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瓶では無いが空でもないしかと言って愚物でも無い何かは何の日?

作者: 井上

気が付けば私は可也古びたまぁ、一蹴りしてしまうが汚い何処かに居た。何処か、此処は何かどんなモノかは分からないし思い出せない。取り敢えず私はこの匂いばかりでは嫌なので電気を付けるとする…手探りと言う程暗くは無いので視覚を頼りに電気のスイッチを探す。それらしきものがあったので押してみると特に何も起こらず、然し外では何か音がしたまるでアトラクションの様な仕組だ、外…外?言い方が分からない。私の手の届かない方から光が此方の部屋へ差し込んでくる。其れだけで可也この部屋は明るくなった。此処の地域は何かしら欠けている、私も脆に影響を受けるから中々厄介、しかし慣れた。人とは案外慣れるものなのだから。そう言えば何故私はスイッチと扉を認識できる?矢張今迄の勘と言うべきか、優れているではないか。然し中々過ごしづらい、早めに此処からは脱出しなければならない。右も左も無いが認識出来ていないだけだ、思っきり体を出してみよう。どてと音を経て私は転げ落ちる。そして同時に思い出した、うーむ記憶が消えるのは問題だな、苦労したのに。自分の荷物を漁り欠陥に気づいた、彼処に忘れ物をしたのだ。取りに行かなくてはと思ったが彼処までは遠い、そう易々と行けない場所の為腰が引けてしまう。此処から見たら簡単な絵なのに彼処から見ると複雑な設計に見える。景色も此処より単純で分かりにくいし当たり前と言うべきであるが慣れない。彼処に居るとラリっちゃうんだよねぇ、困ったな。クヨクヨしていては仕方の無い。入口から行こうとしようか?だが中の状況が分からない。嫌、見ることは可能だ何なら全貌が見える。目に見えないものの状態が分からないと言っている。何て説明したら良いのか分からない、もっと本を読むべきだったか。昔は良かったのだがな、変わるか?にしても散らかっている。明かりで照らされているから分かりやすい、先程の明かりは付けるべきであった。光が貫通するのならと手を伸ばしてみるが拒まれ手はずっと完璧のままであった。うむ、前までの事が何一つ思い出せない。アレは対して必要なものでは無いし何なら私もアレが何なのかよく分かっていない。何で取りに行こうとしたったんだっけ…少々憂な気分になってしまった、気晴らしに辺りでも散策しよう。

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