02 最悪最低の両想い
この章少し遅くなったけど、前より長いので、許してくれませんか?
まだ日本語を勉強中で、練習としてこの物語を書いているので、おそらく多くの部分が間違って書きました。どの部分が間違っているのか、どこにもっと良い伝え方があるのか、教えていただければ嬉しいです。
(もちろん、物語に対する感想のコメントもいただけるとありがたいです。)
前の戦いから一時間ぐらいかかったけど、私たちはまだ何も言えない。ただ静かに林の中に歩いただけ。たまに目が合ったけど、毎回すぐに逸らす。
「ああ、喉が渇いたな…」
気楽に言って見たらしいけど、せっちゃんの声はまだ少し震えてる。気づかないふりの方がいいだろう。
「さっき池から水とったけど、飲む?」
「ん、お願い」
アイテムボックスのウィンドウを召喚して、水筒をとった ー そのはずだけど ー なぜか、水が手から噴き出して体にびしょ濡れた。
「え なんでだよ?! アイコンは水筒なのに!」
せっちゃんがずいぶん笑った。
「バッグじゃない? あのクソ女神が言ったでしょう?」
「じゃいったいどうやって水をとるの?」
「おそらく、何らかの瓶が必要ね。ゲームの世界じゃなくて、ゲームっぽい世界って言ったよね? 強いて言うなら, この世の土人の職人に仕事があるため、瓶とか他の道具とかが作れなければならない。でも…」
せっちゃんが顎を指で触った。
「そうなれば、なんでアイテムボックスがあるのかな? 荷物を運ぶがこんなに易ければ物流の必要性が少ない」
「女神様の態度から、多分、詰まらないから?」
「それわかるー」
手を頭の上に上がったら、またアイテムボックスから水をとってみる。今回手から流水を自分の口に入れた。
「ずるい! こっちも!」
「せっちゃん背が高いから…」
「分かった」
せっちゃんが膝を曲げて頭を少し上げてる。口を開けて舌を少し出して、それに顎の前で両手を皿のように広げた。
私が手をせっちゃんの顔の上に伸ばして、水を少し出す。流水がそのまませっちゃんの開いた口に入った。
少しエロい感じ、気のせいじゃないよね… 顔が少し赤面したので、せっちゃんをバレないように横に向かった。
「ありがとう。続きましょうか」
「…うん」
歩いている間に優しい風で木の葉が揺れている。
「しゅとんを出したら多分死体そのままだろうな」
「せっちゃんの理論が正しいなら。解体道具もないし、そもそも方法知らないし」
「火を起こすものがないもな。早く里とかにたどり着いたらいいな」
「うん」
また沈黙に。
「いつから?」
「何が?」
「女になりたいこと」
視線が足に向かう。
「多分、ずっと。幼いころには気付かなかったけど。でも後に考えたら、兆しがあった」
「ふーん…」
「せっちゃんこそ、なんでそんなに私を男にしたいの」
「まあ…」
せっちゃんが目をそらした。
「もし美月が男に戻る方法が探したらーっ」
「また死ぬ方がいい」
「…そうか」
その時、回る木々が減って小さな町がみえた。視界にウインドウが現れた。
:リコリスにようこそ! 初の集落にたどり着いたので、マップ機能が使えました。いつまでも視界の隅のミニマップか、大きなマップウィンドウか、考えればでる。それにヘルプウィンドウがさらに役に立つ! 時々この世の常識を教えてあげる! どお? キラリンさまは最高の女神でしょう? 感謝しなさい!:
「このクソ女神本当にむかっつくな!」
せっちゃんに同じウインドウが見えるらしい。
「わかるけど、機能が増えることはいいでしょう?」
町に入ると、いろんなあじんがいる。人間、エルフ、ビースト、その他も。みんなが普通に日常生活を送る。
「驚いたな。異世界の設定はほとんど人間が多くて、ほかの種族が珍しいでしょう?」
「え? せっちゃんも異世界ラノベとか読むの?」
「美月がこういうの小説が好みから、うちも読めばいいと思ってたな」
「新たなウインドウが出た」
:この世界に、恋人たちが子供が欲しいなら、アドミニストレーターに応募する:
「応募必要かよ?!」
:応募が認められたら、孕める。子供が生まれるとき、種族と性別は親に関係なく、ランダムにする。ガチャだよガチャ! SSRはないけど!:
「…」
「…」
「このクソ女神やだ、元の世界に戻りたい」
「アハハ… とにかく、この状況に最初するべきはギルドとかに行くよね?」
「ギルドあるの?」
「ネトゲ廃人の女神だから、多分あるんじゃない? ほら、マップにアイコンがピカピカしてる」
アイコンに向かって歩いてると、せっちゃんがいつも周りを見た。不思議な感じが分かる。新しい世界、見たことない町だな。コンクリートより、石道。色とりどりの髪の毛と肌。周りの建物にはいろいろなデザインがある。高く聳え立った木造の塔。ストイックな石造り武器屋。ビタミンカラーの花屋。おしゃれな喫茶店もある。時々典型的なゲームっぽい建物があるけど、大体にテーマがない。文明と文化はまったく分からない。
「面白い町ね」
「ん? あ、そうな」
「え? せっちゃん見てないの?」
「友達が探してるな」
忘れるところだった。転移されたのは私たちだけじゃない。
「せっちゃん、クラスの人に会いたいの?」
「少なくとも梓たち(あずさ)を見つけたいな。 美月こそ、だれも会いたくない?」
眉を顰められた。
「せっちゃん以外に友達がいない。ほとんどのクラスメイトが嫌いだ」
「梓たちと仲良くしたと思ったな」
「挨拶を交換するぐらいはな、でもせっちゃんがいない間にあまり話すことがない。なんて言うか… 透明な壁が離れされた感じがする」
そう。社会の性役割という囲まれた透明な壁。
「多分、せっちゃんと友達たちを見た時、羨ましいの。入れない女の世界。その中の一人の少女になりたいけどなれない。もしかして… 最初から… どのぐらい違うかな? 同じ苦しみがあるかな? 最初から私が女に生まれたって」
突如にせっちゃんが肩を掴んだ。強い力で握った。
「いたっー 何を、せっちゃん?!」
怒り、悔しみ、悲しみ。いっぱいな感情に混ざった真っ赤なせっちゃんの震える顔。
「そう言うな。そんなこと...」
「せっちゃん?」
もう一方の肩が握られた。せっちゃんが地面に向かった。口を開けたけど音が出なかった。肩が震えるながら、少しずつ、顔を上げて、目にあった。何かが言いたいそう。
でもあの時に。
「あの、二人とも、出入口を塞いでいるけど…」
見知らぬ声が私たちに呼びかけた。
「ご、ごめんなさい!」
直ぐに少し後ろに跳んで頭を下げた。
「いえ、そんな大したものじゃないからっす」
声の方向を見ると、若い女性がいた。身長は私たちの中間。ちなみにこの世も元の世界も、せっちゃんは私より頭一つ分に背が高い。水色の波打つ髪は肩より少し下あたりまで。一番目立つのは、彼女のでこからに二本の鬼の角が長く伸びた。
「ギルドに用がありますか?」
「ギルド?」
ちゃんと見ると、大きなビルの前に立っている。知らないうちにギルドにたどり着いた。茜色のレンガ塀、大きなガラスの窓、ファンシーと典型的の冒険者ギルドだった。
鬼女は首を横に傾げた。
「認識できなかった? もしかして、異世界人ですかっす?」
少しビビった。異世界人ってバレたらまずいかな? 多分もう隠せないけど。
「あ、はい」
「なるほどっす。ギルドはアドミニストレーターからの連絡を貰いました。異世界人が来るならお世話によろしくって」
「いっぱいいるのですか? 異世界人って」
「いっぱいか、少ないか分からないけど、たまに転移した人が現れるっす。最近の噂は、いつだっけ、三ヶ月まえぐらい? 隣の町に二人が現れるって」
せっちゃんと目にあった。まさか、転移の場所が離れてるって、空間だけじゃなく、時間も?
鬼女がギルドの扉を開けて、中に誘った。
「とにかくようこそ、リコリスのギルドへ。あたいはチュチュ、ここの受付嬢です。 冒険者に登録しますか?」
「はい、お願いします」
チュチュさんについて行って、ギルド内に入った。せっちゃんは少し後ろを歩いて、迷い顔になった。
「せっちゃん?」
「んん… 梓たちのことを心配な」
せっちゃんの背中に手をそっとに撫でた。
「きっと大丈夫わ。あの女神様がギルドに伝えたから、多分何があったら誰かが手伝てくれる。私も探す手伝うから」
「でもクラスの人に会いたくないでしょう?」
「梓たちとあまり仲良くしないけど嫌いではないわ。それにせっちゃんが困るなら、何もしないわけにはいかないでしょう」
「...美月がそういうから…」
「何が言った?」
「何も」
チュチュさんはもう受付の後ろで待ってるから早くに追いついた。
「すみません、待たせてしまって」
「いえいえ、大丈夫っす。ここに手を置いてください」
受付の上にタブレットっぽい道具があった。
「なんでこの世界にタブレットがあったよ」
「ギルドがアドミニストレーターからいろいろな神器を貰いましたっす」
せっちゃんがため息をついて手を伸ばした。タブレットを触ったとき、いっぱいのシステムウィンドウが現れた。個人のウインドウと違って、受付の近くにいる人が見える。パーティーや依頼人との会話のためかな。
「刹那さん、ウォーリアーですね。ブラックボアをもう少し倒した。もしかして森から来たのでしょうか?」
「ええ、突然に攻められた、死んだて思ってたな」
「死ねないよ」
「ハア?」
「死ねないっす。町の中、それと周りの辺、死んだら町中心の女神像で復活します。だから初心冒険者たちが安全に仕事を学べる。でも町離れすぎたら死ねますよ。忠告ウインドウが現れたら気を付けてくださいっす」
せっちゃんが植付の天板に頭をぶつけた。
「何、この世界」
「まあまあせっちゃん、少なくとも梓たちの安全の可能性が高いでしょう」
「そうやな」
「その復活システムはどんな集落にもありますか?」
チュチュさんが一本の指を上げた。
「一応っすね。多い人数が新しい里に作ったら、しばらくすろと女神像があらわれたっす。すぎ、手をください」
「あ、はい」
タブレットに触ると、なんか妙な感覚が体に撃ち抜かれた。せっちゃんと同じように、いろいろなウインドウが現れた。
「美月さん、クレリック。はい、登録しました。ギルドの事を説明しましょうか?」
「お願いします。できればこれからのおすすめの活動も…」
「わかりました。簡単いえば、冒険者は町外れのギグエコノミーフリーターっす」
「...その言葉、女神様からですね」
「そうっす。ランク次第で、討伐とかとか、狩り、採集、護衛、いろんなクエストができますっす。あ、たまに町内のよろず屋っぽい依頼もある。ペットが迷ったとか。ギルド内の掲示板でクエストを取ってますっす」
「冒険者の仕事以外の選択肢の勧めありますか?」
「まあ、町に初めて来たばかりっすね。いい仕事を探すのは多分難しいし、それとも悪い人に騙されたかもっす。しばらくギルドの依頼を完成して、町内の頼りがいを作ってがすすめっす」
「たしかに…」
私たちは誰も知らない。前の世界の学校を口にしても、誰も気にしないでしょう。
せっちゃんがしばらく何かを考えたらしい。
「じゃあ、どこに泊まればいいかな?」
チュチュさんが空中で何かに指をさす。多分自分のシステムウィンドウだね。通知ウィンドウが現れた。
:チュチュからマップデータを受け取りますか?:
認めた後に、マップウィンドウにいくつかのアイコンがでて輝いた。せっちゃんも届いたらしい。
「それはあたいのお勧めの宿と出店っす。3匹のブラックボアを売っても、お金がまだ少ないです。碌な宿、それでも安い。新人冒険者がよく泊まるっす。二人ともは女同士だし、一室で節約できますよね」
「まあ…」
せっちゃんと目が合いにくい。
「後には」
チュチュさんが手招きしてので、私たちは身を乗り出した。口に手を当て囁いた。
「普通にギルドのメンバーたちにしないけど、フレンド唐楽しませんか? 何かあったら連絡して聞いてください」
「そういうことが出来るのか。じゃあ、お願いします」
フレンド登録した後に別のカウンターでせっちゃんのしゅとん、じゃなくてブラックボア、を売った。
ギルドに出ると、太陽はすでに沈んでた。
「ええ? もう遅くなった?」
「そういえば、この世界に来る時間が分からないよな」
「システムウィンドウにあるかな。あ、見つけた。7時って」
街灯の代わりに謎の光玉が空中に浮揚する。
「元の世界ならそんなに遅くないけど、こっちにあまり外にいることが嫌な。早く宿にいこう」
「異議なしわ」
そとからみるに女同士だけど、せっちゃんはそういう思ってないだろうな。悔しいわ。離れたくないって言ったけど、女として認めるとはかぎらない。仕事頑張らなくちゃ、二つの部屋の家賃の為に。
あと数分に宿に着いた。小さな木造の建物だった。入ると、暖かくていい匂いの風が食堂から吹いた。せっちゃんが真っ直ぐに受付嬢に歩いた。
「二人で一つの部屋をください」
「わかりました。食事もよろしいのでしょうか?」
「ええ」
「おい、せっちゃん!」
せっちゃんが手を振る。
「後で話す」
鍵取引が終わると、せっちゃんと一緒に食堂に行って、夕食を拾ってテーブルに座った。せっちゃんは目を合わせず、そのまま静かに食べた。
私もたべようわ。材料が分からないけど、匂いと味は焼き鳥みたい。米もある。あの女神様は和食が好きらしい。
今まではハラハラすぎてお腹がペコペコに気付いてなかったけど、食べ物が前にあると食欲が止まらない。食べながらなぜか涙がのろのろに頬を伝っていった。ああ、そうか。今までのストレス、緊張感、迷い、いろいろな感情がどんどん混ぜってあふれだした。せっちゃんもくすんくすんと。悩み事もあったな。
「ごちそうさま」
夕食を終えたあと、せっちゃんについて借り間に行った。
善かれ悪しかれ、ベッドが二つにあった。その間に灯火があって、多分魔道具だな。 せっちゃんは窓の隣のベッドに座った。一方のベッドに座ると、せっちゃんへ向かった。
「本当にいいの? 同じ部屋で」
「お金が少ないから仕方ないな」
「でも…」
深呼吸をした。話しにくいけど話さなきゃ。
「私にとって… せっちゃんは私が男と思ったでしょう」
「…分かんないわよ。こんなこと考えた事がないから、いきなりに分かるにはむりでしょう?!」
せっちゃん、めっちゃ悔しい顔。でも痛むのはこっちだわ。
「そういえば、まだ礼を言ってなかったな」
「なにが? しゅとんのこと?」
「違うよ。元の世界の最後の瞬間。美月がかばってって」
「あ。まあ、気を失う前にせっちゃんがありがとうって聞いたと思う」
「それでも、ちゃんと言いたいから。ありがとうな、美月。うちまじ感動だった」
「鯔の詰まりでみんな死んだけど。まったく無駄だったわ」
「無駄って言わないで! うちは本当に嬉しいかったな。美月がうちに守ってくれてって。まったく、一生に一度だけの男らしいの時間」
「チッ。また、男って。なんでせっちゃんがそんなに私を男になって欲しいか?」
またみょうな静寂。その間にせっちゃんが下に向かってベッドの枕を抱きしめた。
「…美月、覚えてる? 子供の頃、みんなはいつも言ったこと、大きくなれば私たちが結婚するって。いつも家ごっこで、美月が夫、うちが妻。それぞれはうちの大切の記憶」
「…覚えてる。私にも大切わ」
「子供の妄想、大人の冗談、いつも知ってるな。それでも… うち、ずっと美月が好き。ずっと思ってた、何時かに結婚する。高校の時に美月が何かが悩んでるて気づいたけど、それでも一緒に幸せになって、家族に作ってと信じた。なのに…」
いっぱいの涙がせっちゃんの目からどんどん落ちた。せっちゃんが赤ら顔で前に向く、目を合わせた。
「なのに、美月が勝手に女の子になるって。これでうちはなんの気持ちをするべき?」
心臓がどんどんドキドキする。せっちゃんが私を好きだった?
「き…」
「は?」
「私だって、ずっとせっちゃんが好き」
せっちゃんがしばらく驚いた顔を見せた。そして怒ってしまう。
「じゃあ、なんで勝手に女の子になったわよ?!」
「それとこれは別の事! 好き嫌いを関係なく、自分がずっと女の子と感じたわ」
「チっ」
せっちゃんが歯を食いしばって、背を向けた。
「これを両想いって… あまり呼べないかな?」
「分かんないよ。うちが好きになった人は、男の美月だ」
「でも男の美月って前から存在がない」
すごくやばい睨みをきかせた。
「じゃあ、うちの気持ちは全部噓なのか?!」
「そういってない…」
「もういい! 美月の事、まったく分かんない。分かるもんか。もう寝る」
せっちゃんが灯火に怒って殴って、光を消した。私もため息をついてベッドに横になった。
両想いなのに。お互い好きなのに。好きなのに、どうしてこんなことを?
せっちゃんが私に嫌いなら、この状況より楽かな? 少なくともこのみょうなもったいない感じがない。
涙がどんどんあふれて、枕を濡らした。
両想いって、こんなに悔しいものなのか?
これは多分、人類歴史の、たった一つ。
最悪最低の両想い。