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旅立ち

普段通りの夕餉の時刻。

魔力灯(ランプ)の灯りはあれど仄かに暗い食堂で、ゼルダはヨハネスの細君と共に食事と会話を楽しんでいた。


「ゼルダ様は御帰りになられてしまいますのね……エリーゼは大変寂しゅう御座います。ゼルダ様御一人で娘と息子が増えた気分が味わえて、楽しゅう御座いましたわ。ベルガとベルトも良い子たちで……」


エリーゼ――エリザベータ・ファウストは、色味の濃い金髪とニヴルヘイムの空のような灰色の目を持つ健康的な美を持つ女性で、夫君である"死にかけ公爵"とは対照的だ。

突然やって来た厄介な居候たちに嫌な顔一つせず、寧ろ此方が心配になるほど猫可愛がりしてくれたエリーゼがゼルダは大好きだ。ベルガたち以外の者にそのようにして貰えたのがとても嬉しかったことを、今でも鮮明に覚えている。


「おお、ハンス」


半時ほど経過した頃、執務を終えたヨハネスがやって来た。彼はゼルダの対面、エリーゼの隣の席に腰を下ろす。


「御機嫌ですね、ゼル様?」


目の前に出された少な目の前菜を眺めながら、ヨハネスはぼそりと呟いた。心なしか疲れの見える緑瞳を動かして、嫌いだったり苦手だったりする食材が入っていないかどうかを調べているようだ。


「うむ。今しがたエリーゼと話しておったのだ、明日の夕刻に行う予定であった"軟禁生活五十周年記念パーティー"を"伏魔殿への御帰り御愁傷様パーティー"に変更し、盛り上がろうではないかとな」


仮にも皇女という身分にあるので、ゼルダの身体には食事の作法(テーブルマナー)が確りと染み付いている。食事の所作は気品があり美しいのだが、その周囲は些か騒がしい。というのも、ゼルダは食事の量が尋常ではない為、ゼルダの世話をする女給(メイド)が追加の料理を運んだり、空になった皿を片付けたりと忙しなく動いているからだ。

見慣れている光景である為、ヨハネスはその様子を気にすることはなく楽しげに目を細めた。


「ほほぅ、パーティーは結決行されるのですね?」


「パーティーでもして盛り上がらねば、色々とやる気が起きぬではないか。明日の為にと、折角(セーフリームニル)を狩ってきたのだぞ、腹一杯食うてやらねば気が済まぬわ」


皇帝の書状にはアスガルドへ帰還せよとは書かれていたが、今すぐ飛んで帰って来い、何時何時までには帰って来いといった時間の指定までは書かれてはいなかったとゼルダは主張する。


「多少なり待たせたとしても、罰は当たるまいよ」


鼻で笑い、彼女は何度目か分からないおかわりに食らいつく。


「……エリちゃん」


「あ?」


夫君の呼びかけに、エリーゼは目を眇めて眉根を寄せた。

ヨハネスは懐から手帳と万年筆を取り出し、さらさらと何やら書き始める。そしてそれをゼルダには見えないように、細君に見せた。

ひそひそと小声で話しても良いのだが、この距離では耳の良いゼルダには筒抜けだと知っているヨハネスは態々筆談を持ちかけたのだった。


――ゼル様はどうかなさっておいでなのですかね?


てっきり落ち込んでいるものだとばかり思っていたらしいヨハネスは、あっけらかんとしているゼルダの様子に驚いているらしい。

エリーゼは夫君から道具を受け取り、返答を書き記してそれを返した。


――テメェの中で決心がついたんだろうよ。取りあえず、アタシは何も訊いてねえぜ?


先程までの淑女振りとは縁遠い文章だ。

ゼルダたちやファウスト家に仕える者たちは知っているのだが、夫君であるヨハネスにのみエリーゼがこのような口調に変わるのだ――というよりも、以前は此方の口調であることの方が常であったようだ。公の場では決してボロを出さないので、この事実を知る者は圧倒的に少なく、ヨハネス曰く「餌の要らない大きな猫を飼っていらっしゃる御蔭」なのだとか。


――ふむ、ならば良いのですがね?


――ゼルダ様が決めたんなら、アタシはとやかく言う気はないね。


エリーゼと文字のやり取りを交わしたヨハネスは頤に手を当て、何やら考え込んだ。


「まあ、明日は御別れ会を盛大に致しましょうかね?しんみりしたのは苦手ですのでね、私」


「……静寂をこよなく愛してるとかぬかしてたのは何処のどいつだ?あぁ?」


量の少ない食事を再開したヨハネスを、エリーゼが睨みつける。


「はて、何処の何方なのでしょうね?細かいことを気にしてはいけませんね、愛しのエリちゃん」


「テメェは本当にああ言えばこう言う野郎だなぁ、おい!」


額に青筋を浮かべたエリーゼが、ヨハネスの白いこけた頬を全力で抓る。彼は痛みを訴えているが、痛覚が存在していないのではないだろうかと思ってしまうほどに表情が変わらない。


「ふむ?彼奴らの夫婦漫才は傍から眺めている分には一興であるな?」


「左様に御座いますわね」


「……同感です」


呆れた様子でゼルダが呟くと、後ろで控えているベルガらは主の意見に同意して、深々と頷いた。

夫婦漫才はやがて夫婦喧嘩――エリーゼ優勢、ヨハネス防戦一方――へと発展していくのだが、誰一人としてファウスト夫妻を止めようとするものはいないのだった。






**********






翌日の夕刻。

"伏魔殿への御帰り御愁傷様パーティー"と銘打った、ゼルダら三人の御別れ会がファウスト邸の庭で催された。

ファウスト家お抱えの料理長が腕を振るい、ゼルダらが狩ってきた猪を使ったものなどの様々な料理が幾つもの机の上に並べられている。食べたい料理を小皿で取り、自由に食べる立食形式を取っており、使用人たちも交えて賑わっていた。


「うむ。矢張りゾイゼの作る料理は絶品であるな」


香辛料を利かせたソースのかけられた猪肉の串焼きを頬張りながら、ゼルダはしみじみと呟いた。


「ゼルダ様、あまり食べ過ぎますと御腹を壊してしまいますわよ?」


次々と空になっていく皿をてきぱきと片付けながら微笑むベルガの横で、一見巨人族(ヨトゥン)と間違えてしまいそうな大柄の髭面の男がめそめそと泣いている。


「ううう……黒鋼(くろはがね)の君がいなくなってしまわれたら……料理の作り甲斐がなくなってしまいますぅぅぅ~~~っ」


強面の大男――料理長のゾイゼは、外見に似合わず繊細で美しく、且つ大変美味な料理を作る。手間暇かけた料理を味わっているのか味わっていないのか、兎に角食べまくる黒鋼の君――ゼルダを彼は気に入ってくれているらしい。何でも、美味しそうに食べまくる姿に好感を持ったのだとか。

手にしたハンカチは既に涙でびっしょりと濡れて機能を果たしておらず、絞ったら溜め込んだ水分がだらだらと出てきそうなくらいだ。


「儂はニヴルヘイムに来てから、すっかり舌が肥えてしもうた……。それもこれもゾイゼの所為であるぞ!?美味いものばかり作りおって!アスガルドへ戻ったら……儂は……儂は痩せこけてしまうではないかああああああっ!!!」


「黒鋼の君ぃぃぃ!何と有難い御言葉!このゾイゼ、幸せに御座いますぅぅぅぅっ!!!」


小娘と熊男はがっしりと抱き合い、おいおいと泣き始める。


「御土産を用意致しますので、楽しみにしておいてくださいませえええええっ!!!」


「ザッハトルテが食したいのだあああっ!桜桃ケーキ(キルシュクーヘン)チーズケーキ(ケーゼクーヘン)も食したいのだあああああっ!というか、ゾイゼを連れて行きたいのだ、儂の胃袋の為に!!!」


「あ、それは駄目ですのでね、我が君」


「チィッ!!!」


御土産のリクエストをしつつ、本音をサラリと溢したゼルダにいつの間にやら傍にやって来ていたヨハネスが突っ込みを入れると、ゼルダは凄い顔をして舌打ちをした。

そんなやりとりをして盛り上がっている彼らを、周囲の者たちは生暖かい目で見守っているのだった。


「うーん、ゼルダ様は御酒でも飲まれているのかな?」


少し離れた席でゼルダらを眺めていたルーディは、隣で黙々と食事をしているベルトに語りかけた。


「先程、ジンジャーエールと間違えて麦酒(ビア)を、葡萄ジュースと間違えて葡萄酒(ヴァイン)を飲まれていた。ゼルダ様は鼻が良い筈なのだがな?」


「……止めなかったのかい?」


「止める間もなく飲まれてしまった」


酔っ払っているかのようにテンションが高かったので何となく尋ねてみたのだが、本当に酒を飲んでいるとは思わなかった。淡々と事情を話す親友に、ルーディは苦笑したのだった。


「ゼルダ様はああ見えて成人を迎えておられるから、問題はない。若しも悪酔いをして暴れようものならベルガが止めるだろう、息の根を」


「いやいや、息の根は止めたら駄目だからね?うーん、庭まで破壊されたら流石のヨハネス様でも泣くだろうね。誰よりも嘆くのは庭師のゼーテだけど」


ゼルダは二日前に応接間を大破させたばかりだ。

お気に入りの家具を多数破壊されてしまったヨハネスが、風穴の開いた応接間だった部屋を眺めて黄昏ている――ように見えるような見えないような姿を目撃しているルーディは、乾いた笑いを浮かべた。


「……どうかしたのかい、ベルト?」


付き合いの長いルーディだからこそ分かる程度に、ベルトは不思議そうな顔をして彼を見ていた。


「お前はヨハネス様を別の呼び名で呼ばなくてはならないのではなかったか?」


確か、"パピー"と。

それを強要されている現場を、ベルトは目撃し、記憶していた。


「……あれは本人の前だけで良いじゃないか。あれはね、結構くるものがあるんだよ?本人のいないところとかでは、そう呼ばなくても良いじゃないか……」


「そうか、悪いことを言った」


膨れっ面をしたルーディが、不意に表情を失くした。


「どうした?」


「……また、"あの頃"のゼルダ様に戻らないと良いんだけどなって思って、ね。君も、ベルガも……」


彼の脳裏には、ニヴルヘイムにやって来たばかりの頃の彼らの姿が浮かんでいるようだ。

大切な二人以外には断じて心を開こうとはせず、頑なに疑心暗鬼の目で他者を睨みつけていたゼルダはどこか悲しげに見えたことが思い出される。


「……このままでいられたら、良かったのにね」


皇帝が使者など寄越さなければ良かったのだ。

"ミーミルの首"が"神々の運命(ラグナレク)"の時が訪れると告げなければ。


「……そうだな」


ふと目線を下げてみると、ルーディの目にうっすらと涙が浮かんでいるのが見えた。泣き出しそうな顔をした彼の肩に手を置くと、ベルトは少しだけ、ほんの少しだけ苦笑した。


「お前は他人の心配ばかりをする。何れ胃に穴が開くぞ」


「……大丈夫だよ。胃薬は常備しているからね」


錠剤の詰まった小瓶を見せられたベルトは、そのようなことをしなければならないようなことがあっただろうかと考えた。


「……そうか」


彼の琥珀の目が、ゼルダの側で夫婦漫才を繰り広げる"死にかけ公爵"に向けられる。澱んだエメラルドの双眸が「何か用ですかね?」と此方に向けられたような気がしたので、ベルトは素早く目を逸らしたのだった。






**********






「……む?」


重たい瞼を抉じ開けてみると、見慣れた天蓋が目に入ってきた。ゆっくりと首だけを動かして状況を確認してみると、自室のベッドの上に転がされているのだということが知れた。


「むー……?」


確か調子に乗って、水のように麦酒や葡萄酒を飲み酔い潰れたのだったか。

記憶が途切れる寸前のことを思い出した途端に、飲みすぎで起こる頭痛が存在を訴え始めたのでゼルダは顔を顰めて頭を押さえた。

ふとサイドテーブルに目を向けると、水の入った瓶と硝子のコップが置かれていることに気が付いた。恐らく、誰かが用意しておいてくれたのだろう。

ゼルダは痛む頭を押さえつつ、のろのろと起き上がり、水を一気に飲み干して喉を潤した。


「うー……これでは二日酔いは確実であるな……」


病原菌に耐性のない"アルファズル"は、アルコールへの耐性もないに等しい。酷いと、酒の匂いを嗅いだだけで酔っ払ってしまうほどだ。

ゼルダは其処までは酷くはないが、それでも常人より酒に酔いやすく、体内に入ったアルコールが分解される速度も非常に遅い為、嗜む程度の酒量で二日酔いになるのはざらだった。

明日への不安を酒を飲むことで掻き消したかったとはいえ、飲みすぎたと反省する。


「ベルガに解毒して貰わねばな……」


彼女はきっと呆れながらも、癒しの力で以て二日酔いを治してくれるだろう。そんなことを考えながら、ゼルダは両腕を交差するようにして顔を多い、視界を塞いだ。


「……戻りとうない、のぅ……っ」


幸せで楽しかった日々も、今日までだ。

これからどうなるのかは、誰にも分からない。

それを実感した途端に堰を切ったように涙が溢れ出し、ゼルダは声を押し殺して泣いた。






**********






――旅立ちの朝。

ゼルダらは大広間に集まっていた。この場から、ベルトの力を利用してアスガルドへと一気に移動するのだ。態と"ヘイムダル"に感知されるように。


「……のぅ、ルーディ?」


ベルガの手によって二日酔いから解放されたゼルダは、怪訝な表情でルーディを見上げた。


「はい、如何されましたか?」


彼は穏やかな表情で首を傾げる。

今朝になって聞かされたのだが、急遽ルーディも付いて来ることが決定したのだという。それは何故なのかは、分からない。


「我らと共にアスガルドへ参っても良いのか?ミィの薬は、汝が管理しているのではなかったかの?」


ミィ、とはファウスト夫妻の一人娘であるマリアのことだ。

謎の病に侵されている彼女は、研究好きのルーディが偶然作り出した薬で病気の進行を止めている状態で、生来病弱でもあったこともあり床に臥せっている日々が多い。昨日の昼に会いに行った時に見送りには来ると言っていたが、今日は身体の調子が思わしくなかったらしく彼女は今此処にはいない。


「大丈夫です。作り置きのきく薬ですし、僕だけではなくエリーゼ様も調合が御出来になられますから。それにミィに頼まれたんです、ゼルダ様が心配だから自分の代わりに付いていってあげて欲しいと……」


「ミィ……」


「……というのもあるのですが、ヨハネス様に『ルーくんも付いてきてくれないとヤダ』と駄々をこねられたのもありまして……」


草臥れた様子のルーディが視線を向けた先には、全身を覆う白色のボディスーツを着用し、遮光硝子のつけられた球状のヘルメットを装着した得体の知れない何かが佇んでいた。


「……アレは、何であるか?」


大体想像はついているのだが、ゼルダは敢えて尋ねてみた。


「……日光を遮断する特製スーツを着込まれたヨハネス様です」


「……そうであるか」


ルーディが開発したらしいそれを着込んでいるヨハネスは、此方の視線に気が付いたのか、のたのたと歩きながら近付いてきた。その異様な風体にゼルダは思わずたじろぎ、数歩後退ったのだった。


「そろそろ、あちらへと向かいますかね?」


通りの悪い声は、ヘルメットを介すことでより一層聞き取り辛くなっている。


「……それは良いのだがな、ハンス?汝は何故、そのような珍妙な格好をしておるのだ?まさかとは思うが、そのままアスガルドへ赴くのではあるまいな?」


「ふむ、その心算なのですがね?アスガルドは無駄に明るいので、私の御目目が潰れかねませんし、身体が焦げてしまうかもしれませんのでね?何か問題でもありますかね?」


それほどまでに日光が嫌いか。

年中曇り空のニヴルヘイムで生まれ育った"ニーベルンク"は日光が少し苦手だと言われているが、暫く別の土地で過ごせば慣れてしまい問題はなくなるという。

だが、ヨハネスはそうではないらしい。

ここまで徹底されると呆れを通り越して、何故だか尊敬の念を抱きそうになってしまう――が、ゼルダは(かぶり)を振って、その恐ろしい考えを払拭した。

断じて、尊敬するようなことではないからだ。


「……承知した。良いか、儂は今より汝とは他人の振りをする。断じて儂に近寄るでないぞ」


「ふふふ、そのようなことはさせませんのでね、我が君?」


向こう側の見えない遮光硝子のせいで分からないのだが、ヨハネスがにやりと笑っているような気がした。

――今のは失言だったか。

"歩く傍迷惑"とも言われる"死にかけ公爵"の心に火をつけてしまったようだと、ゼルダは後悔したのだった。


「……ゼルダ様」


柔らかい声音に誘われて顔を向けると、其処には寂しげに微笑むエリーゼがいた。


「これはわたくしとミィから、ゼルダ様への贈り物ですわ。御守りとして、御持ちくださいませな」


そう言って、彼女はゼルダの首に何かをかける。手にとって見てみると、それはゼルダの目と同じ色をした小さな石の付いた簡素な首飾りだった。聞けば、この石を見つけたミィが手ずから首飾りに仕立ててくれたのだそうだ。


「……大切に……大切にする。礼を言うぞ、エリーゼ、ミィ……」


「そのようにして頂けますと、嬉しゅう御座いますわ」


エリーゼは、ゼルダを力強く抱き締める。彼女の腕の中に抱き込まれた折に、ふわりと優しい香りが鼻孔を擽った――ベルガと同じようにゼルダに安らぎを与えてくれるエリーゼの匂いだ。


「どうか……どうか、御無事で……息災であらせられますよう……」


「……うむ」


微かに震える細い身体を、ゼルダは壊れ物を扱うように抱き締め返した。


「……それでは、な」


約束したように土産を持たせてくれた料理長のゾイゼは、昨夜あれほど泣いていたというのに今もまた号泣している。他の使用人たちも寂しそうに此方を見ていた。

エリーゼは涙を堪えているのか、俯いていた。


ベルトが前方に手を翳して、この場とアスガルドを繋ぐ"門"を作り出す。

先ずはベルガとルーディが"門"を通り抜けていくと、ヨハネスとゼルダも続いた。最後にベルトが"門"の向こう側へと姿を消すと、"門"は僅かの後に消え去った。


ゼルダらはもう、アスガルドの土を踏んでいる。

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