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第56話 明日は研修だけど

 冒険者ギルドでの講習を終え、女性二人の勧誘を断り、次は何をするのでしょう。

 もう14時半だけど、狩りに行っておくか、と今日は東の門から出る。


 そのまま東へ進み南下して狩りを始める。


 するとゴブリン達16匹だ。


 姿を現し、鋼鉄の戦斧で襲い掛かってみる。


 事前に、自分や武器防具に魔法障壁を付与する事もスキル上げを兼ねてキッチリしておく。


 ゴブリン達は、1対16だから楽勝だと思って突っ込んできてくれた。


 首をはね、心臓を切り裂き、腹を裂く。


 ああ。


 グロイ。


 まだ気持ち悪いが、慣れるまで続けるしかない。


 高いステータスのお陰で、ゴブリン程度だと戦いにならなくなった。


 なので、接近戦の練習をしたのだけど。


 では、何故今まで接近戦をしなかったか。


 こういう奴がいるから、と後ろから奇襲して来た魔鷹に対し、頭上に創った火矢を後方に打ち出して頭を吹っ飛ばす形で倒し、同時に目の前の最後のゴブリンの頭部を鋼鉄の斧で叩き割り止めをさす。


 対ゴブリン戦で動き回っていたのに、キッチリ後ろから襲い掛かってくるなんて、この魔鷹は先読みスキルでも持っていたのか。


 それとも、距離がある時は魔鷹の隠形で俺が見つけられなかったのか。


 しかし、視野が狭くなりがちな接近戦中の敵に対する漁夫の利作戦も有効な手段だ。


 だから、接近戦は嫌と言うか苦手意識もある。


 他にも、武器が痛み経費が掛かるから接近戦はしないと言う理由もあるけど、魔法で攻撃している時も、ぼ~っと立って攻撃していたら、同じように襲われるか。


 でも、近接戦闘系の各種スキルもレベル上げをしておくべきだろう。


 魔法の効かない敵とか出てきた時に困るだろうし。


 ゴブリン達は戦利品処理で、魔石F16個、青銅の剣4、鉄の剣2、こん棒10に。


 魔鷹は、そのまま冒険者ギルドへ売る事にして格納箱へ。


 次は、魔大イノシシが居た。


 少し強めの魔物なので、隠れたまま火矢で倒す。


 これも冒険者ギルドへ売ろうと格納箱へ。


 今日も、狩りの合間に生産系のスキルを上げる為の、木や葉や草を採取していたので、この辺で帰る時間に。


 帰りも、匂いを嗅ぎつけてきたと思われる、魔大狼2、魔狼12匹を火壁で牽制しながら火矢で倒す。


 火魔法スキルがLV12になり、火壁は12枚も造れる様になっている。


 だからと言って無計画に造ってもMPの無駄だし、あまり火壁を出し過ぎると火壁を無視して突っ込んでくるようになるらしい。


 そうなると、毛が燃えて毛皮にならないし皮とか傷むだろうから、そうならない様に上手に使う火壁を必要がある様だ。


 まあ、その辺も火魔法スキルや魔法使い技が教えてくれるので、学び身に付けて行こう。


 しかし、魔狼程度なら、あまり怖くなくなってきたな。


 そろそろ接近戦を試してもいいころだろうか。


 そんな事も考えながら、全て冒険者ギルドへ売ろうと格納箱に。


 それで都市に帰還した。



 宿は、少し不便だが食事が美味しい宿へ。


 5000G払い、もう遅かったので、食堂兼飲み屋で食事をしてから部屋のベッドへ。


 明日は、朝から冒険者ギルドの研修だ。


 格納箱は兎も角、亜空間収納は使えないだろうから、果物や現金など、幾つかのモノを格納箱に移す。


 格納箱の黒い箱を出しておいて、そこに手を突っ込み亜空間収納から物を出すと言うテストもやってみたが、スキルに確認した通り問題なく出来たので偽装は可能だ。


 後は、力を隠して講習を受ける為には何が必要だろうと考え、裁縫スキルで魔牛の皮を使った大き目の革のバッグを作る。


 鍛冶師技スキルを持っていない為に金具が造れないので、ベルトの長さ等の調整が必要ない肩掛けタイプの大きいのを。


 とりあえず、思い付いた準備を終え、魔力魔法等のスキル上げを幾つか行ってベッドに横になる。



 ベッドに横になり思い出すのは、二人の女性と今日の収入かな。


 まあ、二人の女性については自分の身の安全を考えると、諦めると言うか、関わり合いになるべきではない。


 それで良いだろう。


 もっと強くなれば、違ってくるのかもしれないけど。


 次に、収入だけど。


 百万GAUを超えるとはな。


 今までは倹約の為に我慢して来たけど、娯楽に走っても良いかも。


 となると、この世界の文化水準だと、酒、女、博打かな。


 酒については、お店で売っていたので、これから食料や調味料だけでなく、お酒も購入して寝る前に楽しむとか夜の食事の時に飲むのでも良いんだろうな。


 正直、値段は高そう。


 だから、料理スキルに自分で造れないかな、と聞いてみると造れるそうです。


 簡単なのは、果物とかを発酵させるタイプか。


 次が、麦芽を使ったり、蜂蜜をつかったりとかかな。


 でも、ビールだとホップに該当するモノがあるのか。


 ミード(蜂蜜酒)は、馴染みが無いとかあるか。


 蒸留酒までは、今の処求めないし。


 となると、大量の果物とか、樽・ビンが必要になるのか。


 まあ、これについては、お金を稼げるようになったのだから買っても良いし、この世界で売られているお酒をある程度楽しんでからで良いかな。


 次は、女だけど。


 この都市に着いて歩きながら少知に聞いたのだけど、この都市にも娼館はある。


 それも、結構数は多そう。


 今日出会った二人の女性には、仲間になるのを断る為に俺は性欲が強いって感じで言ったけど、正直のこの体の性欲の強さは良く分かっていない。


 と言うのも、性技スキルで性欲を抑えてあるから。


 それを解放して、娼館に行くのも有りだけど。


 と、少知に聞いた処、一晩が数百GAUから数十万GAU。


 え~と。


 多分、いい女だと一晩数百万円相当必要って事?


 安い方の一晩数千円程度って言うのも酷いけど。


 安いのは、多分問題があるだろうから、もっとお金が貯まってからかな。


 残るのは博打だけど、多分ヤバそうな連中が絡んでるよね。


 と、少知に聞いたんだけど、この都市の領主がやっている認定のモノと、非合法のとがあるんだって。


 となると、どちらにも絡みたくないから、どっちも御免かな。


 一人で遊べるゲームで、自分で造れるモノって何かあったかな。


 トランプや双六みたいなのも、作れるだろうけど、1人でやるのは。


 やっぱり、娯楽も奴隷の従者を手に入れてからかな。


 その為の資金集めの為に、娯楽もしばらくは我慢しよう。


 多分、魔牛を売りまくると、あっという間に資金は出来そうなんだけど。


 でも、悪い意味で目立つだろうから、長期計画だな。


 他にも、資金集めできる事があると良いんだけど。


 それに、奴隷云々を考えないとしても、体の欠損すら治せるエリクサーの入手及び入手できるだけの蓄えも必要だろう、


 足を魔物に食われてしまったから冒険者廃業では、奴隷に落ちるしかないみたいだし。


 はあ。


 まだまだ贅沢は出来ないか。


 後は、娯楽にどういうモノがあるか、焦らず情報収集か。


 皆生きるのに精一杯で、あんまり無さそうとは思うけど、貴族とか王族とかも居るみたいだし、そう言う人は娯楽についても考えていそうだけど、どうなんだろう。


 人間狩りとかやっていて、俺が狩られたりして。


 そうなったら、俺の方が狩人になるけどね。


 その為には及びそんな事を回避する為には、もっと俺が強くならないと駄目なのか。


 やっぱり、娯楽は後回しにして強くならないと。


 そんな事を考えていると、眠気が襲ってきたので寝る事に。


 さて、明日は出来るだけ力がバレない様に研修を受けないと。


 そう思いながら、眠りについた。

 転生者という事に気付かれず、1泊2日の研修を受けられるでしょうか。

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