#15 私を女にして
すると少しずつ落ち着きを取り戻しながら言った。
「大輝、こんな私を構ってくれてありがとう」
「良いんだよ。これは僕がしたくてしてることだから」
「でもすごく臭いでしょ? 」
「そんなことないよ。それに僕は、本当の男なら女の子が苦しんで悲しんでるときこそ傍にいてあげるものだと思ってるから」
「それじゃこれからも私を女として扱ってくれる? 」
「当たり前だよ!その代わりさっきみたいに急にキスしたりするかもしれないけど」
「そんなのいつでもしてくれて良いよ」
「ありがとう、桜」
「私の方こそありがとう! 」
それから桜は、僕の目の前でスカートとパンツを脱ぎ捨てていき、お尻を拭いていった。
ちなみに僕は、桜からお尻を見ててほしいと言われたため、言われた通り見ていた。
「桜、大丈夫? 」
「私は、大丈夫なんだけどパンツが汚れちゃってるの。幸いスカートは大丈夫なんだけど… 」
「スカートは大丈夫なんだね」
「うん。大輝、このままノーパンだと帰りに他の人におしりを見られるかもしれないから、悪いんだけどもう一回私を抱き抱えてくれない? 」
「桜が良いなら良いよ! 」
「ありがとう! その代わり私のおしり好きなだけ見たいときに見て良いから! 」
「いきなり何言ってるんだよ!それじゃそろそろスカート履いてくれない? 」
「うん、分かった」
それから桜は、スカートを履いていき僕は、桜を行きと同じように抱き抱えていきながら、プレハブ小屋まで連れて帰った。
そしてその夜、莉乃たちと別れてから、門の入り口で待ってると夢嫁が車を運転しながら来てくれた。
「大輝くん、遅くなってごめんね」
「ううん。さっき来たばかりだから大丈夫だよ」
「ほんとに?それなら良かった!職員会議が長引いてしまったんだよ」
「そうだったんだ。夢嫁おつかれさま! 」
「ありがとう!大輝くんもおつかれさま!あっ、今ドア開けるから乗ってね」
「ありがとう! 」
そして僕が夢嫁の車の前の座席に座ると、夢嫁がいきなり手を繋ぎ出す。
「大輝くん、ちょっとだけ良い? 」
「うん、良いよ」
「ちょっと甘えたくなっちゃって… 」
するとそのまま夢嫁が僕の唇にキスをしてくれた。
「夢嫁… 」
「待っててくれたお礼だよ! 」
「ありがとう!それじゃ僕もするね」
そして今度は、僕が夢嫁の柔らかな唇にキスをしてあげると、すごく幸せそうな表情をしてくれた。
「あんっ、大輝くんからキスしてもらえるとやっぱり嬉しい! 」
「僕も夢嫁からのキスは、すごく嬉しいよ」
「良いムードになってきたね!あっ、このままえっちなムードになったら困るから今からあたしの家まで運転していくね」
「うん、分かった。お願いするね! 」
すると夢嫁は、車のエンジンをかけて走らせていく。