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第26話 次の転職先

 2級職は、あと少しで一通り極められそう。

 次は、3級職。

 後3つの2級職を極めれば、3級職に移行しても問題はない。


 3級職の職業は、戦闘士、狩人、薬師、魔物使い、神官、黒騎士、白騎士、鍛冶師、魔導士、隠密、魔法戦士、錬金術師の12種類。


 さて、どれが良いのだろう。


 俺の場合は、これらの職業に就く為の転職条件を転生時に満たしているか又は2級職である下級職でレベル上限になる事で転職条件を満たし転職出来る様になる筈だ。


 でも、この世界に生まれた転生者以外の人達は、そんな風に簡単に転職出来る職業が無い人が多いそうだ。


 なお、戦闘士は戦士でレベル上限になれば全員が転職出来る。


 他にも、薬師は薬草師で、魔物使いは動物使いで、錬金術師は付与師でレベル上限になれば、転職出来るらしい。


 これに対し、狩人は木こりが、神官は信者が、鍛冶師は採掘士が、魔道士は魔法使いが、隠密は斥候がレベル上限になった事が転職条件の一つだと言う事は分かっている。


 しかし、それだけでは転職条件の全てを満たす訳では無い。


 実際に、レベル上限になっても転職出来ない人が大勢いるのだから間違いない。


 それらへの転職は、別途修行やスキルの取得が必要と言う事らしいのだが。


 その中で、確実に分かっている転職条件もある。


 例えば、感知系のスキルを手に入れた者がその直後に狩人や隠密に転職可能となったと言う事実も多くあり、それらの事実から転職条件が分かっている。


 また、複数の職業でレベル上限になる事で間違いなく転職出来ると言われている職業もある。


 白騎士と黒騎士と魔法戦士だ。


 白騎士は騎士と信者で、黒騎士は付与師と騎士で、魔法戦士は魔法使いと戦士でレベル上限になる事で転職条件を満たすようだ。


 なお、厄介なのか神官らしい。


 と言うのも、正確な転職条件が分からないらしいのだ。


 とは言っても、大まかな転職条件は見つかっている。


 それは、信者で身に付けたスキルの『祈願』を数万回以上行う事。


 しかし、人によっては数十年祈願し続けても神官への転職条件を満たさない人がいるらしい。


 それについて、信者技や神官技や聖者技の裏技である神託を受けた者からの情報だと、神官への道を逆に進む行為をすると、例え祈願を一生続けても神官にはなれないそうだ。


 まあ俺の場合は、少知に万能系の転生者と教わっており、6級職以外については、下位の職業のレベル上限になる以外の転職条件を満たしているらしい。


 だから、神官にも転職出来るだろうし、現に信者からの転職時以降は神官へ転職出来ると出ていたので、もう既に関係ない情報ではあるのだが。


 ちなみに、生まれつき神官への転職条件を持っていたとしても、その下位職である信者になっていないと神官へと転職出来ない人が殆どらしい。


 その理由を推測しようかとも思ったけど、無駄だから止めた。


 そう言う理に創られている、で良いし。


 まあ、信者で身に付ける信者技スキルを持っている事が、その上位職である神官への転職条件とかなのかな、程度は考えたけどね。


 まあ、俺以外の人達も、下積みをして強くなれって世界だって事で良いのだろう。


 もっとも例外が幾つかあって、職業の祝福と呼ばれる職業名の付いた強力なマジックアイテムの場合、いきなり下積み無しでその職業に就けるらしい。


 しかも、その下位の職業の職業スキルも持った状態で。


 つまり、下位の職業の転職条件も見たしているらしい。


 しかも、下位の職業で一定のレベルになる事で取得するスキルに付いても取得しているのだから、マジックアイテムが強制的に其の職業までの経験をくれるのかもしれない。


 また、職業の宝珠と呼ばれる職業名の付いた宝珠の場合、その職業の転職条件を満たせるらしい。


 しかも、その下位の職業の転職条件も満たす形で。


 でも、職業の雫と言うマジックアイテムだと、今現在の職業のレベルを1上げるだけらしいが。


 なお、村人に生まれた人が、最初の転職時にいきなり4級職の魔究師を選択できると言った事も、極まれにあるらしい。


 生まれつき転職条件を満たしていると言っても、その内容には種類があるのかもしれない。


 まあ、俺については、その辺を深く考えてもしょうがないのかな。


 下積みをして強くなっていくしかない事は、最初の転職時に2級職しか選択できなかった事で、ハッキリしているし。


 とは言っても、気になったので、少知に聞いてみたのだけど返事は無かった。


 人の知りえる情報ではない様だ。


 ゲームの裏技的な事が、この世界にもあるのか、とも思ったけどゲームではないし、と思った処で思考を元に戻した。


 で、次に何になるかだけど、状況によるよね。


 でも、早ければ明日には3級職を極める方向に進んでしまう。


 なら、今の内に鑑定や少知少能スキルで各職業の内容を確認してから決めよう。


 と確認すると、やっぱり神官かな。


 傷を癒し、毒などを無効化出来る回復魔法を使えるようになるのは大きい。


 HP回復スキルは、ノーマルスキルである上にレベルが低いからか回復はカメの歩みだしね。


 更に、回復魔法のレベルを上げて行くと、死からの蘇生まで出来る様になるのは大きいよな。


 と言う事で3級職最初の職業は神官になろう。


 実は、攻撃力アップのために魔法使いの中級職となる魔導士にも期待したのだけど、得られるのは水魔法で、特に強化される感じも無かったので。


 まあ、攻撃の為の選択肢は増えるのだろうけどね。


 と、転職先についても予定も立てた。

 次の転職先は、神官に決めた様です。

 戦いが前提の世界。

 回復魔法、欲しいですもんね。

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