『今さらのキャラ紹介 北の玄と西の白』
「はいっ。てなわけでね。前回に引き続き、今回もキャラ紹介なわけなんですがね。今回は俺、玄武のタケシと」
「…………」
「──えと、白虎のトラの二人でお送りしていきたいと、そう思っているわけですが、ちょっとトラ。挨拶くらいしなさい」
「……白虎、トラ」
「それ俺がもう言ったよ!しかも超みじけえな!」
「……わたし、無口だから」
「それはわかるが、今は二人しかいないんだからちゃんとお話ししてくださいね」
「……そもそも、これなに?」
「かくかくしかじか、ってわけだ」
「……了解」
「伝わっただと!?えっ?ほんとにわかったか?」
「……リューの企画。キャラ紹介。話数稼ぎ」
「すげえ。ちゃんと伝わってる。伝わらなくていいことまで伝わっちまってる。まさかトラにテレパシーの能力があったとはな」
「……と、台本に書いてあった」
「いつの間に!?って、それまだあったんだな」
「……わたしたち用」
「あ~、なるほど。でも別にわざわざ俺らの分まで作らなくても」
「……でも、これしか書いてない」
「なんだそりゃ。自分達で考えろってか。それはそれでめんどくさいな」
「……で、どうするの?」
「ん。じゃ俺からトラの紹介してやるよ」
「……よろ」
「それじゃいくぜ!」
「……気合い入れる必要はないと思われ」
白虎 (あだ名はトラ)
京都を守護する神の一人であり、西方守護神。とある道に己の神空を持つ。
白く短い髪に白黒の縞模様をした虎耳と尻尾を生やし、無口でクールな性格。一番背が低いことを気にしている。しかし、胸はわずかにスズメより大きい。
リズムゲームが大の得意でやりこんだゲームなら目をつぶったままフルコンボすることが出来るほど。
自身の魂が具現した神の武器、神器の名は『白虎砲』
幾万もの妖怪を撃ち抜き消し去ることができる力を持っている。が、今では熱風が出るようにしており、ドライヤー代わりにしか使われていない。
リューのことをライバル視しており、現在密かにパズルゲームの特訓中。
「…………」
「なんでそんな怖い目で睨んでくるんですかトラさん」
「……秘密、ばらした」
「原因はそれか。でもアレ、既にリューにもバレてるぞ?」
「……なん、だって?」
「なんでもなにも、皆のいる前でテト○スやってりゃ誰にだってわかるわ」
「……ふ、不覚」
「お前も大概アホだよな」
「……次、わたしがたけしの紹介する」
「おうよろしく。なるべく格好良い感じで頼む」
玄武 (あだ名はタケシ)
変態
「ちょっと待て!!!」
「……なに?」
「なにもへったくれもあるか!なんで俺の紹介だけ二文字なんだよ!?なんで合計二十三画しかないんだよ!!今までの定型文みたいな説明すら入ってねえじゃん!あんまりだろこれは!」
「……たけしのことをよく言い表した紹介だと思う」
「失礼すぎて泣けてくるわ!」
「……文句、多い」
「多くないと思いますけどね!なぁ、ちゃんとやってくれ。お願いだから」
「……自分でやれば?」
「酷くない?!俺達パートナーじゃん!」
「……え?」
「そんな心底不服そうな顔しないで!今本気で心に傷を負ったから」
「……ふぅ。やれやれ」
「何で俺がわがまま言ってるみたいになってるんだよ」
「……それじゃ、改めて」
玄武 (あだ名はタケシ)
京都を守護する神の一人であり、北方守護神。とある山に己の神空を持つ。
黒い髪に黒い甲羅|(取り外し可)を背負っている。優男だがへたれで変人みたいな性格。つまりは変態。
ギャルゲが何より好きでかなりの数のヒロインを攻略したことがあると豪語する。が、リアルではそんな経験は一度たりともない。
自身の魂が具現した神の武器、神器の名は『玄武甲』
幾万もの妖怪の攻撃を防ぎ弾くことのできる力を持つ。が、今ではスズメ達からの厳しいツッコミを防ぐためにしか使われず、しかも大抵防ぎきれないので存在価値が薄れ始めている。
実は魂を二分した片割れの相棒がいる。その相棒は現在旅に出ていて消息不明。
「そういや、今どこにいるんだろうな」
「……どうせ時期に戻ってくる」
「おっ?フラグだな」
「……回収はいつになるかわからないけど」
「そんなことまでぶっちゃけるんだ……。まあいいやそれは。で、なんだっけ。確かもう一つやらなきゃならんことがあったような」
「……なにかの、説明しないといけない」
「なにか、って……あぁ、神空とか神器とか、そういうのだな。じゃ『神器』の補足説明でもしましょうかね」
「……よろ」
「丸投げかよ。少しはやる気を見せてくれませんかね。ま、いいけどよ」
神器
五神の全員が持つ、己の魂の形を具現化させた神の武器のこと。神器の全ては桁違いの攻撃力、防御力を備えており、並の妖怪や悪霊はなすすべもなく消し飛ばされる。
のだが、現在はその力を振るうべき相手はほとんど存在していないので、宝の持ち腐れ同然である。
「……確かに、宝の持ち腐れ」
「俺の神器なんてリンに簡単に砕かれるからな。宝かどうかも怪しいところだ。あっ、そうそう。神器は魂の具現化とか言うけど魂そのものじゃないから壊されても死ぬようなことはないぞ。ただ、ダメージは尋常じゃないけどな」
「……どうせ死なない」
「それはそうだが、たまに死んだ方がマシと思える時があるぞ」
「……そう。わたしはない」
「お前はリンに気に入られてるからな。厳しいお仕置きを受けないからだろ」
「……自業自得でもある」
「否定はしない。っと、そろそろ終わりにするか」
「……短くない?」
「ん~。そりゃスズメとリューの二人の時よりは短めかもしれないな。でも本来キャラ紹介なんて長いものじゃないだろ」
「……確かに」
「てなわけで、今回はここまで。次回は、ええと……うん」
「……リンが一人でやる」
「なんの躊躇もなく言ったな」
「……事実だから」
「そうだけどさ。なんか、可哀想な気がしないでもない」
「……なら次も出れば?」
「いや、やめとく。これはこれで面白そうだし」
「……結局そうなるんなら、言わなくても」
「そりゃそうだ。じゃ次回、我らがリーダー、麒麟のリンさんが一人で完璧にキャラ紹介、というか自己紹介をします。乞うご期待!」
「……無駄にハードルをあげていくスタイル。しかも他の神のを。流石は変態」
「いや、それ全く関係ないからっ!」




