【毎日更新】[更新停止]異世界、来ました

第2章 幼年期 狩魔修道士篇

第18話「私は無事に帰ってきました」

　アリアの動く城で数日休んだので、そろそろ帰ろうと思った。

　「アリアの世話に感謝して、勇者王都に帰ります」。」

　「そうですか。じゃ、送っていきましょう。」

　「えっ? あの扉は勇者王都にも行けるの? 」

　「うん、できるよ!ついでにこの魔導具の鍵をあげよう。」

　アリアは一つの鍵をわたしの手に渡した。

　「なんだ、これは? 」

　「あちこちのドアにこの鍵を差し込めば、開いたドアがわっちの動く城につながるよ!わっちの子よ!」

　「うん、ありがとう、アリア。」

　「じゃあ勇者王都に行こう! 」

　アリアが城の扉を開けると、中に入っていった。魔法の道具を売っている店だった。

　「あら、アリア様がいきなり店に来るなんて! 」

　話したのは店員だった。

　「ジェシカ、わっちはただ子供を連れて王都に戻ってきただけだ。ライト, こちらジェシカ, わっちの店番をしてくれている店員。」

　「ジェシカさん、こんにちは、ライト・キングスマンです。」

　「はじめまして、ライト様、ジェシカ.アーロンです。」

　「では教会に行って狩りの結果を報告しよう、バイバイ、アリア。」

　アリアについてはまだ多くの疑問があるが、この鍵を持っているかぎり、いつかまた会える機会はあるだろう。

　　※　※　※

　ライトが去った後、アリアとジェシカは話し始めた。

　「アリア様、明王子様は王都を取り戻すつもりですか?」

　「あの子は自分がどうやって生きていけばいいのかわかっていないのよ!それに、王位にはあまり興味がなかった。」

　「王都にいる影として、明王子には王になる資格があると思う!」

　「あの子をあなたたちの戦争に巻き込まないでください。」

　「アリア様王を殺したトーランド.リチャードをこのまま放置してください?」

　「アルス三世はあまりよい王ではなかったし、彼の多くの誤った政策がその結果をもたらした。もっと重要なことは、彼は私の子供ではなく、私の子供の夫です。」

　「それでは愛姫様のことは明王子に言わなくてもいいのですか?母親が生きていること。」

　「愛姫はいい母親じゃない!あの子を捨てて再婚したんだから!分裂した新勇者王国で今を生きよう。」

　「アリア様、今、勇者王国は9つの国に分裂しています?」

　「統一か分断か、そんなことが重要なのか?一番大事なのは、国民が十分に食べて眠れることです!」

　「アリア様、あなたのおっしゃるとおりだとわかっています!しかし、戦争が止まったのは、国々があなたの力を恐れたからです!戦争を止めた。」

　「話はこっちにしよう。ロケット作りに戻ります。」

　「アリア様... ... 」

　「これ以上言うと、怒るわよ、ジェシカ」

　「申し訳ございません、僭越《せんえつ》です」

　その後、アリアは動く城に戻った。

　　※　※　※

　この魔導具店を出た俺は異空間からバイクを取り出し、それに乗り込み、地図に従って王都の教会へと向かった。そもそもこの魔導具店の名はアリアの魔導具店というのだが、まさか本当に大魔法使いのアリアがこの店の店主だとは誰も思わなかっただろう。

　教会の前でバイクを停め、バイクを異空間に戻してから、教会の中に入った。

　「子ども、教会に来てくださいって何ですか? 」

　一人の修道士が話しかけてきた。

　「わたしはレイテ.キングスマンがレッドファイアードラゴンを狩って帰ってきた!司教さまにお伝えください。」

　「子よ、おまえがレッドファイアードラゴンを狩ったというのは本当か? 」

　「私の冒険者ギルドカードを見ろ! 」

　ポケットからカードを取り出して修道士に見せると、魔術プロジェクションの画面が現れ、最新の狩りのデータにレッドファイアードラゴンキングが表示された!

　「レッドファイアドラゴンキングを狩ったのか! 本当だったのか! 」

　「司教様に、彼女に会いたいと伝えていただけますか? 」

　「司教さまにお知らせしますので、しばらくお待ちください」

　わたしは教会の椅子にすわって数分待っていると、司教さまがさっきの修道士といっしょに姿をあらわした。

　「ライトか!本当にやったんですね!しかもドラゴンキング!きっと大変な戦いだったに違いない。!」

　「こんにちは、司教様! お久しぶりです! 」

　わたしは片ひざをついて司教さまに拝謁した。

　「免礼、起きてください。」

　わたしは立ちあがり、真剣なまなざしで司教さまを見た。

　「ライト、レッドファイアードラゴンの魔石を見せてくれないか? 」

　「えーと、かなり大きいので、外の広場に出てもいいですか?」

　「うん。」

　わたしは司教さまたちといっしょに教会を出て、広場に出た。

　「みなさん、広場の中央から出ていただけませんか?物を出して並べたい!人を傷つけるとよくない!」

　「何だ? あの子は何を叫んでいるんだ? 」

　「司教さま、人ごみが散らないと出せません」

　「そうか! じゃあ言ってあげようか! 声のラジオ魔術! 」

　司教はそう言って魔術をかけた。

　「市民の皆さん、しばらく広場の中心から離れてください!シルヴィア司教です。」

　それを聞いて群衆が散り散りになったあと、異空間からレッドファイアドラゴンキングの魔核石《まかくせき》を召喚《しょうかん》すると、巨大《きょだい》なトラックのような巨大《きょだい》さに驚嘆《きょうたん》の声があがった。

　「ライト!なんという大きな魔石でしょう!あなたに狩りを頼んだのは普通のレベルのレッドファイアドラゴンだったはずだ!」

　「しょうがない、たまたま竜王に会ったから殺したんだ!」

　「民衆の皆さんこれはレッドファイアドラゴンキングの魔石、こちらのライト少年が斬ったのです!この教会によって狩魔修道士に推薦されるこの勇敢な少年に拍手を送ってください!」

　民衆が手を叩《たた》いた。

　その後、私は魔石を教会に寄付し、そのまま広場に残しました。

　「シンピー、カメラを持ってきて、魔石の前で撮影します! 」

　「はい、司教さま」

　「ライト、魔石の前に立て。」

　「はい。」

　その後、彼らは私の写真を何枚か撮ってくれました。

　「それではこれから推薦状を書きますから、明日あなたが手紙を取りに中央大陸の教皇国に向けて出発してください」。」

　「はい。」

　それから教会を出てバイクに乗り、休日だから家にいるだろうリナの家に向かった。

　車を停めてリナの家の門の前に立ち、執事が取り次ぐのを待った。

　数分後、リナが出てきて、小走りにやってきて、私の腕の中に抱き入れた。

　「バカ、私がどれだけあなたのことを心配しているかわかっているのか?あなたから何日も手紙が来なかった!」

　彼女の小さなこぶしが私の肩を叩いた。

　「すみません、北部には手紙を出す場所がありません。レナ、話したいことがたくさんあるんだ!」

　「うん、聞かせてください! 」

　それからリナの家の庭にあるあずまやに入り、お茶を飲みながらクッキーを食べていた私は、リナに道中で見聞きしたことや、大魔法使いのアリアと出会ったことや、レッドファイアドラゴンキングを倒したことなどを話しました,しかし、私が王室の一員であることは秘密にしておきます。

　「いきなりレッドファイアドラゴンキングカ! 」

　「魔石の大きさによりますか?こちらに写真を撮った写真があります!今、教会前の広場にあります。」

　少し前に撮り終えた写真の余分な枚数をポケットから取り出した。

　「本当に大きい! 竜王はどれくらい大きいの? 」

　「竜王の死体を空間魔術で分割して異空間に収めたんだけど、見る?」

　「うん! 」

　レナと私は広々とした芝生に出た、それからドラゴンキングの爪の一本を取り出した。

　「なんて大きなツメだ! ドラゴンの頭は? 」

　「すみません、ドラゴンの頭を魔術で吹き飛ばしてしまいました」

　「そうなんですか! でも、本当にすごいですね! 」

　「すごくないよ!レッドファイアードラゴンキングを狩っていたときのむなしさ、自分はいったいなにをしているんだろうという気がしてきた?」

　「ライト! そんなところで突っ込むな! 」

　「あっ、痛い! 」

　リナは俺の額に手刀を突きつけた。

　「あなたが無事に帰ってきてくれたら嬉しいです。」

　「ごめんなさい! ドラゴンボールレーダーでドラゴンボールを見つけられませんでした。 明日、中央大陸に出発するから、ドラゴンボールレーダーでドラゴンボールを探すのを手伝ってあげるよ。」

　「バカ! 」

　彼女は小声で言った。

　それからバイクでリナの家を出て、リウイさんの家に行った。ドアの向こうから、奥の修練場から練習の声が聞こえてきた。

　バイクを降りて、修験場に入った。

　「すみません、リウイさん、私戻ります! 」

　稽古中だった弟子たちが、こちらを見ている。

　「ほう!ライトじゃないの?戻ってきたのか!レッドファイアードラゴン狩りは成功したか?練習を続けてください!」

　リウイさんが私声をかけてくれ。

　「ええ、これはわたしが教会に渡《わた》した魔石《ませき》の写真です」

　私はポケットから写真を取り出してリウイさんに見せた。

　「そんなに大きいの! 竜王に会ったの? 」

　「うん、出会って、殺した。」

　「おい!いいかこいつはレッドファイアドラゴンキングを狩りに行ったんだぞ!こいつは俺の最初の弟子だ!彼と練習してみませんか?」

　リウイさんは弟子たちに向かって、この中には大人もいれば、私のような子供もいると叫んだ。

　それから私は彼の弟子たちの練習に付き合うようになり、まだ生死を超えた戦いを経験したばかりでしたが、放水のつもりはなく、剣術と体術でリウイさんの弟子たちを次々と倒していきました。

　「強いなあ!こいつも強すぎる。!師匠、僕もそんなに強くなれますか?」

　「きみたちは知っているのか?こいつは俺の負け犬だぞ!」

　「つまり、師匠の方が強いってこと? 」

　「もちろんだ、代わってくれ! ライト! 」

　「放水はしません! 」

　リウイさんと木剣《もくけん》を持って戦おうとしたとき、カイヤさんの声がした。

　「お昼ご飯だよ! 」

　「ライト、食べに行こう! 」

　「うん、おう! 」

　わたしたちはレストランに行って腰をおろし、昼食をとり、わたしはカイヤさんの料理を食べながら、リウイさんに話しかけ、この旅で見聞きしたことや、ドラゴンキングを倒したいきさつを話した。

　リウイさんとの会話を聞いていた弟子たちは、私に崇拝の眼差《まなざ》しを向けた。

　リウイさんの家を出て修道院に着くと、姉さんが僕を見つけて駆け寄ってきました。

　「ライト、無事に帰ってきたのね! 」

　「お姉ちゃん、無事に帰ってきたよ! 」

　レニー姉さんは泣き出し、両手でぼくの肩を叩きました。

　「帰ってきてよかった! 帰ってきてよかった! 」

　それからレニー姉さんとは、道中の見聞やアリア大魔法使いとの出会いの話をしましたが、時計のことは話題にしませんでした。

　それからふたりでテレサ院長に会いにいき、ぼくは途中で起こったことを報告しつづけた。

　「ライトあなたは明日、また中央大陸に行くんだな!本当にもう大人ですね!」

　院長先生は感慨深げに言った。

　「また出かけるの? ライト? 」

　レニー姉さんは心配そうに尋ねました。

　「うん、でも大魔法使いアリアのゲートを通ってすぐに戻ってくるよ!姉さん。」

　「そうか! 帰ってきたら、また修道院に来てね! 」

　「はい、お姉さま。」

　それから修道院を出て猫脚亭に行き、宿泊兼夢魔サービスのつもりだったが、空いている部屋はないと言われた。仕方なく他のホテルに泊まってエッチなレニー姉ちゃんとバイバイ。