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魔王の暇潰し  作者: 福神漬け
9/17

"雨"の過去

大きな喪失。

記憶の欠落の部分を彼は考えていた。

細い鋼の刀を受けながら…




いなして返す。

そんな余裕はなかった。

自分の非力さに痛感しながら、

抜け落ちた、これまでの大部分の記憶…

忘れた記憶を追っていた。


ーー何か、ある。


ーーー思い出せない何か。


<お前のせいで…カエデが死んだんだよォ!>


確かにカンナは言っていた。

つばぜり合いでポツリと聞こえた。


セイフラント「いや、でも…なぁ…」


刀を受ける。

何本も何本も…

そして溜息。

面倒だった。

なんでだろう。

なんで知ってるんだろう。

なんで…

なんでカエデを知ってるんだろう。

確信がある!

確かにカエデを知っている!


ー薄く、少しだけだが思い出せた。

その時


『いました!こっちです!』

威勢のいい声につられて、見た事のある長身が現れた。


セイフラント「…あーもう!いい所だった!!」

カンナは黙って推し量る。

消えかかったオレンジの灯りが

神々しくその長身を照らしている。


???「特別追跡班長官、アグナ・ラインハルト!参る!」


アグナと名乗る長身は、

やはり路地裏で出会ったあの2人の片方だ。


アリア「と、なるともう1人……


小柄なマスクがいたはずである。


アグナ「急務だ。代わりに私の部下を9人、連れてきた。」

それなりの目つきをした兵士がつく。

アリア達1人につき3人と言った形だ。


セイフラント「カンナ…一旦休戦協定ってのは?」

カンナ「へぇ…黙認するよ。」


アグナ「仲間討ちなら…続けてくれても良いのだが…」

ーこいつは違う。

こいつは何か違う

アリアは直感で感じ取り、

カンナはへぇ、と小さく頷き、

セイフラントはただ、納得行かない風に首を落としていた。

みなさんこんにちは、

福神漬けです。

停滞した訳じゃあありませんが、

若干用事がありまして…まぁ、

少し投稿遅れてごめんなさい!

以後、もっと良く出しますねぇ!

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