表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王の暇潰し  作者: 福神漬け
5/17

野生幻想生物 -野幻-

ーー静寂。

寒蒼とした美しい羽。優雅に森を舞うその蝶は

生命の終点を感じ、紅い花の前に朽ち果てた。




アリア「…ノリで連れてきたけど、大丈夫か?」

セイフラント「ま、適当に拾って食うだろ?な、クロ?」

クロ「ワンワン!」


雪の様に白い毛並みとは裏腹に、

セイフラントはこの犬を【クロ】と名付けた。


アリア「まぁいいが…本当に何するんだ?」

セイフラント「…資金集め」


唐突な答えに、アリアは目を丸くする。(目は丸いのだが)

しかし、単に資金集めと言っても、何をすればいいか分からない。

そこでセイフラントが提案するのが…


アリア「蝶集め!?」

セイフラント「そう!蝶集め!」

アリア「なんだよ!それじゃ金にならないじゃないか!」

セイフラント「まあまあ、落ち着いて、蝶は蝶でも、狙うのはオルテイン。」


《オルテイン…野生幻想生物》

野生幻想生物とは…

略して野幻。地界(※1)以外の世界にも存在し、

幻想的で数の少ない、国から指定された生物の事を言う。

中には絶滅危惧種に認定され、保護を目的の元、金と取り引きするシステムが導入されている。


クロ「ワンワン!」

セイフラント「あ〜、クロはお留守番!夕方には戻ってくるから…ね?」

アリア「じゃあ…行こうぜ、セイフラント。」


2人の『お金稼ぎ』(無様な虫取り)は、初めこそぎこちないものの、慣れれば遊びのようにはしゃいで網を振るった。


アリア「そろそろ上がらないか?」

セイフラント「そうだな…クロも待ってる。」

アリア「夜はクロ連れて買い物に行こうか。」

セイフラント「えー…パァっとやろうよパァーっと!」

アリア「…それもいいな。」


クスリと笑う。

2人の向かう村に、黒い煙が立っていた事も知らずに。

みなさんこんにちは

福神漬けです。

連続…投稿では無いのですが、

ちょっとやる気が出ちゃったんで書きました。

いやぁ、人間のやる気って侮れないですね。

どんどん読んで下さい!!

感想も沢山書いて下さいねっ!と、


※1…全部で4つある世界の内、この作品の

舞台となっている世界の事。

(詳しくは4話参照)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ