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第二話:ツナマヨ大地に立つ

夜遊びもやめ大好きだったパチンコも週一回の楽しみとした。

喫煙もやめた。アルコールもやめた。一日に100箱吸っていた

ヘビースモーカーの禁煙に家臣たちは驚き、落胆した。

みな死ねばよかったのにと思っていたからである。

それは死ねば王位がオレの手に・・という考えの下ではない。

単純に死んでほしかったのだ。

事実徳川家は縮小の一途を辿り、ここ最近は支持率も天皇側に

半数以上を取られ、家臣達もヤバイと感じ始めている。

いつまで政権が保てるか賭けている者もいる。

そんな中徳川家に新たな長男が生まれたということは

例えるなら一筋の光明が差し込んだようなものであったので

国は沸いた。歴代の中でも出来損ないであるマグロ。

国民たちはせめて長男はマトモに・・・と願った。

で逆に謝ったこと。

クラスの中の女の子にツナマヨがちょっかいを出しマスコミに叩かれまくった

こと。

そして中学校入学して1年が過ぎたツナマヨ14歳の春。

マグロが倒れた。末期であった。

末期の椎間板ヘルニアであった・・・

歩くことさえままならぬマグロに国民が政権交代を求めた。

その当時はマグロの一番の家臣とされていた伊達・ミッキーマウスが

政治を握ることと予想されていた。この国の株価は年々減少にあり、この難しい時期にマグロですら危なっかしいのに14歳であるツナマヨは若すぎた。

しかし、

「次の将軍は徳川ツナマヨじゃ。これはワシの全権限を持ち

決定したことじゃ。異論は許さぬ。」

こんな大事な時期に将軍らしいことをしてしまいやがったマグロ。

最後の最後までマグロはポンコツであった。

いきなり将軍に任命され戸惑うツナマヨ。

それもそのはず当時ツナマヨはおそらく人生で一番楽しい時期で

あろう中学2年生を謳歌しきれずに終わってしまった。

病床のマグロが言った。「ワシの大事なツナマヨや・・

こんな時期だからこそお前に政権を譲ろう・・

お前の力を見せ付けてやればまだ徳川家再興も夢ではない・・・

頼んだぞ・・・」

ツナマヨ「今日カラオケ行く予定だったんだけど。」

マグロ「ゴフッ!!そ・・・そんなこと言わないで・・・ガクッ」

徳川幕府第461代将軍徳川マグロ享年58歳あまりに若すぎた死だった。

死因:ツナマヨによる言葉のショック死


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