表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

67/190

第67話 反省と魔生薬生産

 主人公は、女性二人に情報料としてゴブリンの魔石10個、500GAU相当を渡しました。

 主人公はお金に余裕があるからできる事。

 余裕があるのだから装備を整えないと、と武器屋に行くようです。

 門の前で出会った二人と別れ都市に入った後、俺は武器の補充のために武器屋に来たのだけど。


 やっぱり高いな。


 今回も中古だ。


 と、中古の鋼鉄の剣、中古の鋼鉄の槍、中古の鋼鉄の戦斧を各一本ずつ。


 15万G、20万G、15万Gで総額50万G。


 お金が減るのは一瞬だ。


 まあ、革鎧を自作できるだけでも全然違うけどね。


 今日は既にとっていた宿に戻り、食事をしてベッドで反省。


 まずは、この世界での生き方としての反省になるのかな。


 知り合いだからと、ゴブリンの魔石10個をあげたけど、あまり他人に優しくはしない方が良いような気もする。


 まあ、優しくするのは良いとしても、もっと気を使うべきだった。


 魔石に魔物の名前が書いてある訳では無い。


 鑑定とか、薬師技による簡易鑑定とか、格納箱に入れての名称確認等でないと、ゴブリンの魔石だとは分からない。


 なのに、あっさりゴブリンの魔石を渡したのでは何らかのスキルを持っていると言っているようなものだ。


 後、この世界では、泥棒対策なのか、アイテムを詳細に鑑定すると所有者と言う欄がある。


 複数の名前が入る事も、何も記載がない事もあるが、俺が倒した魔物の魔石だから、俺の名前が入っている。


 それを二人に譲ると言う意思を持って渡したから、彼女達の所有物になっているはずだけど、彼女達が受け取りの意思を持たないと、所有者が変わっていない可能性もあるんだよな。


 まあ、それは多分大丈夫だろうけど。


 問題があれば、ギルドの方から俺に確認してくるだろうし。

 

 問題なのは、なんかトラブルがありそうだしね。あの二人。


 でも、どうしようもないか。


 と、先送り。


 次は、現状確認だけど。


 朝の生産で薬師技スキルがLV11を超えた。


 これにより+1の良品が造れるようになった。


 だから、傷薬とか造りたい気もするが。


 現在のレベルだと、傷薬、各種異常消し、各種治療薬、魔回薬が造れる。


 傷薬は飲み薬なのに傷の消毒作用や傷の治りを早くする薬。


 各種異常消しは、解毒薬とか麻痺解除薬とか気付け薬だ。


 各種治療薬は、病気治療薬とか目治療薬とかだ。


 目治療薬は、粉末又は錠剤の薬なんだけど、目の為の薬なんだよな。


 魔物の血が毒である事が多く、それが戦って目に入ると大変だから、祈願スキルすら持っていない人にとっては常備薬らしい。


 トコロ変わればって事だろう。


 魔回薬は、飲むと半日MP(魔力)の回復力が上がる薬。


 MPの回復力が上がると、それだけスキルの経験値稼ぎに使えるMPが増える。


 それはありがたいが、魔力草の在庫も全然増えていないので、安易に使う気にならない。


 とはいえ、造れるものは一通り造って亜空間収納に入れておいた方が良いか。


 と、以前造った薬研と薬研車を出し、傷薬草1束、魔石Eを薬研に入れ、薬師技に聞くと、魔生薬生成と念じればいいらしい。


 でも、それには従わず薬師技と念じ出てきたメニューから何が造れるかを確認し、傷薬を選択し作成を選択し、薬研車でゴリゴリすり潰していると、自分の魔力(MP)が薬研車を通じて薬に流れ込み変質させているのが分かる。


 十数回ゴリゴリしたら完成した。


 傷薬(+1)3回分だ。


 +1とは、+1の良品と言う意味。


 一瞬で治る魔法薬と違い、魔生薬の治療は時間がかかる。


 とは言え、魔力を込めて造っているので、魔法的効果で治りが速いし、効果の及ぶ範囲が広い。


 例えば、毒とか病気なんて馬鹿みたいに種類があるだろうけど、ある程度解毒薬や病気治療薬で治療出来てしまうのだから、凄い。


 その効果が高いと言う意味で、良品+1だ。


 でも、その代わりに魔法的効果を出す為の力の元になる魔石がFではなくEランクを必要とする。


 まあ、Eランクくらいなら揃えられるけど、より上の良品を造る場合には、魔石のランクもあげないと駄目。


 しかし、Cランク以上の魔石となると今はきついから、今から意識して集めるべきか。


 ここで1年保存期間を延長できる薬包紙を100枚ほど造る。


 原料は亜空間収納内にため込んでいる草や木の葉だが、前に造った紙や普通の薬包紙とは違い、魔力を持って行かれる感じが多い。


 100枚ほど造った後、出来た傷薬を3回分に分けて包む。


 後は、一通り造っておく事にし。


 解毒草と魔石Eで解毒薬(+1)を3つ。


 麻痺解除草と魔石Eで麻痺解除薬(+1)3つ。


 病気治療草と魔石Eで病気治療薬(+1)3つ。


 目薬草と魔石Eで、目治療薬(+1)3つ。


 気付け草と魔石Eで、気付け薬(+1)3つ。


 魔力草と魔石Eで魔回薬(+1)を3つ程造り、それぞれ薬包紙に包んでおく。


 薬包紙に、どの魔生薬を包んだか分かるようにする事も考えた方が良いのかな。


 まあ、鑑定スキルや薬師技スキルの簡易鑑定がある上に、亜空間収納や格納箱から出す時に名称が分かるから俺には必要ないけどね。


 とりあえず、この程度作っておけばいいだろう。


 後、決めておく事があったような気がしたが、今日は、ここまでにして寝る事に。

 本日は、薬師技を使い、魔生薬を造った様です。

 回復魔法が使える主人公にとっては、イザと言う時の常備薬程度なので、数は造らなかったようですが。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ