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第170話 今日の予定は

 装備品となるアクセサリーに付与されたスキルの力や使い勝手を試してみました。

 それを終えて朝食へ。

 朝起きた後ベッドの上でアクセサリーに付与されたスキルを使い、色々と試した。


 それを終えて朝食へ。


 朝食をほぼ終えたタイミングでカトレインが「今日はどうするのですか?」と聞いて来る。


 「今日と言うか、今日と明日は魔物を倒して職業経験値を得る日だよね」と聞くと。


 「他に優先すべき事があるのなら、そちらを優先しますけど」と冷静な返事。


 うん。良い傾向だろう。


 この世界では、焦ったりするとアッサリ死にそうだし。


 「今日は狩りに行って、良さそうな魔物がいたら成長の雫を使う事になると思う」


 そう言うと、二人の表情が引き締まった。


 「私は何時転職するのが良いのでしょうか?」とクトリアが一応確認と言う感じで言ってくる。


 「ああ。魔物と戦闘となる直前で良いと思うよ。転職直後は俺が魔法で倒し、直ぐにレベルアップさせるから」


 と言うと、想定していた返事の様で頷くクトリア。


 俺は、食事を終えて、食後のスキル上げに向かう事とした。



 朝のスキル上げと彼女達との訓練。


 それを終えて、冒険者ギルドへ緊急事態の確認。


 少知スキルに俺の事を探っている人が居るかどうか確認したが、いないとの返事。


 それでも毎日受付の裏に行くと、また誰かの関心を買うかもしれないので借家に戻る。


 そして二人と合流して、今日は東門から出る。


 いつもの様に、魔法障壁を張り全員で警戒しながら進むと、ゴブリン12匹の集団が居る。


 それを伝えてクトリアに動物使いに転職してもらう。


 「これが転職なんですか」と言いながらステータスウィンドウを確認しているクトリア。


 「ああ。流石にLV26から比べるとLV1はステータスが落ちているから注意してね。

  まあ、ゴブリンを倒したら最低限のレベルアップは出来るから少なくともそれまでは」


 「はい」


 その返事を確認し、彼女達の方へ魔法障壁の起点を移し、こちらを発見して嬉しそうに突っ込んでくるゴブリン12匹を槍で倒す。


 「今日は、槍なんですね」と不思議そうに聞いて来るクトリア。


 あれ? 彼女達の前で槍を使ったのは初めてだったかな。


 「槍もスキルを取得したいからね。

  まあ、俺が無理でも君らが興味を持った結果取得できるかもしれないし」


 そう言ってクトリアを見ると。


 「あ。レベルは8になりました。大丈夫だと思います」


 「そう。じゃあ、いつもの様にもっと東へ進んでから南へ降りよう」


 「はい」と二人の返事は元気だな。


 まあ、気負うなと言うのは無理だろうから、俺が注意するしかないな。


 都市から東へ14キロくらいの地点で、南に下りると良い感じの魔物がいると気配探索で確認できたので、そこから南へ降りる。


 最初は、魔トカゲだけど、それは普通に火矢で倒す。


 次は、魔熊。


 なので、ここから成長の雫を使うと二人に伝え、格納箱から取り出して使用する。


 さて、これから一時間が勝負だ。


 こちらを発見し突っ込んでくる魔熊を火矢16発で倒す。


 それを格納箱に入れ更に南へ行くと、目当てのオーガ4匹。


 岩に隠れながら接近していたのだけど、敵に発見されてしまう。


 ああ。鼻が動いていたな。


 こちらが風上だったか。


 彼女達を後ろに下げて、火壁で牽制しながら、火矢16発を一匹に集中させて撃つ事4回。


 首を破壊された4匹は全部地に伏した。


 格納箱にとりあえず収納して彼女達の方を向くと。


 「転職可能になりました」とクトリア。


 「私は、もう少しです」とカトレイン。


 クトリアが「戦士に転職して良いのでしょうか」と聞いて来るので。


 「まずは、魔物使いのチェックと記録だね」


 「あ。はい……。魔物使いは、転職先にあります。レベル上限はLV36です」


 「と言う事は、レベル上限の基礎から見て+6か。多分精霊使いの才能アリと言う事だろうな」


 そう言うと羨ましそうに、クトリアを見るカトレイン。


 「魔力矢」


 そう言って魔力矢を放ち、上空から3人の死角をついて攻撃してこようとしていた魔大鷹の首をはねる。


 「えっ」と二人とも驚いている。


 「俺が、外で転職するのを嫌がる理由が分かったよね。

  まあ、今回の場合はして問題は無いのだけど、ちゃんと警戒はしないと、ずっと隙を狙っている様な魔物も居るようだから」


 そう偉そうに言うけど、今回の魔大鷹は警戒していても気が付いたかどうか。


 偽装スキルか何かで、俺も距離がある間は見えなかったし。


 でも、魔物以外を通すように設定し50メートル程度に張っていた時空間魔法の結界が破られたタイミングで、察知スキルも探索系スキルも反応し、敵が感じられる様になったんだよね。


 結界が破壊される度に自動で結界が張り直される設定にしておいてよかった。


 まあ、魔法障壁で防げたとは思うけど。


 二人を見ると落ち込んでいる。


 「それで、カトレインの転職は、どうなの?」


 「あ。もう少しです」


 「そう。あっちにオークの群れが居るから、それを倒して終わりにしよう。その前にクトリアは転職ね」


 そう言うと、二人は元気を取り戻す。


 うん。落ち込んでいる処を狙ってくる魔物も居るかもしれないしね。


 オーク12匹を倒し、今日の狩りを終えて都市に帰る事に。


 カトレインは、直ぐに転職したいとは言わなかった。


 まあ、あんな事があったばっかりだし。


 今日の御礼エッチが楽しみ。

 クトリアは転職し、カトレインは転職可能になりました。

 主人公は順調に二人を鍛えているようです。

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