表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

16/190

第16話 移動しながらレベル上げ

 移動しながら、この世界の各勢力について確認しました。

 その後も、この世界についての確認を続けていますが、他にもスキルや職業のレベル上げもしています。

 すっかり周りは暗くなった。


 この世界の月も、今の処は前の世界と同じ感じか少し小さいくらいで異世界感は無い。


 そして、今は満月に近く、月が明るくて周りがうっすらと見える状況。


 その上、暗視スキルを取得してあるので視界に不便はない。


 俺は、無い事に偽装、秘匿、隠形を自分自身にかけて歩き続けている。


 焚火をして休憩しようかとも思ったが、周りが真っ暗なのに焚火は目立つので止めた。


 となると、一か所にとどまるか移動するかで悩んだのだけど。


 結局、留まるのに良い場所が分からなかったし、姿を隠して一晩中歩き続けても結果は変わらなさそうだし、早く町に辿り着きたいと、木や岩山や森には近づかない様に歩いている。


 正直、移動する方が危ない気がするのだけど、何故か大丈夫って先読みスキルが教えてくれている感じ。


 あの竜王と精霊王の戦いの余波で、強い魔物がこの辺には居ないのかもしれない。


 なお、森等に近づかない理由は、先ほどの竜王と精霊王の戦闘で危機に対する対処が必要だろうと危機探索をLV1で取得し使用してみたら、森等の中や近辺には危機がいっぱいあるから。


 この世界は危機でイッパイの様だ。


 最初のスキル選択で選んだ感知系スキルである気配探索も同様に、危ないって知らせてくれるしね。


 なお、気配探索スキルは、MPを使い周りの気配を探索するスキル。


 危機探索は、気配でなく危機を探索するタイプのスキル。


 他の探索系としては、魔力、熱、悪意、罠の探索があるそうだが、基本の探索系と言う事で、まず最初に気配探索を取得した。


 探索系は最大LV*1キロメートルの範囲を探れるが、それだと膨大な魔力を使って穴のある探索しかできないようだ。


 現状だと、LV*5~500メートル程度での使用がお勧めと気配探索スキルからの指示があった。


 なお、実際に使ってみても、感知した対象が現れたり消えたりする等あり探索に漏れがありそうと分かったけどね。


 また、常時探索と任意のタイミングでの探索の両方が可能。


 常時探索は、意識の一部をずっとそれに割り当てて周りの気配を感じているため鬱陶しくもあるが、生き残る為にはなれるしかないだろう。


 なお、任意タイプでしっかり探索した方が漏れはなく、距離や相手の強さなどの気配もより感じられる。


 また、危機探索は、危機の大きさを何となく教えてくれるのだけど、危機の内容について具体的には教えてくれない。


 それは、レベルが上がっても同じようだ。


 まあ、危機と気配探索の合わせ技で、どう言う危機か分かる様な事もあるかもね。


 次に、気配探索と同く最初に取得した感知系スキルである『察知』は、自身に向けられた意思、視線、魔力、敵意、悪意等を感知するスキル。


 探索系がこちらから探しに行く能動的な感知系だとすると、察知は向こうから向きられた何かを感知する受動的な感知系。


 距離に限界はないが、近ければ近い程感知しやすく、LV1で気配(意思、視線等)、LV6で熱、LV11で魔力、LV16で悪意、LV21で危機と感知できる事が増える上に感度が上がるようだ。


 まあ、気配の感知と言う曖昧な表現からも分かってもらえるかもしれないが、気配には音や匂いや空気の動き等だけでなく、熱、魔力、悪意、危機も当然含まれているから、その感度がより上がるって思っていた方が良いらしいけど。


 これら感知系のスキルに頼りながら、月夜の平原を歩く。


 幸い、今は秘匿・偽装・隠形スキルにより、この辺りに居る魔物からは姿は見えない状態なのだろう。


 時々発見する魔物を魔力魔法の『魔力矢』で倒し、戦利品を回収し、様々なスキルのレベル上げをしながら移動している。


 レベルアップによりステータスの耐久が上がったので、徹夜しても大丈夫な感じ。


 その事もあり、更にステータスを上げるために、可能な限り魔物は倒すようにしている。


 と言っても、人族や魔物の死体の魔物であるゾンビ。


 人族や魔物の骨の魔物であるスケルトン。


 小鬼とも呼ばれる子供の様な身長に緑色の肌。


 そして、凶悪な面構えをしたゴブリン。


 魔物化した動物と思われる魔コウモリ、魔蛇、魔トカゲ、魔イノシシと言った、魔虎とは比べ物にならない程弱めの魔物にしかあっていない。


 なので、正直助かっている。


 まあ、今なら魔虎と戦っても前よりは楽に勝てるだろうけど、断言は出来ない程度の強さと言う認識だから。


 戦利品は、ゾンビの魔石F23個、スケルトンの魔石G32個、ゴブリンの魔石11個、鉄の剣4本、鉄の槍5本、鉄の盾4個、こん棒2本、革の鎧4セット、魔コウモリの魔石F22個、魔コウモリの羽12枚、魔蛇の魔石E6個、魔トカゲの魔石F6個、魔イノシシの魔石F12個、魔イノシシの皮12枚、魔イノシシの肉48個、が一晩の成果だ。


 実は、戦利品向上スキルと言うのも手に入れていて、戦利品に結構期待した部分もあったのだけど、敵が弱すぎて効果が無かった感じなのかな。


 戦利品向上スキルは、戦闘により失われた相手の魔力や生命力、俺自身の魔力、空間に満ちている魔力であるマナを使い、戦いによりボロボロになる事もある戦利品を再作成・補修・強化するスキルとの事。


 強化とは、力や魔力の塊である魔石に失われる力(魔力やスキル)を込めたりする事らしい。


 それによって魔石の評価が変わる事もあるらしいので、それで将来の収入が増えるかもと選んだ。


 しかも強い魔物を倒した時に、世界の理からの御褒美と言う感じで宝箱が出て来る事があるそうなのだが、その宝箱が出やすくなったりするようだ。


 なお、魔物を倒して得たのは戦利品だけでなく、職業経験値も得ている。


 実はレベル上限20だと、経験値は443,168で上限になる。


 本来ならレベル上限になれない獲物だったが、取得する職業経験値が経験値増加スキルにより18倍となる効果は大きい。


 だから街道までの移動中に6度ほどレベル上限になった。


 それで、何に転職するかだが。


 薬師系の職業を極めて行くのならば、薬師へ転職だった。


 しかし、レベル上限は30になる。


 この世界の理では、LV1からLV2になるには経験値が100必要だが、そこからは1.5倍ずつ必要な経験値が増える。


 なので、LV10で7,489。


 LV20で443,168。


 LV30で25,566,608必要になる。


 これらと魔物を倒して取得した職業経験値とを比較して考えると、LV20までなら現状でも直ぐなれるが、LV30だと魔虎クラスを倒しまくる必要がありそうなのだ。


 また、転職したとしてもその職業で得たスキルを失う事は無いし、得た転職条件は失わないし、簡単に少知少能の使用可能回数を増やすための日数を減らせる等のメリットがある。


 なので、レベル上限20の職業、つまり星が2つの下級職を一通り経験しようと決めた。


 まあ、問題点としては、転職とレベル上げでその職業で得られるスキルを得たとしても、系統の違う職業に就いていると職業の恩恵が無いので、取得する経験値が半分になる。


 結果、器用貧乏になると言う問題点もあるらしいが、経験値増加スキルを持っている俺には、あまり関係のない事なので此れは無視できるだろう。


 他にもスキルが喧嘩する等あるとされていると、少知スキルには確認した。


 では実際に不味い選択なのかと小知スキルに聞くと、返事は無かったので、多分やり様なのだろう。


 と言った感じで疑問が出る度に少知スキルに聞いて、この世界について、これからの事について考えながら魔物を倒し、転職を繰り返す事となった。

 早速、経験値増加スキルの恩恵を受けて転職しているようです。

 主人公の場合、転職を繰り返す事で少知少能スキルを鍛える事にもなるので、転職を繰り返すようです。


 気が付いたら、準備してあったストックが尽きていました。

 慌てて下書きを推敲して投稿したので、不備が無ければ良いのですが。と言うか、

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ