第一部 あとがき
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。といっても、第一部ですが。
さて、この作品。きっかけはボツになった短編ホラーでした。以前からアイデアのあったファンタジーの復讐物。それに転生設定を加える形になり、第一話はその短編ホラーに手を加えた物を使うことになったのです。
この作品を書こうと思った理由は2つ。
一つは、今現在も連載しています、『50代から始める基礎戦闘術』において、コメディータッチな物を書くのにはある程度経験があったのですが、バトルシーンや、シリアスなシーンを書くのに非常に四苦八苦しておりました。そういった場面の経験値を得るためというのが一つ。
もう一つは、実は私。主人公最強、チート、ハーレム。好きではありません。では何故書こうと思ったか? 好きではないからです。好きではない私が書いたらどういう物になるか。それも面白いと思って始めたのがもう一つの理由です。ちゃんと主人公最強、チート、ハーレムになっているか解りませんが……。ああ、後、テンプレというのも好きではありませんね。私、皆が右を向いたら左を向く変わり者ですので(笑)。私が書いた物は、どれも独特の世界観になっていると思います。
色々とこの作品でやりたい、そう思っていた事を盛り込んだ結果。時に、コミカルに。時に、非常に残酷に。時に、ホラー的な場面もあったりと、各話によって受ける印象は大きく違ったと思います。書いている私もちょっと、気分が滅入った場面もありました。
ストックは最初の一話と二話のみの状態でスタートしました。おおまかな筋は決めていたとはいえ、ほぼ二ヶ月で14万文字。ほぼ毎日更新という形を取って、リアルタイムにその日の分を毎日執筆して、執筆速度を上げるという目的もありました。ちょっとさすがにパワーダウンして来たので、一ヶ月色々やって、パワーチャージして再開。としたかったのですけど、年末年始がありますので、2月からの再開とさせていただきたいと思います。
また、ここがよかった、ここは直した方がよい。そういった感想をお待ちしております。それではまた、2月にお会いしましょう。