#6 万引き
それから僕は、夢嫁のおっぱいの件で下半身が、すごくムラムラしつつも、これからの事をちゃんと考えて決断を出していく。
そして次の日、学校が休日であるため僕が近所のスーパーマーケットに出掛けてると、入り口付近に松田さんと姫川さんが怪しげな会話をしていた。
「由衣、今日も結構いい感じに持って帰れたね」
「総長のおかげですよ」
「恐らく万券相当はいくんじゃない? 」
「これは十分行くでしょ! 」
この時僕は、万引きしてることが分かった。
ここで少し分かりやすく解説をする。
彼女たちが言った『持って帰れた』と言うのは盗んできた事を意味して、『万券』と言うのは、一万円札の事を意味しているのだ。
このままではいけないと思ったため僕は、松田さんに近づいてやんわりと話しかける。
「あの、松田さん申し訳ないんだけど、ちょっと良いかな? 」
「てめぇ、こんなところまで追跡してきたのか? 」
「追跡なんてしてないよ!ただ自分もスーパーに行こうとしたら、たまたま見掛けただけだよ」
「こりゃ、もっと酷い目にあわせないとダメみたいだな。由衣、あとの2人も呼んでこい! 」
「分かりました! 」
そして姫川さんは、あとの2人を連れてくる。
「てめぇ、ひつこすぎるんだよ!こうなったら蹴りをつけよう! 」
「蹴りと言うのは… 」
「これから4人で、てめぇをボコボコにする。さすがにナイフまで出したらウザい展開になってもあれだから、ナイフや武器は使わずに素手喧嘩形式で行う。それでてめぇが、それでも私たちに一切手を出さずに耐え続けることが出来れば、てめぇの勝ちにしてやる。だが私たちに一度でも手を出した場合、私たちの勝ちと言うことで、今後一切近づいたり話しかけるな! 」
「と言うことは、耐え続けることが出来れば僕の勝ちになると言うのは、嘘じゃないんだろうね? 」
「ああ。一応女だし、嘘はつかないよ。なんなら誓約書を書いてあげても良いんだぞ」
「それなら僕、耐えてみせるよ」
「てめぇ、私たちに勝てるとでも思ってるのか?私は、総長だぞ! 」
「団長か課長かよく分かりませんが、僕が耐えてみせます」
すると姫川さんが、あとの2人を連れてきて松田さんに伝える。
「総長、桜と紗綾も連れてきました! 」
「おっ、おつ! それじゃ今からアイツをこてんぱんにやっつけろ! 」
松田さんがそう言うとみんなで僕に立ち向かってきて、片足をあげて顔面を蹴ってくる。
そしてこの時僕は、勝利を確信したのだ。
それは、全員短めのスカートであるため、蹴られる時に下着がまる見え状態になり、ヤンキーというわりには、松田さんはハート柄の綿の下着で、姫川さんもパンダ柄の下着であるのだ。
しかし約5分ほど顔面を蹴られたら起き上がってを続けると、少しめまいがし始める。
すると松田さんが、みんなにこう指示を出す。
「次は、股間とお腹を殴ったれ! 」