ハイオノアの太陽
九層地獄第四階層の支配者ベリアルの娘———は、父の宝物庫から死の神の神器を持ち出してしまう。神の武器は一度主を決めると他者が扱えなくなるため、怒った父ベリアルは娘の記憶とデヴィルとしての能力を封印し、地上に追放する。記憶を失った彼女の心には、なぜかデヴィルへの憎悪だけが残った。アデモ帝国の辺境の町ナプサタで、ハーフエルフのレンジャー・アリオン・ハイオノアは冒険者組合での差別に愚痴をこぼしながら薪割りをしていた。故郷の森を侵略者に奪われ、両親とも別れた彼は今やその日暮らしの冒険者。そんな時、森の方角から異常な騒がしさが聞こえてくる。二人の旅が始まろうとしていた。
プロローグ 地獄の断罪
2025/08/03 22:31
(改)
森の外れの住人
2025/08/03 22:44
運命の出会い
2025/08/03 23:03
激怒
2025/08/04 17:05
目覚め
2025/08/10 14:33