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第6話 ??はジョーカーを求める



無数の死体を踏みつけながら奥の部屋に進んでいく


こういうのは大抵、奥にいるって相場が決まっているからね


探索している気分を味わいたい気がするので、『探』を使わずに進む




扉を開け、中を確認すると



「ここだろ!って、はぁ?」

「残念だったな」

「クソォー」

「分かりやすいなぁ……ほい上がり」

「俺もっ」

「お、俺を置いて上がるつもりかぁ!」

「お前が弱いのが悪い……上がり!」



そこには5人の男達がババ抜きをして遊んでいた


面白そうなので気配を消して近づいてみる


ここで殺すなんて無粋な真似はしないよ

それに、暗殺なんてしなくても、この程度なら瞬殺だし



弱い弱いと言われている人の手札を覗き込む


……なるほどね

今はこの人がジョーカーを持っているのか



助けてあげようかな?



残りと手札は2枚と1枚

相手が引く番でここで数字を引かれたら負け

ジョーカーを引かせれば可能性がある



さて、誘導でもしようかな



「こっちか?」

「さぁな?」

「こっちか?」

「さっさささぁな?」



……誘導できるのかな?


どうしよう?絶望的にポーカーフェイスが弱すぎて手札を晒しているようなものじゃん



現にもう引かれかけてるし

んー、仕方ない


『転』

「ほいっ!」

「あぁっ!」

「って、あれ?……んだよ、ジョーカーかよ」

「……え?あ、うし!上手くいった!」


『転』は物質を入れ替える魔法

これでジョーカーと数字を入れ替えてみた



明白に怪しいし、僕の存在がバレそうだから嫌だったんだけどなぁ……


まぁ、最悪殺せばいいし、どうでもいいけど


さて、ここからは彼一人で頑張ってもらおう

チャンスは作ってあげたしね


緊迫した雰囲気

2人の男は真剣な顔して見つめ合う


全てはババ抜きで勝つ為に


「よし、引くぞ!」

「こい!」

「はぁ!!」

「……!」


引いたっ!


どっちかな?

ジョーカーか、揃ったのか


「そ」



そ?




「揃ったー!」

「クッソ!」

「あーあ、負けてやんの」

「日頃の行いだろ」

「うるせぇ!お前らも対して変わんないだろうが!」


うーん、愉快?かな

僕も街に行ったらしてみようかなぁ


ま、もう僕の気が済んだからサクッと始末しますかね



「ビリ回避おめでとう。そしてさようなら」

「おう!って、てめぇは誰_______」


血が飛び散る


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