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魔王の暇潰し  作者: 福神漬け
11/17

そして雨は止む

降りかかる赤。

決して鮮やかでない、鈍く、赤黒い。

気付けば雨は止んでいた。




間もなく、アリアが元に戻る。

恐らく、【蒼い狼】の記憶は無いだろう。

アリア「……


湿気った木目の床に、左目から左脳にかけて、

綺麗にくり抜かれた、かつてのセイフラントが倒れている。


カンナ「敵の…兵士に殺られたんだ。」

ーーー<カンナ、後は任せたよ。>

最期の言葉の真意、カンナはまじまじと受け取る。

しかし、


アリア「もういいんだ…もう…全部知ってる…」


カンナは完全に虚を突かれた。

震え交じるアリアの声はまだ止まらない。


ー全部知っていた。

実験のことも、セイフラントのことも。


骸に近付いてみると

地面がずるりと滑った。

もう雨で湿ったのか、血で湿ったのか判らない。


ーーカンナは読んでいた。いや、読まされたに近い。


カンナ「もういいんだ。

因縁なんて…俺が馬鹿だった。

あぁ、俺が悪かった。もう…許すから……」


最期の一言には、それ程の何かが詰まっていた。


アリア「…で、これからどうするんだ?」

アリアが重々しく口を開く。


カンナ「そうだったな…本当は3人でやるべきだった。」


乱れて、赤く染まった白髪の死体を眺め、カンナは続ける。


「革命だ」

「革命?」

唐突な答えに思わず聞き返した。

カンナ「世界の…革命だ。」

アリア「世界……。」

カンナ「この…捻り狂った世界を変えるんだ。」


ーー何がこの勉学少年を駆り立てたのだろう。

まだその理由は判らなかった。



ーーーーこれより2人は、『世界革命』と名乗る。

みなさんこんにちは、

福神漬けです。

課題が終わらなくて投稿出来ますんでした。

申し訳っ!

でも、明日から出しますね!

今後もよろしくお願いしまぁす!

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