#12 強引なところ
「大丈夫って明日も学校あるんだよ! 」
「別に良いじゃん。ほら、そろそろ授業始まるから決まりね! 」
「ちょっと、勝手に決められても困るんだけど… 」
しかし夢嫁は、嬉しそうな表情をしながら急いで教室の中に入っていった。
そして一日の授業が終わり生徒が下校しようとすると、夢嫁が僕に話しかけてくる。
「大輝、6時くらいまで好きなことして待っててくれるかな? 」
「うん、良いよ」
「ありがとう!実は職員会議が、もうすぐしたら始まるからそれには参加しておかないといけないからね」
「それは大変そうだね」
「職員会議は、超ダルいんだよ!あっ、先に帰らないようにね」
「帰ったらダメなの? 」
「ダメだよ。先に帰ったりなんてしたら大輝が無理やりえっちしてきたって言いふらすわよ! 」
「夢嫁、勝手にしてもないことを言わないでください」
「それなら待っててくれたら良いだけの話だから。と言うことで、あたしは職員会議に出てくるからまたね! 」
「夢嫁ったら… 」
それから夢嫁は、職員会議に出席するため職員室に向かっていく。
夢嫁は強引な部分もあるが、決して僕は嫌だとは思ってない。
それは、こういう強引なところも好きだと思っているからである。
すると後ろからいきなり莉乃が僕の腕をつかんでくる。
「大輝、先生に話しかけられてたけどどうしたの? 」
「莉乃!いきなりつかんで来られたらビックリするじゃん」
「だって教室の中だと声かけにくいから… 」
「そうだったんだね。ちょっと今夜話したいことがあるからって言われたんだよ」
「今夜ってまさか大輝、先生とえっちするの? 」
「違うよ!ただ話したいことがあるからって言われたからたぶん学力関連だと思うよ」
「そうかな。まぁ、良いわ。今日もプレハブ小屋に来てもらうからね! 」
「6時前くらいまでなら良いよ」
「よし!それならこっち来てくれない? 」
そして僕は、莉乃に女子トイレの個室の中に急いで連れていかれる。
「莉乃、女子トイレは危ないよ! 」
「大丈夫だから!ちょっとだけ2人の時間が欲しいの」
「2人だけの時間? 」
「うん。今から私、おしっこするの」
「それなら僕、出ておかないと… 」
「ううん。今からおしっこしながら大輝とキスしたいの」
「キスならプレハブ小屋でも出来ると思うけど」
「ここで2人きりでキスしたいんだよ。それとも私とはキスしたくないの? 」
「そんなことないよ!そりゃ、莉乃と2人きりでキスしたいよ! 」
「それなら決まりだね! あっ、私のさくらんぼ見ながらする? 」
「さくらんぼってどういう意味かな」
「さくらんぼは、おっぱいの事だよ!さくらんぼも基本的に2つセットで、おっぱいも2つセットでしょ? 」
「あっ、だからおっぱいをさくらんぼに言い換えたんだね」