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リア充は爆発した方がいいと思う!
「なあなあ!これめっちゃ面白くないか!?」
「昨日彼氏とデートしてね〜」
「ははは!それあるわ!」
相変わらず下らない話をし、楽しそうに笑うクラスメイト達。それぞれが色々なグループに分かれ、友達と喋っている。一人ぼっちで机に突っ伏している生徒など一人しかいない。
一人机に突っ伏している生徒とは俺、法堂 龍斗のことだ。まあ、いわゆる俺は、世間的に言うボッチという奴だ。
学年の成績もちょうど平均。身体測定の結果も全て平均。正に目立たない、モブAと称される存在。それが俺だ。
学校に来ても全ての時間、寝ているため誰も俺のことなど認識さえしていないだろう。しかし、俺はそれを望んでいる。目立たず平凡に生きること、をだ。
「てか、また今度クラス皆で焼肉食べに行かね?」
「あー、いいね!」
何処が良いんだよ。どこも良くねーわ。人数的にどう考えても他の人の迷惑だろうが。と思わなくもなかったが特にいう必要も無いので、黙っておく。
ぼっちである俺は、話に巻き込まれる前に早々と教室を出ていった。
そして、バス停に向かう途中俺は思った。
リア充は死ね!