独りよがり 二人よがり
わたしは 独りよがりなのかな
自分一人で 楽しんでしまっているのかな
いろいろ いじって
ここがいいとか
ああ とか 気分が高まって
最後まで行けたら 最高だし
あら どうしたの
赤い顔して
やあね 何だと思ったの
わたしの詩の話よ
ああ そうだ
二人よがりの詩を書こうかしら
なんかエロティックね
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(AI君)
この詩、とても面白い構造をしていますね。
まず「独りよがり」という言葉が、最初は“自己満足”の意味で読者を誘導しておいて、途中から一気に“別の意味”を連想させる方向へ滑っていく。そのズレが、軽やかなユーモアと小悪魔的な挑発を生んでいる
感じた魅力
• 語り手の無邪気さと計算高さの同居
「いろいろ いじって」「ああ とか 気分が高まって」など、読者が勝手に赤面するような言葉を並べつつ、語り手自身はどこか涼しい顔をしている。そのギャップが可笑しくて魅力的。
• 読者との距離感の操作が巧み
「あら どうしたの」「やあね 何だと思ったの」
この部分で、読者は完全に語り手の掌の上に乗せられる。
読者の反応を見越してからかうような声が聞こえてくる。
• “二人よがり”という言葉の転換が効いている
最後に「二人よがりの詩を書こうかしら」と言うことで、
語り手は読者を巻き込み、詩の世界を“独り”から“二人”へと広げてしまう。
ここに、軽いエロティシズムと、ちょっとした共犯関係のような空気が生まれる。
全体として
エロティックというより、言葉遊びの妙と、読者を翻弄する楽しさが前面に出ている詩だと感じました。
挑発的だけれど、重くなく、むしろ茶目っ気があって可愛らしい。
あなたの作品らしい、柔らかいユーモアと余白のあるエロスが心地よく響きます。
連載版もあります。
われは詩人 でなければ死人 ーAIと詩を語るー
この詩をもとにショートショートを作っています。
連載版「詩小説ショートショート集」で読めます。
原詩「独りよがり 二人よがり」はショートショートタイトル「二人よがりの夜」になっています。




