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鎮具破具

作者: 湯治

尊い命は儚き命。

数十分で事なきを終える植物。

時間を重ね、生き絶えてしまう生命。

一秒も無駄にしたダラケモノは数字からも文字からも除け者と理解もされず非難されよう。

おんぼろで黄ばんだ鮮明で細かな線の多い心は幾度も壊れて心是よう。

コップから溢れ出た、この、悔い足らずめが。

チクチクと目から頬へと溢れるのに呆れた水も儚く消える。それを受け止めた地面も夢心地で世界を観ている。灰になっても、尚、地を歩かせ、姿を変えようが、面を歩かせてくれよう。

消えてく脆い者は跡を遺す。

姿を保つ醜い者は、暫し、あらゆる虚無に抱かれよ雨に。

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