01 さよなら 刹那
「まだ日本語を勉強中で、練習としてこの物語を書いているので、おそらく多くの部分が間違って書きました。どの部分が間違っているのか、どこにもっと良い伝え方があるのか、教えていただければ嬉しいです。(もちろん、物語に対する感想のコメントもいただけるとありがたいです。)」
「あぁ!」
後頭部に何かが当たった。見ると、バスの後ろから空っぽのPETボトルが飛んでいた。いつも通りクラスの男子がいじめっている。
「やべ、聞いた? 名前通りに声が女っぽいね」
「あの美月だからな」
ため息をついた。緑川美月、男子高校二年生。男子友はいないし、クラスメイトはいつもこうやっている。
「おい やめろ!」
「あ、あいつの旦那が怒ってる」
「はー? 何が言った?」
「何も言ってません~~~」
となりの席から立つのは幼馴染の関口刹那。せっちゃんはすごい美人だし、クールの面もあるし、女子にも男子にも人気ある。でも私を守ると、「美月の旦那」ってよく言われる。そういう呼び方が大嫌いらしい。
私たちは完全に逆だ。家が近くなかったら、多分友達になれないでしょう。私はほかの友達があまりいないので、回るの席はほとんどせっちゃんの友達だ。
「ありがとう、せっちゃん」
「美月も、ちゃんと男らしくなりなさい。はっきり文句しないなら何も変わらないよ」
そんな言葉、傷ついただけだよ。でもそうは言われない。だって…
「分かったよ」
心のない返事。
バスの窓の外を見た。今、私たちのクラスは山に修学旅行へ行く。周りは木ばっかり。正直家に留守番のほうがいいけど、せっちゃんが引きずり出した。
「ねえ、感じた?」
「何かが震えるじゃない」
「地震?」
「おいやばいそ!」
周辺視覚から見た多くの巨大な転石がこっちに向かってる。覚えずに席から飛び降りてせっちゃんを被った。
全身に痛みを貫いて、視覚を失ってしまった。鼻に血の匂いが溢れている。そして、意識の最後の瞬間、たった一人の弱くて、優しくて声が聞こえた。
「美月たら… こんな… 時だけ… りっぱな男らしいよな… ありが…」
過ぎに気づいたら、変な真っ白な空間に浮かばっている。キョロキョロ周りを見ても、全て真っ白。影も何もない。そういえば、自分の体も見えない、感じられない。五覚から視覚だけが残る。でも、全てが真っ白なら、視覚があるって言って正しいのかな?
いきなりに目の前に光が現れて、そしてそこからピンク色のツインテール女の子がでた。顔が可愛い、服がふわふわなアイドルの衣装みたい。彼女が突然体を回して、キラキラしたポーズをとった。
「はーーーーーい! みんなの一番大好きな女神、キラリンだよ! お元気ですか?」
なにこれ、vtuberかよ?
「まあ、死んだばかりなので、元気ないですよね〜! でも大丈夫です! みんなの魂が救って、この空間に移動してあげたんだ。よろこべ、 少年少女! さあ、拍手! パチパチパチパチ!」
この女神めんどくせーかも。 ていうか、私たち死んだのか? まあ...山にあんな程度の地滑りよな。仕方ないか。それより驚いたのは、なんで自分が冷静かな。正直に言えば、前から生きる気力がなかったんだ。だから死ぬか生きているかあまり興味ない。
「生きることを諦めるのはまだ早いよ! あ、そうそう、みんなに声がないでも、キラリンさまは心を読めるだよ! だからこうやって話せる。
ええ? 何でこのクラスを助けた? 実は、キラリンさまもみんなのクラスメイトだから! 神の仕事は面倒し、神々社会の上司がクソ爺し、このクラスにアバターを作ってスーパーウルトラ超楽しい J! K! ライーーーフ!をするんだ。まったく、もっと遊びたいのにこんな風にしぬなんて。
と、に、か、く! みんなの魂が、キラリンさまの前に作った世界に転生するの! せっかく仲良しだし。谷口以外よね、お前だけ真っ直ぐに地獄に落ちろ! アハハ冗談だよ、冗談。ビビってる? ビビってるわよね?」
このダメ神、谷口が嫌いかな? それとも友人の悪い冗談って感じ?
「コホン。あっちの世界は、簡単に言えば、ゲームっぽい世界! MMORPGみたいな世界だ! 皆さんワクワクしますか~~~~? 何でって、キラリンさまがとあるMMORPGが好きだからね。あれだよ、あれ。しんプレイヤーが無料にレヴェル60にプレイできるもの」
やめて、そんな言葉はもう何回も聞いたから!
「後に、あ、この世界はバグがまだあるから、気を付けてね。スキルの効果が変とか、壁にはさまれるとか。メニューから世界アドミニストレータ、つまりこのキラリンさま、に連絡出来る。連絡を読むとバグフィクスに長い時間にかけるかもけど、テヘペロ~!」
なんかやばいことを聞いたのは、想像じゃないよね?
「みんな多分それぞれの場所にはなられるけど、仲良く友達や席が近った人に近くに転生するかも。新しい面倒やろうがない生活を楽しもう! それに、じゃじゃじゃじゃーん、キャラクタークリエイターです! デフォルトは本来の姿けど、プレイヤークラスとか、自分の見た目が選べれるよ! エルフとかおにとかなれる!」
あの真っ白空間に“目”の前に透明なデジタルみたいなウインドウが現れた。私の元の男子姿が映る。キャラクタークリエイターか…え?
口がないので叫べられないけど、魂に一生懸命に大声の思考を伝えてみる。
あの! 女神様! 超JKキラリンさま! お願いがあります! どうか、私、女の子にしてください! 他にもいりません! たった一つの願いです! 出来ないなら… 転生なんていりません!
突然、新しい空間にワープした。真っ白の空間は水色の空間に変わった。キラリンさまも、意識の目の前にいる。
前の移り気な顔より、キラリンさまは今とても優しくて柔らかな表情がある。
「辛かったね、美月」
暖かい笑顔。
「いじめられてる時、いつも手伝いたいけど、あの世界にキラリンは権威がないの。 まあ、旦那の刹那ちゃんがいるからあまり気にしなかった。女になりたいのか。 いつもストレスがたまる顔に見えた、なるほど、あれが原因か。大丈夫。キャラクタークリエイターに性別を選んでる。」
体がないけど、なぜかキラリンさまが抱きしめるのを感じる。目がないけど、まるで、魂の涙があふれてる。
「美月の新しい人生、幸せになるように祈るわ。心の真の姿を果たしてね。時々あの世界をのぞき見守る、何かあったら手伝ってくれるかも。高いレベルが必要けど、心変わりなら、またキャラクタークリエイターをアクセスするアイテムを作れる。ではまた」
真っ白の空間に戻って、キャラクタークリエイターに性別とかパラメーターを変化する。
「さあて、みんな終わった? じゃ新世界にレッツゴー!」
また意識が戻った時、林の中に立った。そばに小さな池がある。
池で自分の姿を見ると、きれいな爆乳エルフと目が合った。長い金髪と耳もある。初心者っぽい服を着たけど、すこしエロっぽい。簡単な木造の杖を持つ。
「本当に女のエルフになった…」
新しい声が鈴を鳴らすようなきれいな音。
死んだけど、今日は人生の最も幸せな日だ。
反省した自分の姿を見て微笑んだ。
「新しい人生… 幸せになれるかな?」
膝を曲げて池の水を触ると、アイテムウインドウが現れて、新な水筒アイコンが入った。
「本当にゲームっぽいよな。ボトルはどっからきたの?」
多分水を飲んだらボトルが消える。
周りを見渡すと木ばかりなので、ランダムな方向を選んで歩いた。他のクラスメイトに出会えるかな。会ったことはいいのか、悪いのか? 女の子になったことを知ったら、どう思うかな? そもそも友達はせっちゃん以外にいないし。 せっちゃんの友達はたまに話すことがあるけど、そんなに仲良くじゃない。
せっちゃんに会ったら…
どうしよう? 女になりたい事を一度も伝えなかった。せっちゃんはいつももっと男になれって言ったし。女になって、それにばくにゅうエルフ、知ったら、どんな反応するのかな?
否定する?
実は、私、ずっと前からせっちゃんが好き。でも女になりたいので、そんな気持ちを隠した。せっちゃんにまた会いたいけど…
手を握りしめた。もう決まったでしょう。女の人生を選んだ。せっちゃんを認めなくても、嫌いになれたとしても、このみちに背を向くない。
数分後に獣の声が聞こえた。戦いがあるらしい。その音に向かいに走ると、大きなしゅとんみたいな獣が一人の少女と戦える。
少し変わったけど、間違いない…
あれはせっちゃんだ。
前の黒髪は長いポニーテールの赤髪になった。それに狐の耳と尻尾もある。両手に大型剣でしゅとんと戦っている。
想像より早くに出会った。まだ心の準備をしていない。
何しようと考える時、もう一匹のしゅとんがせっちゃんの後ろから駆けた。
「あぶない!」
まだ魔法かスキルの使い方が分からないので、つい、せっちゃんとしゅとんの間に走って杖を構える。
でも一撃で飛ばされて、木にぶつかった。HPのウインドウが現れて、かなり損害された。
「しっかりして!すぐ行くから!」
せっちゃんが叫んで、初めのしゅとんを打ち取って、こっちに来るってもう一匹のしゅとんに攻める。
「何かしないと… どうやって、ヘルプ? ステータス? あ。 ヒール!」
杖を前に上げてせっちゃんに魔法をかける。緑の光がせっちゃんを囲んで、傷を治した。せっちゃんの攻撃が早くなって、最後のしゅとんを倒した。
「はあ…」
せっちゃんがため息をついたら、剣を背中の鞘に戻す。
「大丈夫?カヴァーくれたありがとうね」
「大丈夫と思う」
私は立って、自分にヒールする。
「こっちもありがとうね、せっちゃん」
せっちゃんは足を止めて、目を細める。
「その呼び方、まさか、美月?!」
しまった!
「なぜこんな姿だよ?!」
「だっていつも女になりたいから!」
行っちゃった。もう戻れない。
「だから… あの女神様にお願いしたんだ! 女の子にしてって!」
「これ選んだったの?!」
「そう!」
「ふざけんな!」
せっちゃんの顔が怒りで真っ赤に染まっていた。
「これは認めない。納得できないわ!」
「なんでだよ?! 私、中には同じ美月だ!」
「同じじゃないもん!」
「せっちゃっ」
「もう仲良さそうに扱うな。」
胸が痛い。苦しい。でも… それでも…
「分かった。さよなら、刹那サン」
その時、刹那の顔が妙になる。どんな感じか分からないけど。もう、逃げて走るんから。
涙が溢れる。心臓の鼓動が早くなる。
それでいい。もう選択肢は決めたんだから。
どれぐらい時間がかかったのか、どれぐらい走ったのか、分からない。
頭がモヤモヤすぎる。
も気づくたら、新たなしゅとんが横から突っ込んだ。
またHPが下がった。
「困ったな」
私はサポートクラスのクレリック。それにレベル1ばっかり、攻撃魔法なんてない。体力もひくい。
杖で打ってして、引き続き自分をヒールして戦い方できるのかな。
他の選択肢はないからね。
「ハアーーーー! ヒートエッジ!」
いきなり刹那が上から落ちて、赤色に輝く剣をしゅとんの首に振りかざした。一撃で首を切った。まえのしゅとんからレベルアップしたのかな。
私たちに気まずい沈黙が流れた。私はまだ地べたに座っている。刹那は顔を反対側に向けて、表情読めない。
「なんで? 刹那…」
「だって」
刹那の肩が震える。
「だって。だって! もうせっちゃんと呼ばないが悔しいもん!」
こっちを向いた時、刹那の悲しい顔と流れる涙が目に入る。徐々に近寄る。
「どう考えていいか分からない。分かんないよ。でも…」
くすんくすんと、手を伸ばした。
「美月から離れるのは嫌だ。いやだよ。だから… ごめん。一緒に… ね?」
刹那の顔が紅潮した。私の頬も熱くなった。
手を指して、握った。
刹那の手は温かい。
ああ、やはり。
せっちゃんの事、大好き。