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魔王の暇潰し  作者: 福神漬け
3/17

伝承者

この世界には、固有家継と呼ばれる、いわば能力が存在する。

その能力は家柄次第で能力を継いだ者を伝承者レギュラーと呼ぶ。

アリアとセイフラントもまた、

伝承者として生きているのだ。




アリア「追っ手は2人…」

セイフラント「見える範囲ではね。1人ずつ頂こうか。」


森の開けた所で、戦闘が展開される。

アリアとセイフラントは2手に別れ、それぞれで戦い始めた。


~

ジジジジジジ…

アリアの振る剣、そこから発する"音"は、太刀筋を止める度に大きくなっていく。

やがて…

バチバチバチ!

と、青白い火花を立て、敵兵の顔をかすめた。


アリア「避けるだけじゃ駄目だ。」

『っ!?』


強い雷を受けた体は言葉にならない悲鳴を上げ、


アリア「…重力グラビティ。」

『あ⃕り⃕…え⃕な⃕い⃕……!』


敵兵が膝から崩れる。

と、言うよりかは押さえつけられている、という方が正解に近い。

『重い…っ!』

辛うじて態勢を立て直そうとする兵の前に、もうアリアは剣を……


ズシャ。


セイフラント(重力…目視の範囲の重力を操るのか……)

敵兵『余所見かよ!余裕だな!』


敵もやはり手練であり、動きに無駄がない。


セイフラント「そーゆーのいいよ。風情がない。」


後ろに倒れたと思えば体をくねらせ、横回転して足を掴む。

そのまま剣の柄を太ももの側部へ…


セイフラント「急所1発目ぇ!」

敵兵は悶絶、こちらこそ膝から崩れる。

後ろに回り込み、脊椎。


セイフラント「急所2発目っ♡」


2人を倒したと同時に、銃声が響く、狙いはセイフラント。


セイフラント「……


飛んできた筈の銃弾が消える。

すこし遅れて、セイフラントも消える。


アリア「終わったか?」

セイフラント「3人目、木の上に隠れてたよ。」


泡を吹いている。


アリア「どうしたらそう殺せるんだよ。怖えーよ」

セイフラント「言ってなかったか!俺の固有家継は物質操作ハンドルだよ。」


見たものなら表面的に、触れたものならその全部の

原子

分子

電子

を、意のままに操る能力である。


セイフラント「それよりその剣…かっこいいよ!」

アリア「そ…そうか?」


アリアの剣は空洞があり軽く、敵の刃を受ける程、帯電する珍しい剣である。

~


2人は互いの戦い方・固有家継を確認し、一瞥してから煙の立つ村へ歩いて征くのだった。

みなさんこんにちは

福神漬けです。

アクセス数がグングンと伸び、200を軽く超えてます

平凡を装ってますが、

心の中ではなんか張り裂けそうです。

ただ、累計上位作品を読んで

一旦折れました。

ふぇ、まぁ気長に頑張りますね!

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