんてわからないだろ!」


 勝ち誇った顔でそんなことを言う、自称一流企業野郎。


「いや、それぐらいなら簡単に調べられるぞ?まあ、仮に調べられなくてもこの動画をネットに拡散するだけでも充分効果はあるぞ?それでもまだ、席をどかないか?」


 俺が睨むようにして男を見る。


「ッッッ!!!俺は、もう降りる!!!」


 顔を歪ませ、男がバスを降りていく。


 まあ、動画撮ってたなんて嘘なんだけどね。


 やり過ぎ感は否めないが、他人を貶すやつはああなっても仕方ないとも思う。


 ああやって言っておけば基本的にああいう奴等は引き下がるんだよな。


「あ、あの、ありがとうございました!本当に助かりました!」


「いや、俺は何もしていない。勝手にあの男がバスを降りていっただけだ」


「ふふふっ。面白い方ですね。あ、それじゃあお婆さん、空いた席に座ってください!」


 少女がお婆さんを席に座らせる。


 そんなこんなをしていると目的の場所に付いたみたいだ。


 俺は、これ以上注目を浴びる前にバスを降り自宅に向かって歩き出した。



 ************************


 俺が自宅のリビングでゲームをしていると、リビングの扉が開いた。


「おかえり」


「····ただいま」


 開いた扉から入ってきたのは俺の妹である法堂 彩華だ。


 母親に似てか結構な美人さんで、結構モテる。


 俺?


 俺は、父親に似てそこそこイケメンだけど性格がネジ曲がっているため友達・彼女共に無しの童貞ですが?


 文句でもありますか?


「あ〜、彩華。今日の夕飯は何がいい?」


「オムライスがいい」


「了解だ。直ぐに作るから座って待ってろ」


「ん」


 俺は、手早く野菜を切りオムライスを作り始めた。


 しばらくするとテーブルには美味しそうなオムライスが並び俺達はそれを美味しく食べた。


「はあー、食った食った!あ、彩華皿洗いありがとな」


「·····作ってもらったんだから、これ位当然」


 そういって、お風呂に入ってくるといって部屋を出ていった。


 じゃあ、俺は寝るとするか。


 俺は、自分の部屋へ向かった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ